浅川先生の「天活のすすめ
〜天国への準備はできていますか」
今回は、『真の愛を実践する』です。
☆
「真の愛を実践する」
人間には、死んでも直らない性格があります。
心の根となっているので「心根」といいます。
人は、心根を身につけて霊界に行くのです。
火葬して消滅するのは、
目に見える肉身と所持品だけです。
見えざる心根は何千度の熱でも燃えません。
霊人体とともに、霊界に持参していきます。
人生の結実は、心根だけです。
心根が、「真の愛」になっていれば、
天国に行くことができるのです。
「真の愛」とは、人を愛して与え、
それを忘れて、また与える愛です。
真の愛を体得していれば、
「天国」で豊かな衣食住生活ができます。
すべて可能です。
天国は、真の愛を実践する人だけが住む世界です。
相手の幸せだけを考えて実践するのが天国人です。
それゆえ、真の愛の心根を身につけることが、
天国準備活動、“天活”なのです。
「お金が人生のすべて」と考える心根の人が、
「愛が人生のすべて」と考える心根に変わるのは、
簡単ではありません。
☆
文鮮明(ムンソンミョン)先生は、次のように言われます。
「地上で生きた人があの世に行って、
突然変わることはできません。
『三つ子の魂百まで』という言葉がありますが、
もって生まれた性格は直すのが難しいのです。
あの世に行っている霊人体は、
地上で暮らしてきた内容と特別に違うのでしょうか。
突然に変わるのでしょうか。
そのようなことはありません。
地上で生きた、その姿どおりに
収穫されていくのです」
☆
ある男の物語をします。
この男は金だけが人生のすべてと考えていました。
何十年も生きるうちに、
そのような人生観が身についてしまったのです。
「人はお金をやらなければ動いてくれない」、
また、「自分が苦労したからには、
必ずお金をもらわなければならない。
たくさん苦労したら、たくさんお金をもらうべきである。
またお金をもらえないなら働かない」。
そのくせ、この男は天国に行きたかったのです。
さて、この男が死んで霊界に行きました。
霊界に行くと、川が流れていました。
広い川で、その川を渡ることができません。
川べりに一人の船頭が船の上に乗っていました。
どうやらこの船頭に頼めば、
川の向こう岸まで連れていってくれるようです。
この男はその船頭に、「船頭さん、船頭さん、
ぜひ向かい側の岸まで乗せていってもらえませんか。
向こう岸まで連れていってくれたら、
たくさんのお金を払うよ」と頼んだのです。
この男は、お金を払わなければ、
人は人のために働かないと思っているのですから、
「向こう岸まで連れていってくれたら、
お金をはずむよ」と言ったのです。
この言葉がこの船頭さんに不思議な印象を与えてしまいました。
随分不思議な人であると思って、
異星人を見るように、この人を見たそうです。
この天国の住民である船頭さんは、
朝から人のために尽くすことしか考えていないし、
そのことしか考えられない人だったのです。
報酬も一切、頭の隅にさえ考えたこともありません。
ただただ人のために尽くしてあげたい、
そう思って生きてきたのが、この天国の船頭だったのです。
ですから、何かをしてくれたらお金をはずむ、
この考え方にはびっくりしてしまいました。
「あなたはここの住民ではありませんね。
今までたくさんの人を向こう岸に連れていきましたが、
お金をはずむよと言う人はいません。
いったいあなたはどこから来たのですか」
としみじみと聞いたそうです。
この男は向こう岸に渡ってから、
会社に勤めて働こうと思っているのですが、
これだけ働けばいくらもらえる、時給はいくらなのか、
そういうことばかりしか考えられなかったのです。
ところが天国は、そうではありません。
先を競って人のために尽くすことだけが喜びの世界なのです。
ですから、働いたことに報酬を要求するこの人は、
あまりにも不思議な人、おかしな人だと思われるようになります。
結局、彼は恥ずかしくなり、
到底天国には住めないと思って去っていったのです。
以上が天国に行けなかった男の物語です。
☆
天国に行くためには、愛して忘れる心根を
しっかり身につけなければなりません。
計算高く生きては天国に行くことはできません。
文鮮明先生は、次のように言われています。
「天国は与えながら生きるところです。
良いものを与えたあとも、もっと良いものがあれば、
それをまた与えたいと思うのが父母の心です。
赤ん坊にどんなに晴れ着を着せ、
どんなに良いものを食べさせたとしても、
それで満足するのではなく、
『もっと良いことをしてあげられないか』
と思うのです」
浅川勇男・著
(光言社刊『“天活”のすすめ〜
天国への準備はできていますか』より)
第五章 天国への愛磨き
「真の愛を実践する」
(blessed life)
(光言社刊『“天活”のすすめ〜
天国への準備はできていますか』より)
第五章 天国への愛磨き
「真の愛を実践する」
(blessed life)
☆
人生の結実は、心根だけである。
心根が、「真の愛」になっていれば、
天国に行くことができる。。。
恐ろしくもあり、またこれが現実であるとも言えます。
『恐ろしく』と書いてしまいました。
まだ私の心根はどうなんだろう、と思ってしまいます。
人の喜びを自分のように喜べる、
与えることに周知徹底する
そんな人生を送っているだろうか。。。
まだまだ修行が足りないな。
そんな風に思わされます。
この世の価値というものは、
あの世、霊界に行っても通じないのです。
どんな億万長者になっても、
どんな地位、名誉が与えられても
霊界では何の価値もないのです。
文先生ご夫妻のように、
為に生きる人生を生涯の指針とする、
そんな信念を持たなければ、と思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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