李相軒先生の「霊界の実相と地上生活」より
今回は、『地獄という所』です。
☆
肉体を持った地上人は、地獄という所について
どんなに説明しても、ただ推測するばかりです。
地上生活を念頭に置いて、ここ(地獄)の現場を
考えるなら、理解できないでしょう。
ここの実情をどのようにすれば、
もっと容易に説明できるでしょうか。
そして、どのようにすれば、地上人が
ここ(地獄)に来ないようにできるでしょうか。
この実情を悟らせたい思いは切実ですが、
特別な方法がないため、自分なりに
一つの文章で表現するしかありません。
☆
地上人は自らの生があまり厳しく苦しいとき、
「本当に死んだらいい」と言いますが、
自分の家を離れて公園や映画館や道端や
デパートなどを歩き回りながら、
つらく厳しい瞬間を紛らわすことができます。
しかし、この地獄には、そのような瞬間さえもありません。
地獄に入ったその日から、苦痛は絶え間なく続くのです。
しかし地獄人たちは、自らの苦しさに陥っているので、
誰が何を言っても聞く余裕もなく、
ついてくることもありません。
したがって、伝道や修練をするのが大変難しいのです。
☆
かといって、神様の事情、真の父母様の事情を
知りながら、ここをそのまま
放置することもできないではないですか。
ここの私たちと、数多くの地上人たちの努力と
精誠が必要な理由は、まさにここにあるのです。
神様はここ(地獄)の実情のゆえに、
一日として安らかな日がありません。
神様のこのような事情を察するならば、
私たちの使命が何であるかは自明なはずです。
私たちは、ここ(地獄)の復帰のために
最善の努力をしなければなりません。
地上人は、ここのために祈祷しなければなりません。
毎日毎日、休む間もなく続く地獄の行列を、
どうすればいいのでしょうか。
地獄の行列は、あたかも底の抜けたかめに
水をくむようなものです。
その行列を切る方法とは何でしょうか。
☆
しかし、これまで誰も手をつけられなかったその荒地を、
私たちは今、興進(フンヂン)様を中心として
新しく開拓しています。
あたかも、荒地である南米のジャルジンを
真の父母様が開拓なさったように、私たちも、
そのような我慢強い心を合わせてそうしているのです。
私たち食口(シック)も困難な中で生活していますが、
彼らの実情を、生活を通じて悟らせながら、
彼らを吸収していこうと覚悟しています。
そして、上流層にいる私たち食口も、
ジャルジン修練所のように、40修練、21日修練などで、
地獄のどん底で彼らを教育しながら、
良い世界があることを見せ、教えてあげています。
私たちはあらゆる方法を総動員して、
真のお父様がここへ来られるときは、
ここによって真のお父様の前に悲しみや
苦痛の影を見せることがないようにしよう、
というのがここの私たちの使命です。
☆
興進様は、実に親孝行です。
一日も休む日もなく、ここのために祈り、
神様の特恵やルーシェルの懺悔(ざんげ)を通して、
小さな価値の蕩減(とうげん)条件でもって
ここの修練所に多くの霊人たちが集まることを
切に祈祷していらっしゃいます。
上流層にいる私たちは、地獄の修練のために、
あらゆる精誠を尽くしています。
40日修練が終わるころ、一人でも多くの霊人を
ここの修練所に連れてきて、自らの誤った人生を見せてあげ、
直接悔い改めさせ、整理できるようにと祈祷しています。
ここでの私たちの精誠と努力によって、
神様がどんな関門を開けてくださるかはまだ分かりません。
☆
多くの地上人よ! こんなにも苦しい地獄に
来たくないなら、地上で生きている時、
四方を少しずつ見回し、真の生の価値を発見し、
肉身の苦しみよりも来世のために、
心の平和を求めて生きてほしいのです。
肉体の平安は地獄の行列となり、
心の平和は永遠の楽園、天国となるでしょう。
(2000年10月21日)
(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)
第三部 天上の秘密
第三章 地獄編
四 地獄という所
(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)
第三部 天上の秘密
第三章 地獄編
四 地獄という所
☆
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2
李相軒先生がこのメッセージを発信された時は、
まだ興進様しか霊界におられませんでした。
今は、真のお父様がおられます。
ということは、もちろんお父様も、
地獄におられて、解怨のために、
精誠を尽くされているに違いないのです。
私たちは、ご苦労されている
真のお父様、興進様のことを思えば、
地上で成せること、地上にいる人たちと、
霊界におられる人たちのために、
祝福をあたえ、愛を投入していくことが
何よりも重要だと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
【霊界 霊人と共に歩む生活の最新記事】
- 石や土も神と人の愛情を求めている?! 中..
- 「霊界があることを多くの人に伝えなさい」..
- アボジ、オモニが病室に来て「大丈夫だ..
- 霊界の人たちは、悲しんでいません 私たち..
- 私たちは守られている! 思ったより苦労し..
- 霊界の石ころの声まで聞けるように、自動設..
- 「相軒よ!岩がお前を呼んで、歌を歌ってい..
- とても陰気で不愛想、中流霊界以下の植物た..
- 天界の花園の秘密 *文榮進・昇華式は、霊..
- まるで魔法のよう、雪景色に満開の桜と紅葉..
- 地獄にはペットはいない 上流と下流で天地..
- 霊界に動物はいるのか、第2弾 上流層・中..
- いつかは、誰もが霊界に行かなければならな..
- あなたがいるから完璧になれる 天国にいる..
- ああ、かわいそうな神様! 地獄では、明る..
- 神様が自由に闊歩する天国、どこに座るかた..
- 6年前、死の淵からよみがえりました 霊人..
- 真の母(独生女)に会うと感動に満たされる..