李耀翰(リ ヨハネ/イ ヨハン)先生のみ言、
「自分に勝とう」から『原理的主管性』を紹介します。
☆
社会で秩序を無視するようになると、
主管性が崩れてきます。
家庭で例を挙げてみると、
父母がいて、兄弟がいて、
そこには秩序があります。
その位置は変えることはできません。
例えば食事をする時も、
親が先に箸をつけてから、
子供たちが食べ始めるのです。
親よりも先に子供たちが食事をする時は、
親の承諾をもらわなければなりません。
「私は学校に行かなければならないので、
先に食事を頂きます」と言われなければなりません。
☆
このような秩序が家庭に、社会にも必要です。
そのことは一般的には礼儀といい、
「原理」では主管性といっています。
この原理的な主管性が壊れた時に、
即、サタンが私たちを主管しようとしてくるのです。
ですから主管性を無視して、
自分勝手に行動する人を
サタンは主管しようとするのです。
そういう人を神様は干渉することができません。
神様から命じられ、承諾を受けた立場に従うならば、
神様はいつも責任をもたれます。
神様が「行きなさい」と命じられて従った行動ならば、
それは自分勝手の行動ではなく
神様による行動なので、
神様が責任をもってくださるのです。
☆
それゆえ、私たち信仰者は、
たとえいかなる所に行ったとしても、
「だれからここに呼ばれたのですか」
と聞かれたならば、
「神様がここに送ってくださいました」
と言えるような心構えが必要です。
それが神様による信仰であり、
自分勝手に行動してはならないというのです。
信仰者はいつもこのことに気をつけて、
深く悟らなければなりません。
☆
私たちが神様に祈祷する時、
動機が横的であったならば、
神様は応じることができません。
つまり、他の人が真心からある行動をするのに、
自分はただ単にその人を見聞きして行動するならば、
自分の心の中心が揺れていることになるのです。
自分がただ受動的にその行動を受け入れることは、
一種の誘惑されたようなことで、問題が生じるのです。
☆
ですから聖書では、「自分自身を知って、
他の人に誘惑されないように。
他人がやるからといってまねをしてはならない。
自分が動機とならぬ他の人の行動に従ってはならない」
などと戒めています。
堕落論によれば、神様は、アダム・エバに対して
「取って食べてはいけない。
お前はこのように生きなさい。
神様の主管に従いなさい」と言われました。
このような戒めをアダム・エバに与えたのは、
アダム・エバが神に相談しなければならない
責任があったからです。
エバは天使長が何と言って誘惑してきても、
「神様がそのようにおっしゃったのですか」、
「神様に聞いてみましょう」と言ったならば、
天使の言ったことが
うそであることが判断できたのです。
(『統一世界』一九九〇年六月号より翻訳転載)
19.自分に勝とう
「原理的主管性」
信仰生活シリーズ 5
心霊を育てる生活原則「心情開拓」李耀翰
(「信仰と生活 第一集 原理の生活化」増補、改編)
「原理的主管性」
信仰生活シリーズ 5
心霊を育てる生活原則「心情開拓」李耀翰
(「信仰と生活 第一集 原理の生活化」増補、改編)
☆
原理講論の堕落論に
『自由と堕落』という項目があります。
そこに、「原理を離れた自由はない」
また「責任のない自由はない」と記述されています。
私たちには、神様から与えられた位置や
環境があり、秩序を守りつつ
責任を果たしていくことが、
天の願いでもあり、
私たちの幸福にもつながっているのでしょう。
今ある私の立場は、神様から来たもの。
そう思うとすべてが感謝です。
私の立ち位置をしっかり守ることを通して、
私たち自身、家庭や教会、私たちの国や世界が
さらに、神様に愛され、守られていくに
違いないと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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