鄭元周秘書室長の「真のお母様の人生」8
今回は、『アラスカのお父様が電話で
お母様の講演をお聞きになる』です。
☆
【日本巡回】
アラスカのお父様が電話でお母様の講演をお聞きになる
真の父母様の摂理の中で、世界を
巡回しながら行われた講演会ほど
苦労の伴うものはありませんでしたが、
同時に最も偉大な業績であり、
摂理発展の歴史であるといえます。
1990年以前の世界巡回では、主にお父様が
み言を語られ、お母様はそこに同行されました。
お父様は、夕方の時間に国家的指導者に向けて
講演され、食口(シック/家庭連合の教会員)たちには
夜の集会を通してみ言を下さいました。
1991年9月、アラスカでお父様が突然、
お母様の日本4か都市巡回講演(信徒大会)を
決定なさったとき、準備期間は
1週間しかありませんでした。
お母様のご講演は、それ以前の
1980年代にもありましたが、
お一人での巡回講演はこのときが初めてでした。
お母様は、横で拝見しているのが
痛々しいほど必死に準備なさいました。
☆
9月14日、お父様の熱い愛を受けながら、
お母様は孝進(ヒョウジン)様と共に
アラスカを出発し、日本に到着されました。
東京の本部で食口の歓迎をお受けになりながらも、
お父様の日本入国が許されていないことを
思われてか、お母様は
非常に複雑な心情であられたと思います。
食口の前では慈愛に満ちたほほえみで、
お父様の愛とともにみ言を下さるお母様でしたが、
寝室に入られた後は、ベッドに腰掛けて
静かに祈りながら、人知れず涙を流されました。
そのお姿を拝見したとき、私は、
責任を果たせず父母様の心を痛めてしまった
不孝に対して、胸がつぶれるようでした。
☆
でも、しばらくしてお父様に電話されるときは、
明るく語られました。
「お父様、日本に無事到着して、食口に話をしてきました。
一緒に来られたらどれほど良かったか……」。
そして愛に満ちた美しいお声で、
「海に出るときは、服をしっかりと
お召しになってくださいね。
お父様、愛しています」と言われ、
電話を切られるのでした。
☆
そのときは、お母様の初めての巡回講演ということで、
お父様はひたすら講演の時間を待ちながら、
そわそわなさっていたそうです。
当時は、電話中継や映像中継など、
誰も考えることもできませんでした。
ご講演の時間となってお母様が登壇されたとき、
アラスカのお父様から当時の会長の
携帯電話に電話がかかってきました。
どうやら携帯電話を通して音声を
送ってさしあげることになったようで、
携帯電話が大型スピーカーの前に置かれました。
「お父様、お母様のお声がよく聞こえますか」と
お尋ねすると、お父様は非常に喜ばれ、
1時間ほどのお母様の講演(韓国語の講演の後、
朴普熙〈パク・ポーヒ〉会長の通訳が続く)を
全てお聞きになりました。
講演を終えて壇上から降りてこられたお母様は、
お父様が最初から最後まで電話を通して
講演を聞かれたことを知って、大変喜ばれました。
この時に始まった歴史的な電話中継が、
今日の映像中継に受け継がれているのです。
☆
その後、本部に戻り、指導者たちから
感想をお聞きになったお母様は、
不足な点があれば鋭く指摘なさり、
食口の苦労した点については
称賛と激励を惜しまれませんでした。
お母様の濃(こま)やかで深い愛を近くで感じると、
食口はさらに一生懸命に頑張らなければ
という決心と覚悟を持つようになるのです。
1992年9月から10月にかけて行われた、
2回目となるお母様の日本巡回講演(7か都市)も
アラスカで突然決まりました。
しかも、日本語で講演なさることになったのです。
普段からお使いになっているわけでもない日本語で、
そのうえ東京ドームのような大きな会場で
講演をしようというのですから、
その準備はどれほど大変だったことでしょうか。
鄭元周(チョン・ウォンヂュ)総裁秘書室長
「韓鶴子総裁還暦記念文集」第2巻に掲載(2003年)
(『TODAY'S WORLD JAPAN』2014年1月号
「証し お父様、子女様、統一家食口のために
歩んでこられたお母様の人生〈後編〉」より)
真のお母様の人生 8
アラスカのお父様が電話でお母様の講演をお聞きになる
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=19587
(Blessed Lifeより)
「韓鶴子総裁還暦記念文集」第2巻に掲載(2003年)
(『TODAY'S WORLD JAPAN』2014年1月号
「証し お父様、子女様、統一家食口のために
歩んでこられたお母様の人生〈後編〉」より)
真のお母様の人生 8
アラスカのお父様が電話でお母様の講演をお聞きになる
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=19587
(Blessed Lifeより)
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わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集しました
さらに括弧書きで注釈を加えたり、
プライバシーに関わる部分は省略等することがあります
文責:ten1ko2
行区切りや段落等の区切りを再編集しました
さらに括弧書きで注釈を加えたり、
プライバシーに関わる部分は省略等することがあります
文責:ten1ko2
ご自身の準備で精一杯でありながらも、
お父様には、ご心配をかけまいと、
明るく、慰労の言葉をかけられるお母様。。。
お母様の巡回公演のエピソードですが、
本当にお母様の愛の器を感じさせられます。
東京大会に向けてのエピソードは
これまでも様々聞いたことがあることでしょう。
摂理の発展は、「世界巡回」を通して、
成されていった、と秘書室長は語られますが、
もう一つは、「祝福」を通して
摂理が進展していきました。
いずれにしても、歴史を塗り替える
世界的な摂理の一つひとつ、
その背後には、どれだけの父母様の精誠があるのか、
その精誠があったから、成し得たことだったのだ
と、改めて思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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