「肩を寄せ合って夢に現れた真のお父様とイエス様」
と題した証しより
この方は、1970年に入教され、
1800双の祝福を受けた大先輩です。
長い信仰生活は、
毎日が父母様と共にある
証しの連続であり、
語り尽くせない内容があるかと思います。
☆
仕事の昼休みになると、世田谷聖書教会のかたが
集会のチラシを配りに来て、
私はその集会に参加したのがきっかけで
中村信一牧師のいる教会に通うようになりました。
私は、中村牧師から洗礼を受けると、
クリスチャンになったという責任と自覚が芽生え、
今までと同じではいけないと思い、
朝、職場に行く前に近くの公園で
聖書を読んでから出勤するようにしました。
一九六九年頃、統一教会には宗教部という部署がありました。
中村牧師は宗教部のかたと交流を深め、
朝食祈祷会に誘われて参加するようになりました。
そこには松本道子先生も来られていて、
とても親しく話しかけてくださったそうです。
それから中村牧師は「原理」を学びに統一教会へと通い、
帰ってくると
「統一教会の青年たちは清いなあ」と言っていました。
☆
この頃、私は統一教会に対し
良いイメージを持っていませんでした。
「男性も女性も同じ屋根の下で共同生活を
しているなんて、変な人たち」
「講義後のお祈りが、
『イエス・キリストの御名を通して……』ではなく、
『真の父母様の御名により……』と祈るなんて、
変わった人たち」と思っていたのです。
その一方で、家に帰ると何か気になるのです。
そのたびに祈りました。
☆
そんなある日、
「死体のあるところには、はげたかが集まる」(マタイ二四・28)
という聖句が目に止まり、
何かピンと来るものがありました。
「死体がある所にハゲタカが集まるように、
光(=統一教会)がある所に
人は集まるのではないか」と逆説的に考えさせられ、
「原理」を聴いてみようと思ったのです。
そして牧師に勧められていた一九六九年十二月二十九日から
翌年一月一日の青年を対象にした四日修練会に、
中村牧師の夫人と共に参加しました。
☆
イエス論の中で、イエス様が十字架にかかって
殺されるときの話を聴いたとき、
突然、頭がものすごく痛くなって
どうしようもなくなったのです。
そして、泣けて泣けて、
この講義が終わるまでずっと泣いていました。
私はこの四日間で、「原理」に脱帽しました。
☆
そしてすぐに「悔い改めの断食をしなければならない」
と感じ、四十時間断食を始めたのです。
断食が終わると久保木修己会長(当時)から
「七日断食というものもあるんだよ」と伺い、
すぐに七日断食を始めました。
献身したとき、宗教部の配属を受けましたが、
お世話になった中村牧師がアベルでは
良くないと思い、久保木会長に
「私を地方に行かせてください」と願い出たのです。
久保木会長は「それでは、
四十日くらい名古屋に行ってきたらいいね。
名古屋には神山先生夫妻がいらっしゃる。
お二人ともクリスチャンの背景もあるし」
と言われ、名古屋に向かいました。
結局、名古屋で七年間歩みました。
☆
名古屋教会では、とにかく伝道伝道の日々でした。
皆、熱心に活動するのですが、
私は積極的な性格でもないため、
初めは実績も良くありませんでした。
天の願いに応えられないので泣きました。
すると、その晩、真のお父様の夢を見たのです。
夜空の中に、さらに円形のブルーの空ができていて、
それを見上げている私がいました。
円形の中ではかわるがわる影絵が現れ、
それを見ながら楽しんでいました。
そうしていると、
その円の中に肩を寄せ合って座っていらっしゃる
真のお父様とイエス様が現れたのです。
くっきりとしてはいませんでしたが、
それがお父様とイエス様であるとはっきり分かるのです。
それで私は、
「ああー、お父様とイエス様は霊界でも一緒なのだな」
と思いました。
☆
一九七一年一月頃、韓国での修練会に参加しました。
献身的に歩んで半年ほどの私を神山教会長が
「あなたが行ったらいいね」と送ってくださったのです。
修練会の途中、お父様は兄弟姉妹の座っているところを、
中央から縦横に分けられ、
十字路のような道(アボジロード)をつくられました。
私はその十字路から二人目の位置に座っていました。
すると、お父様はその道を歩かれながら私の前に止まって、
そのままお座りになると私にお菓子と飴を下さったのです。
このときの私は、何が起きたのかよく分からないまま、
ただ感謝で頂いたように記憶しています。
☆
こうして初めてお父様にお会いしてから程なく、
韓国で再びお父様にお会いする機会を得ました。
会場に多くの食口が集う中、お父様はみ言を語られました。
私は、み言を聴く傍ら、こんなことを考えていたのです。
「私は、幼いとき父が戦死したので父の記憶がない。
だから父親の気持ちも分からない。
そんな私が、お父様のことを本当の『父』と思えるだろうか」
そう思った瞬間、
お父様が私の横に突然立たれて私を見下ろしながら、
勢いよく何かを語られたのです。
何と語られたのか全く分かりませんでしたが、
そのお姿に「お父様というおかたは、
父の愛を知りたい≠ニいう
私の心を全てご存じなのだなあ」と思ったのです。
☆
一九九四年三月、
十六万人の女性修練会に参加するため
渡韓したときのことです。
お父様はみ言を語られながらアボジロードを歩かれ、
その通り沿いから二列目にいた私の前に立たれると
身を屈がめて
「こういうこともいいんだね」とおっしゃりながら、
私の左胸の辺りにさっと触れられたのです。
お父様のみ言が終わると、
私の周りに姉妹たちが駆け寄ってきて、
そのときのようすを尋ねてきました。
あるお姉さんは私に、
「以前も、お父様が役事して
くださったことがあったから役事ですよ」
と言われました。
そういえば、昔、名古屋にいたとき、
占い師から
「あなたは年を取ったら
必ず心臓の病気にかかります」
とびしっと言われたことがありました。
実際、小さいときから湯上がりは心臓がドキドキしていたり、
トラックを一周すると息切れが激しくて苦しかったのです。
しかし名古屋にいた時は、
健康で歩めたので気にもしていませんでした。
今、七十歳になりますが、
何の病気も患うことなく過ごすことができています。
☆
真のお父様は、再臨主であり、
救世主であり、メシヤであられます。
全てに相当するのですが、私の場合は「再臨のキリスト」
とイメージすると心情がストレートに流れます。
クリスチャンが「イエス・キリスト」として崇めるように
畏れ多いおかたがお父様です。
クリスチャンのときは、
毎日罪の悔い改めの祈りをしていましたが、
再臨主に出会うことによって霊肉共の救いの道を見つけ、
再び救われた思いでした。
今まで聖書を読むと、一言、一言が
神様のメッセージとして力を与えてくれましたが、
統一原理の中の復帰原理を語るたびに、
歴史の中で「わが子よ、帰れ!」と懇願されてきた
神様の声が聞こえるのです。
☆
一部編集、抜粋 文責:ten1ko2
人を導かれる時、神様は
誰もがその人にふさわしく
導かれていくのですね。
ですから、伝道された時の証しは
神様がその人を導いた証です。
だから、感動するし、
恩恵を受けるのでしょう。
この方はクリスチャンでありましたので、
統一教会に対する悪いイメージがありました。
しかしその思いを率直に祈っていかれ、
「死体のあるところには、はげたかが集まる」ように、
統一教会には真理の光があるのではと、
原理を聞くようになりました。
そして、歩み始めてからも
様々なお父様との出会いを
経験されています。
「父の記憶のない私が、お父様を父と思えるだろうか」
という思いをもっておられましたが、
お父様との出会いによって
癒されていきます。
まさに「求めよ。そうすれば与えられるであろう」
そんな聖句のごとくの歩みだと思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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