2023年03月21日

地獄は神様が作ったのではない とめどない親の涙 《李相軒先生の霊界メッセージ》



230321 (2).jpg 230321.jpg
文興進様と榮進様


李相軒先生の「霊界の実相と地上生活」より
今回は、『地獄の人々と生』です。



神様は、人間を創造する時、地獄を創造して、
そこで常に苦しみながら生きていくように
なさったのではありません。

神様は常に、苦しんでいる子供たちのことを思い、
心を痛めていらっしゃいます。

ある日、神様は「相軒!」と私を呼びながら、
「お前の一番の願いは何か。
 お前はどんなとき最も幸福か。
 お前はどんなとき最も心が窮屈で痛いか」
と尋ねられました。

それで、私は神様に尋ねてみました。
「神様、おっしゃってください、神様!
あなたが言わんとされることを話してください!」と。

そして、「苦労している子供たちに
お会いになりたいのでしょう」と尋ねると、
神様は、「相軒よ、私の心を
お前は察してくれるのだなあ」とおっしゃいました。

ところが、真っ暗闇の中で、おぼろげに照らす
明かりの中を、とても細い一筋の光に沿って
銀色の鈴のような水滴が、
ぽろぽろとこぼれるように流れ落ちていました。

その瞬間私は、「これは何だろう」と思って
詳しく見てみると、それはほかでもない、
子供たちに会いたいという神様の心の涙でした。

私はその銀色の鈴のような涙を一粒抱いて、
地獄へ持っていきたいと思いました。

そして、地獄にいる人たちに、
「これは子供たちに会いたい神様の
心の涙が集まって、一粒の水滴になったものです」
と知らせてあげたかったのです。

そのような日々が数え切れないほど多くありましたが、
地獄はいまだに解放されていません。


ある日、興進(フンヂン)様は榮進(ヨンヂン)様を連れて、
悲惨な場を見せるために
苦労しながら地獄に向かわれました。

その時、後ろで興進様のお供をしていた
タイガー朴(パク)先生は、「まだ早いのでは
ないでしょうか」と引き止められました。

ところが、興進様と榮進様は声を合わせて、
「大丈夫ですよ」とおっしゃいました。

すると、突然私たちの前に、頭からつま先まで
全身が、腐った汚水のぬかるみに落ちて出てきたような
女性が現れ、「私を救ってください!」と言ったのです。

よく見るとその女性は、若くして自殺した人でした。
数多くの日々をここで送ってきたのですが、
救ってほしいと言うのです。

興進様と榮進様は、このような悲惨な姿を
御覧になり、どうすることもできないまま、
救ってあげたいという思いで辺りを注意深く見回すと、
このような姿で生きている人々があまりにも多くいました。

興進様と榮進様は、途方に暮れていらっしゃいました。
二人の兄弟は、互いの顔をじっと
見合わせながら、言葉を失い……。


地獄の現場はこれだけではありません。

淫乱で滅びた者は、身の毛もよだつような
蛇の穴の中を避けて通り、おびえる姿をしています。

人の財産や物を奪って地獄に来た者たちは、
口が裂け、胃が外に飛び出して流れた姿をしています。

うそで人をひどく非難した人々は、
目がひっくり返って飛び出し、
舌が外に飛び出した姿をしています。

そして、公金(横領)で滅びた者は、
大きなビルの下敷きになっています。
このような姿は、とても言葉では表現できません。


これらの生をいつ本来の位置に戻すべきか
という問題をめぐって、興進様は
神様から特命を受けられました。

それは「一日も早く、彼らをみな苦痛の中から
解放しなさい」という命令でした。

ところが、これらの群れがあまりにも多いため、
興進様は小さな蕩減(とうげん)条件を立てて
(罪の清算のために必要な努力をすることを通して)
救い出そうとされました。

そうして、そこで原理修練のためにグループ別に
集まりを持って、そこに必要な人材と物品を準備しながら、
様々な努力をしていらっしゃいます。

こちらの実情は、具体的にすべてを説明することは
できませんが、興進様は、このような地獄の姿だけは
真のお父様に見せてはならないという
強烈な執念を持っていらっしゃいます。

今後は、もうこれ以上、地上から
地獄に来る数字が増えないことを切に願うものです。
(2000年10月21日のメッセージより)

李相軒(1914〜1997)(光言社刊
『霊界の実相と地上生活』【霊界の様相編】より)
第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし

霊界の実相と地上生活(79)
地獄の人々と生
Blessed Lifeより

わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
()書きで注釈しています
文責:ten1ko2


真の愛を持たれる神様が、
一番関心があるところがどこなのか、
それは、『苦労している子供たちに
お会いになりたい』ということです。

それが、真の親の姿ではないでしょうか。

霊界でその同じ心情を持たれているのが、
上のメッセージの当時は興進様であり、榮進様でした。
現在は、孝進様、そして何より
真のお父様であると思います。

地上において、その思いを持たれているのが、
真のお母様であります。

何よりも私自身が恥ずかしい歩みをすることなく、
天国人にふさわしい者にならなければ、と感じるのです。




にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村
良い記事だと思った方は、
応援のクリックをお願いします!

(なお、記事冒頭の哲学・思想ブログのバナーも
ブログ村のバナーとなっています
どちらからでも応援して頂けます)



※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。

さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)





苦労する子供のために流す神の涙を、地獄に届けたい
posted by ten1ko2 at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 霊界 霊人と共に歩む生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック