蝶野知徳(ちょうの とものり)本部家庭教育部長
「精誠篇(せいせいへん)」の続き。
感謝できない、愛せない、許せない、
そういう状況の時──
メシヤの実体験です。
☆
【感謝すること愛すること
完全自己否定と蕩減】
完全自己否定と蕩減】
【感謝して自分の思いを
内的に蕩減】しましょう。
これは、「御旨と海」という、み言です。
【一度我々はたくさんの腐った黒っぽい魚を
獲ったことがありましたが、
その臭いはアンモニアのようでした。
先生は船酔いはほとんどしたことがないのです。
しかしその臭いをかいだ時は
胃がおかしくなり始めました。
最初先生は「自分はこの魚に対して
あまりにも悪い思いを抱いています。
自分はしようがない人間だ」】
お父様が自分でそのように【思ったのですが、
しばらくして別の考えを持ち始めました。
すなわち「自分は」】○○(何々)
【「しなければならない」と思うようになりました。】
その時にあまりにもくさくて、
お父様でさえもその時に、
『もうこの魚…』と思いそうになりました。
ようするに、不平不満の思いになりそうになった。
その時にお父様このように思われます。
【「自分は蕩減しなければならない」】
最初はその魚のせいにしようと思ったぐらいでした。
ところが蕩減しなければならないと思うようになった。
☆
お父様は、ちょっとしばらく考えられるんです。なぜ自分がこの魚を釣ったのか。
『あぁ、これを蕩減するんだ』そう思った時、
【悟ったとき、その臭いを愛することが
できるようになったので船酔いがなくなってしまいました。】
なぜ、くさい臭いを愛されたか。
皆さん、蕩減出来るからですよ。
沢山の罪が蕩減できるからです。
蕩減と関係のない方が感謝したら、
ものすごい(蕩減が)晴れるのです。
ですから、罪のない人が、罪を許す、
お父様がこのようなものを感謝するというのは
地球の裏側のどっかの摂理の条件が立つということでしょう。
その臭いを愛することができるようになったら、
船酔いがなくなってしまいました。
【それは何かのために、また誰かのために
蕩減することができるという意味だったのです。】
【その臭いに感謝の気持ちを持つことができたので、
先生は船酔いを乗り越えることができました。】
☆
お父様もこれコツコツやっておられる
ということですよ、皆さん。
『お父様も感謝できないことあるの?』
と思うかも知れませんけど、
お父様も肉体があります。
臭いものは臭いそうです、やっぱり当たり前ですね。
ただ私たちと違うのは、最後は絶対、
愛とか感謝にいくんだそうです。
我々はいく時と、いかない時があるんです。
お父様はどんなに拷問されても、痛いんだけども、
最後は絶対「愛と赦し」にいくのです。
それが完成している人間と私たちの違いなんですよ。
くさい臭いも、「わーい愛する愛する」
というんじゃないんですよ、皆さん。
お父様もくさいのは、くさいのです。
☆
これを話したら、「いいことを聞きました。
船酔いを治す方法わかりました」
と言った人がいますが、そういう教えじゃありません。
悪いものを蕩減として受け止めて、
『あ、これで晴れるんだ』と思ったら、感謝できるのです。
☆
(私たちの蕩減と清算は)減償法だから、
だいたい私たちが出くわしたことよりも
大きいことが晴れるんですよ。
増償法っていうのは、報償法よりも小さいのです、
知ってますよね。
報償法といったら、そのままです。
増償法というのは、言ってみれば
減償法に失敗した時に付け加わるものなんです。
ですから、(増償法は)
減償法の中での増償法です(例:アブラハムのイサク献祭)。
我々、報償法だったら命ないですよ。
私たちの先祖が一人、人を殺してたら、
自分が死んで、それでもう終わっちゃいます。
(だからすべて)減償法です。
☆
遠いものほど象徴的になるかもしれません。
(アブラハムの象徴献祭、三種の供え物をみてみると)
アブラハムが鳩を裂くのは、20代前の先祖の内容でした。
羊は十代前なんです。
一番大変な牛が、自分です。
ですから、遠い先祖のものは、
象徴的になる場合もあるわけです。
だから私たちも、(愛して、赦して、感謝すれば)
出くわした苦痛よりも多くのものを清算されます。
蝶野知徳・精誠篇2
父母による子女の家庭教育 精誠篇より
「内的蕩減と生活信仰」
摂理される私、実体基台のために
父母による子女の家庭教育 精誠篇より
「内的蕩減と生活信仰」
摂理される私、実体基台のために
☆
2018年に蝶野部長が広島の家庭教育部長だった頃
全国の教区から要請があり出張して語られた講義より
(文責:ten1ko2)
全国の教区から要請があり出張して語られた講義より
(文責:ten1ko2)
結局は、すべての事象に対して、
「感謝する」ということが、
一番重要なことなのだ、と思います。
お父様ご自身の感情、感性において、
不平不満の思い、感謝できないような思いに対して、
「それは何かのために、
また誰かのために蕩減することができる」
そう思って乗り越えられました。
すべてが、神様の解放と、人類の救い、
神様のため、人類のため。
ですから、牢獄に入るような、
そんな立場にあっても、
すべてを感謝していかれたのですね。
腐った魚のにおいを愛するとか、感謝するとか、
そんなことは、普段の生活の中で
考えたこともないことです。
くさいものは、くさいし、
悪いものは、悪い…。
自分とは関係ないし、
遭遇してしまったら不運と思っていました。
私たちも、難しい時や、
愛せないこと、許せないこと、
感謝できないことがある時ほど、
どこかの誰かのためになる、
あるいは、何かが清算される条件だと、
感謝する心情をもっていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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