2023年03月28日

「まず、家庭!」 統一教会の看板を下ろすことになったホントの理由 《田中会長》



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田中会長の説教より、
「家庭救援摂理時代に
ふさわしい文化革新を!」です。




「今まで教会は、個人救援時代でした。
 今からは、祝福を受けた家庭を中心とした
 家庭救援摂理時代です。
 
 家庭が連合するようになれば、
 氏族救援摂理、国家救援摂理時代に
 越えていくようになります。

 氏族が祝福を受ければ、
 氏族が救いを受けるのです。

 国が祝福を受ければ、国が救いを
 受ける時代に入っていくのです。
 次元が飛躍するというのです。

 ですから、教会
(を中心とした摂理)時代は過ぎ去ります」

(1997年5月1日)


世界基督教統一神霊協会(統一教会)は、
再臨主を迎えて一つとなり、
地上天国創建を果たすべきだったキリスト教の
使命を担って、1954年に創立されました。

淪落する青少年の解放と、
紛争の絶えない宗教間の和合統一を目指し、
そして何よりも、神を否定する
共産主義思想の世界的蔓延に真っ向から対峙して、
日本や米国をはじめ、世界に宣教師を派遣し、
自由主義圏の連帯を図ってきたのです。

1958年、日本に一人の宣教師が派遣されました。
命懸けの伝道を通して、
1959年に初めて礼拝が捧げられ、
日本統一教会が産声を上げたのです。


それから63年間、救国救世を旗印に、
多くの先輩が、統一原理を新しい真理として
街頭で叫び、開拓伝道に赴きました。

愛する家族を故郷に残した、
片道切符での命懸けの開拓伝道でした。
それは正に、次のイエス様の言葉を
絵に描いたような歩みでした。


「わたしよりも父または母を愛する者は、
 わたしにふさわしくない。
 わたしよりもむすこや娘を愛する者は、
 わたしにふさわしくない。
 また自分の十字架をとってわたしに
 従ってこない者はわたしにふさわしくない。
 自分の命を得ている者はそれを失い、
 わたしのために自分の命を失っている者は、
 それを得るであろう」
(マタイ10・37〜39)


統一教会時代は、正に40年にわたる歴史的な
蕩減の時代であり、サタン分立の時代でした。

命懸けで天の父母様(神様)と
真の父母様のみを慕いながら
走り切ってきた時代とも言えます。

残してきた、愛する家族や親族を思う
心の痛みを胸に秘め、甘受する道、
サタンも越えられなかった愛の蕩減の道を、
我知らず歩むこととなった期間でした。

子女たちを荒野に追いやる真の父母様の涙は、
天の父母様の痛みも、
子女たちの残した家族が負った痛みも、
全てを抱いて流されたものでした。

その蕩減時代の四十年を経て、真の父母様は
「家庭連合時代到来」を宣布され、
43年目に全世界に向けて、
統一教会の名称変更を指示されたのです。


「宗教は、家庭が安着することを
 最高の目標にしなければなりません。
 家庭が安着すれば、宗教という名前自体も
 外してしまわなければならないのです。

 それで、1997年4月8日に、
『世界基督教統一神霊協会』の看板を外し、
『世界平和統一家庭連合』の名称を
 4月10日から使用しなさいと言ったのです。

 家庭の定着です」
(2002年5月13日)

家庭は、神様の愛の着地点であり、
四大心情を通して私たち自身が成長し、
愛の感性を体恤する基地でもあります。

時代は、個人救援時代から
家庭救援摂理時代に突入しているのです。

愛する家族や親族を犠牲にし、
天の父母様や真の父母様のみを見詰めて
歩んできた時代から見ると、
青天の霹靂とも言える
大転換時代を迎えていたのです。

しかし、私たちはそのみ言を耳にしながらも、
真の父母様の心情に立って理解を深めることができず、
心で受け止めることもできていませんでした。

40年の蕩減時代に大きな心の痛みを抱えた
家族や親族に向き合い、愛し、その痛みを共有しながら、
共に天の父母様、真の父母様のみ前に
出ていかなければならなかったのです。

いや、むしろ、家庭的メシヤとして、氏族的メシヤとして、
真の父母様を迎え入れ、個人救援時代に立てた伝統を、
家庭に、氏族圏に着地させなければなりませんでした。


あれから25年、真の父母様の願いと
天の摂理を正しく理解し切れず、
個人救援時代の価値観を家庭救援摂理時代に向けて
転換し切れていなかったことを、
私たちは改めて反省し、根本的な教会革新に
向かって取り組んでいかなければなりません。

真のお母様は、神様を知っているだけではなく、
神様に侍る日本になりなさいと語られ、
「神日本」の称号を下さいました。

その基盤は、正に家庭です。
私たちは、神様に侍る「神家庭」
「神氏族」を築いていかなければなりません。

天の父母様に侍り、孝情の伝統を立てた兄弟姉妹となって、
家庭救援摂理時代にふさわしい
文化革新を果たしてまいりましょう。

田中富弘会長のメッセージ
「家庭救援摂理時代にふさわしい文化革新を!」
世界家庭2022年11月号

(ファミリーフォーラムより転載)
引用は、文鮮明先生のみ言です
(1997年5月1日、2002年5月13日)
マタイ10・37〜39は新約聖書

わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2


今までは、「家庭よりもみ旨」
という意識をもって歩んできた私たちでした。

それは、何よりもイエス様がそうであり、
真の父母様もそうであったからです。

真の父母様は、愛する子女様たちを置いて
私たちを愛してくださいました。

ですから、先輩たちも草創期には、
田中会長が言われるように、
開拓伝道の道を歩んでいかれました。

しかし、時代が変わりました。
先日の研修会で、
田中会長は、「まず家庭」と語られました。

家庭を優先していく時代になったのです。
そして、証しを立てていく私たちに
ならなければならないと思うのです。




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