周藤先生の「真の父母と共に歩んだ人生」より
『韓国の映画館で、お父様の真後ろに座って考えたこと』です。
☆
韓国の映画館で、お父様の
真後ろに座って考えたこと
真後ろに座って考えたこと
1969年に43双の祝福を受けてから、
しばらくして、私は真の父母様(文鮮明先生ご夫妻)に、
ある決意を込めて手紙をお捧げしました。
不思議なことに、それ以降、約1年半の間、
毎月訪韓し、真の父母様にお目にかかるようになりました。
当時、真の父母様がいらっしゃったのは、
ソウルの青坡洞の前本部教会でした。
その2階の「ベランダ」 と呼ばれる場所で報告をし、
ご指導を受けるのが常でした。
☆
ある日のことです。「ベランダ」には、
真のお父様(文先生)と共に、金元弼先生(3弟子、36家庭)と
金榮輝先生(同)、そしてもう1人、
韓国の先生がいらっしゃいました。
その日も、ご挨拶をしたあと、
報告をして、み言を受けました。
そして、全てが終わると、真のお父様が、
「映画でも見にいこうか」とおっしゃり、私もついていったのです。
着いた所は小さな映画館で、作品は白黒でした。
映画というと、日本や欧米では、
男女の横的な愛に感動して涙を流すものが多いと思います。
しかし、韓国の映画は、男女の愛を描くものもあるでしょうが、
それ以上に深い親子の愛で涙する場面が展開するのです。
このときも、皆、それを見ながら
泣いたり、笑ったりしていました。
ところが私は韓国語が分からないので、
一人だけ、泣いたり笑ったりできず、暇を持て余していました。
それで、どうしたかと言えば、
目の前の席に座っていらっしゃった
真のお父様の頭を見ていたのです。
正に50センチくらい後ろからです。
私は真のお父様の大きな頭をずっと見ながら、
”このお父様の頭の中には何が入っているのだろうか?”
と考えてみました。
☆
すると、このような思いが湧いてきたのです。
”お父様の頭の中には、人類が誰一人として解き明かすことの
できなかった天の秘密が入っているんだ。
それは、人類が切に探し求めてきた内容であり、
神様が教えたくても教えることのできなかったものだ。
それを、お父様はお独りで解明されて、
神様の承認まで受けられた。
それを天の真理として私たちに教えてくださっている。
この頭はどれほど貴いものだろうか。
このお父様の頭なしには、人類の行く道がないのだから―”
☆
こう考えると、深い感動が抑えられなくなってきました。
そのうちに、真のお父様の歩まれた路程が
次々に浮かび上がってくるのです。
そして、映画のスクリーンが白く輝いた瞬間、
お父様の髪の両側が真っ白に光りました。
このとき、私は衝撃を受けました。
当時、お父様はまだ満50歳を超えられたばかりでした。
それなのに、髪の毛が真っ白だったのです。
ふだんは黒く染めていらっしゃいますから、
特に何も感じませんでしたが、普通であれば、
まだ、そんなに白くなるお年ではありません。
私の頭には、真のお父様が受けられた、
興南でのご苦労、また凄惨な拷問、
そのような場面が順番に浮かんできました。
お父様は、ただ、神様と人類のために、
想像もできないほど悲惨な道を行かれ、
血みどろになって闘ってこられたのです。
また、さらに行くべき道が残されているかもしれません。
そのようなお姿を思い浮かべながら、
”なぜ、こんなに正しい方、清い方が、
このような目に遭わなければならないのか”と思うと、
あまりにも切なく、かわいそうで、
その思いを抑えきれなくなってきました。
声を出すことはできないのですが、
真のお父様を後ろから抱き締めたい衝動に駆られ、
ただただ涙が流れ続ける時間が過ぎていったのです。
☆
映画が終わると、真のお父様と先生方が席を立たれたのですが、
私は顔がくしゃくしゃになっているので、恥ずかしくて、
下を向いたまま後ろからついていきました。
お父様が、「食事に行こう」とおっしゃって歩いていたのですが、
先生方は横に並んでいろいろ話をしていらっしゃいました。
私は、お父様の後ろを歩いていったのです。
☆
そのとき、それまで一度も
体験したことのなかった思いが湧いてきました。
それは、”真のお父様の背中の中に入って、
消えて、自分がなくなってしまいたい”という衝動です。
私は、”この気持ちは何だろう?”と思いました。
このときには分からなかったのですが、
あとから祈ってみて気づいたことがあります。
それは、血統転換の一番の中心問題として、
私たち堕落人間は、罪なきアダムの
骨髄に入らなければならないということです。
骨髄というのは、骨の中心、それは
中心の中の中心ということですから、心情を意味します。
ですから、罪なきアダム、すなわちメシヤの
心情の中心に入りなさいということです。
私が、真のお父様の背中の中に入りたいという衝動に駆られたのは、
お父様の心情の中に入りたいということだったのです。
真の父母と共に歩んだ人生(七)
一九七〇年代初頭、韓国での真の父母様との心情的な出会い
2022.6世界家庭より
一九七〇年代初頭、韓国での真の父母様との心情的な出会い
2022.6世界家庭より
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文先生が白髪であったのは、知っていましたが、
まさか、50代でも白髪だったとは。。。
当時の写真などでも、そのような姿を見たこともないですよね。
『真のお父様の背中の中に入りたい・・・』
文先生を慕えば慕うほど、
こんな思いにさせられるのではないでしょうか。
イエス様を主として仰ぐクリスチャンたちも、
どれだけイエス様に恋焦がれて、
まさに背中の中に入りたいと思って
会いたくてたまらないのではないでしょうか。
文先生は、イエス様と同じように地上にはおられません。
しかし、心情の中に入りたい・・・と思って、
日々を過ごすことがみ旨を歩む、
原動力になることは違いないのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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