2023年04月28日

どのようにすれば、人が地獄に行かないようにできるのか 《李相軒先生の霊界メッセージ》



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李相軒先生の「霊界の実相と地上生活」より
今回は、『地獄という所』です。


肉体を持った地上人は、地獄という所について
どんなに説明しても、ただ推測するばかりです。

地上生活を念頭に置いて、ここ(地獄)の現場を
考えるなら、理解できないでしょう。

ここの実情をどのようにすれば、
もっと容易に説明できるでしょうか。
そして、どのようにすれば、地上人が
ここ(地獄)に来ないようにできるでしょうか。

この実情を悟らせたい思いは切実ですが、
特別な方法がないため、自分なりに
一つの文章で表現するしかありません。


地上人は自らの生があまり厳しく苦しいとき、
「本当に死んだらいい」と言いますが、
自分の家を離れて公園や映画館や道端や
デパートなどを歩き回りながら、
つらく厳しい瞬間を紛らわすことができます。

しかし、この地獄には、そのような瞬間さえもありません。
地獄に入ったその日から、苦痛は絶え間なく続くのです。

しかし地獄人たちは、自らの苦しさに陥っているので、
誰が何を言っても聞く余裕もなく、
ついてくることもありません。

したがって、伝道や修練をするのが大変難しいのです。


かといって、神様の事情、真の父母様の事情を
知りながら、ここをそのまま
放置することもできないではないですか。

ここの私たちと、数多くの地上人たちの努力と
精誠が必要な理由は、まさにここにあるのです。

神様はここ(地獄)の実情のゆえに、
一日として安らかな日がありません。

神様のこのような事情を察するならば、
私たちの使命が何であるかは自明なはずです。
私たちは、ここ(地獄)の復帰のために
最善の努力をしなければなりません。

地上人は、ここのために祈祷しなければなりません。
毎日毎日、休む間もなく続く地獄の行列を、
どうすればいいのでしょうか。

地獄の行列は、あたかも底の抜けたかめに
水をくむようなものです。
その行列を切る方法とは何でしょうか。


しかし、これまで誰も手をつけられなかったその荒地を、
私たちは今、興進(フンヂン)様を中心として
新しく開拓しています。

あたかも、荒地である南米のジャルジンを
真の父母様が開拓なさったように、私たちも、
そのような我慢強い心を合わせてそうしているのです。

私たち食口(シック)も困難な中で生活していますが、
彼らの実情を、生活を通じて悟らせながら、
彼らを吸収していこうと覚悟しています。

そして、上流層にいる私たち食口も、
ジャルジン修練所のように、40修練、21日修練などで、
地獄のどん底で彼らを教育しながら、
良い世界があることを見せ、教えてあげています。

私たちはあらゆる方法を総動員して、
真のお父様がここへ来られるときは、
ここによって真のお父様の前に悲しみや
苦痛の影を見せることがないようにしよう、
というのがここの私たちの使命です。

 
興進様は、実に親孝行です。

一日も休む日もなく、ここのために祈り、
神様の特恵やルーシェルの懺悔(ざんげ)を通して、
小さな価値の蕩減(とうげん)条件でもって
ここの修練所に多くの霊人たちが集まることを
切に祈祷していらっしゃいます。

上流層にいる私たちは、地獄の修練のために、
あらゆる精誠を尽くしています。

40日修練が終わるころ、一人でも多くの霊人を
ここの修練所に連れてきて、自らの誤った人生を見せてあげ、
直接悔い改めさせ、整理できるようにと祈祷しています。

ここでの私たちの精誠と努力によって、
神様がどんな関門を開けてくださるかはまだ分かりません。


多くの地上人よ! こんなにも苦しい地獄に
来たくないなら、地上で生きている時、
四方を少しずつ見回し、真の生の価値を発見し、
肉身の苦しみよりも来世のために、
心の平和を求めて生きてほしいのです。

肉体の平安は地獄の行列となり、
心の平和は永遠の楽園、天国となるでしょう。

(2000年10月21日)

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)
第三部 天上の秘密
第三章 地獄編
四 地獄という所
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2


李相軒先生がこのメッセージを発信された時は、
まだ興進様しか霊界におられませんでした。

今は、真のお父様がおられます。
ということは、もちろんお父様も、
地獄におられて、解怨のために、
精誠を尽くされているに違いないのです。

私たちは、ご苦労されている
真のお父様、興進様のことを思えば、
地上で成せること、地上にいる人たちと、
霊界におられる人たちのために、
祝福をあたえ、愛を投入していくことが
何よりも重要だと思うのです。





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posted by ten1ko2 at 06:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 霊界 霊人と共に歩む生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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