私たちが霊界に行くと、神様は必ず
誰にでも三つのことを尋ねるそうです。
一番目は、おまえは地上にいる間に、
神様をどれくらい愛してきたか?
二番目は、おまえは人間をどれくらい愛してきたか?
三番目は、おまえは万物をどれくらい愛してきたか?
史吉子(サ キルジャ)先生の
「原理によるみ言の証」
今日は、上の3番目のお話、
『お父様の万物愛の境地』です。
☆
お父様の万物愛の境地
三つ目は、どれくらい万物を愛して来たのか?
これを探ってみるために私は、お父様が
万物をどのように愛されながら生活されているのか、
注意深く見守ってみました。
先ず、お父様は万物をとても綺麗にされます。
整理整頓をあまりにもきちんとされていて、
急に夜中に3時間くらい停電しても、
ひとつも困ることが無いそうです。
それは整理整頓をちゃんとしておかれていて、
どこにどんな物があり、またどんな物が
無いのかをよくご存知なので、
全てをてきぱきと取り出して使われるのです。
このように整理整頓が、よくなされているのです。
☆
お父様のその性格を子女様の中で
誰が一番よく似ておられるかと言うと、
恩進様だそうです。
お父様がお忙しいので子女様の部屋を
よく覗いてあげることができず、
朝や夕方に時々ご覧になるのですが、
恩進様はいつでもベッドをきちんと整理しておいて、
床で休まれると言うのです。
それでお父様が「恩進!
どうしてベッドの上で寝ないで床で寝るのか?」
と尋ねると、恩進様は
「私がきれいに整理しておいたベッドが
しわくちゃになるかと思うと、
その上で寝られないんです。」と言われたそうです。
お父様がその言葉を聞かれて、
「何とも、おまえはそんなにも私に似たんだろう?」
とおっしゃったそうです。
☆
そのようにお父様は整理整頓も上手で、
物もどれだけ大切にお使いになるのかわかりません。
いつか一度は食口たちと一緒に食事をされた後で、
青いメロンをお盆の上にのせて半月のように八等分し、
皮に添って切り目を入れ食べやすく切って、
フォークで刺して食べるのですが、
最後の一切れをお父様が全部召し上がった後で、
まったく田舎のおじいさんのように
スプーンで皮の内側を掻き集めて召し上がりました。
その姿をご覧になって、横にいらしたお母様が、
「お父様! もう一つ持って来ましょうか?」
と言われました。
お父様は、「いや、そのまま
ゴミ箱に捨てるかと思って、
勿体ないから掻き集めて食べているんだ。」
とおっしゃいました。
☆
そして、お母様が流行に従って
コップなどもクリスタル製品に替えようと、
デパートで新しいものを買って来られると、
すごく残念そうにされながら、
「私が使っていたコップはどこに行ったか?」
と探されます。
「まだ使えるのに、どうして替えるのか?」
と言うことです。
「私がそのコップで水一杯を飲みながら感じた、
美しい思い出が
どれくらい込められているのかわかるのか? 」
と言われます。
水一杯を飲みながらも神様とみ旨を考え、
誰かを懐かしがられたこと、
そのコップを見る度に思い出される
記憶の数々が幾重にも重なっているのに、
それを片付けてしまうと、
その内容までも無くなると言うのです。
☆
セーターなども、長い間着られたにも
かかわらず、お脱ぎになりません。
セーターにも数多くの思いでが込められているそうです。
クリスマスにセーターやネクタイなどが手元に入ると、
新品はちょっと着られた後は、
全て食口たちに分けてくださいます。
反面お父様は、それまで着ておられたものを
ずっとお召しになってその服と対話もされ、
誰かを思い、み旨を思われるのです。
お父様の回りにあるものは、皆生きています。
お父様の対話の相手になります。
☆
そのように、万物をご自身のお体のように考えられます。
例えば、飛行機で海外に出られる時も、
お手洗いに行かれたら、そこをきれいに拭かれるそうです。
そうすると飛行機が気分が良くて、踊りながら飛ぶそうです。
それを体と心で感じられるそうです。
飛行機が、悪い人がどの席に座っているかまでを
教えてくれるのです。
☆
そして誰かの家に行けば、
その主人の家の天井やカーテンなどを見て、
すぐさまその家の雰囲気がわかるし、
主人の性格がどうかもおわかりになるとのことです。
なぜかと言うと、万物が反応するそうです。
家の中で飼っている猫や子犬を見ても、わかるそうです。
主人がせっかちな性格なら、子犬もきゃんきゃん吠えるし、
主人の性格がのんびりしていれば、
ペットものんびりしているとのことです。
このように、お父様は万物と対話されます。
そして、このように万物を心から愛され、
万物を友達にして生活される、
それがアダムとエバが完成したら
万物の主管主になることと同じなのだそうです。
☆
ある時は、うずらを飼っている食口の家に、
お父様と食口たちが一緒に行きました。
その食口は、うずらをたくさん飼っていることで有名でした。
数百羽のうずらが禽舎に入っているのですが、
お父様はじっくりご覧になりながら、
「吉子! うずらはいつが一番
うれしいと思うか?」と尋ねられました。
私が、「それは雌と雄が愛する時が、
一番嬉しいでしょう。」と答えました。
ところがお父様は、「いいや。
万物は神様が人間のために創造されたのだから、
人間が愛する心で見詰める時、
一番幸せになるんだ。」とおっしゃいました。
☆
ですから、万物をどれだけ愛して
霊界に行くかも、重要だそうです。
私たちに、お父様は
万物を大切にするようにと言われます。
たまに祝福二世たちがマグロ釣りの訓練を受ける時、
スケジュー ルが忙しいので、
トイレットペーパーを勢いよく引っ張って長く使うと、
それをご覧になって大変心配されます。
あなたたちがこんなふうに
トイ レットペーパーをむやみに使うと、
あなたたちの子孫たちが乞食になるとおっしゃいます。
それ程です。
このように万物を大切にして初めて、
万物が喜んで人間に従って来るそうです。
そのように理解して、 万物も 大切に使いましょう。
史吉子/ 著「原理によるみ言の証」
☆
文先生が万物を愛する基準が素晴らしいですね。
以前、周藤先生の「焼き栗」の証しを書きましたが、
物の価値というものが、心情が含まれている、
心情を中心に捉えておられると感じます。
一つ一つの万物に愛情を込める世界も
徹底しておられますね。
神様を愛するがごとくに万物を愛される
先生の心情世界を相続する
そのような者にならなければ、と感じます。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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