方相逸大陸会長が昨年、尾瀬霊園で開催された
聖和祝祭で語られたメッセージ、
「よく生まれ、よく生き、
よく死ぬべき地上生活」を紹介します。
☆
霊界での永生と比べると
あっという間≠フ瞬間
あっという間≠フ瞬間
真のお父様は、人間は腹中生活十か月、
地上生活約百年を経て、
永遠の霊界生活に至ると語られました。
皆さんも、耳にタコができるくらい、
このようなお話を聞いたと思います。
赤ちゃんがおなかの中にいるとき、
母親がお酒を飲んだり、タバコを吸ったり
不摂生な生活をすると、赤ちゃんの成長に
悪影響を及ぼすので、母親は
そのようなものには手を出しません。
同じように、私たちは霊界での永生に備えて、
地上に誕生してから死ぬまでの間、
天から与えられた使命を果たし、
やってはいけない≠ニ戒められていることを
行ってはなりません。
真のお父様も常にそのことを強調されました。
霊界での永生と比べたら、この地上生活は
あっという間≠ナす。
だからこそ、天の原理原則に従って、
よく生きなければなりません。
☆
人類歴史上初めて、霊界の
詳細を明かされた真の父母様
詳細を明かされた真の父母様
皆さんは「四大聖人」をご存じでしょうか。
四大聖人とは一般的に、孔子、釈迦、
イエス・キリスト、ソクラテスを指します。
私は、聖和祝祭を迎えるに当たり、
四大聖人が「死」について
どのように考えていたのかを調べてみました。
☆
孔子からとても愛された子路という弟子がいます。
彼が孔子に「先生、死とはどういうものですか?」
と尋ねると、孔子は、
「生のことも十分に分かっていないのに、
どうして死のことが分かるだろうか」
と答えたそうです。
お釈迦様は、生・老・病・死の「四苦」を、
人間として逃れられない必然的な苦しみ
と捉え、どのようにしたら人生の苦しみを
克服することができるのかを説きました。
私たちを悩ませる煩悩から解放される
「解脱」を強調し、悟りの境地で
生き生きと暮らすための知恵≠授けようとしたのです。
☆
孔子は七十四歳、お釈迦様は八十歳で没したのに対して、
イエス様は三十三歳という若さで、
十字架に架けられてお亡くなりになりました。
現代において、高齢者が死後の世界について話せば、
聞く耳を持つ人は多いかもしれませんが、
若者が話したらどうでしょうか。
クリスチャンをはじめ、聖書に感動した人々は、
「イエス様、イエス様」と慕いますが、
あの時代に、三十代の若者が、
「神様とはこのようなお方だ」
「人生とはこういうものだ」と、
いくら熱心に説いても、
信じる人は多くなかったと思います。
しかも、姦淫を犯した者は石で打ち殺してもいい
と言われた厳格なユダヤ教社会で、
イエス様は未婚の女性からお生まれになったというのです。
イエス様は、霊界のことを含め、
神様から託された、人類に伝えるべき内容を
胸に秘めておられたはずです。
しかし、「わたしには、あなたがたに
言うべきことがまだ多くあるが、
あなたがたは今はそれに堪えられない」
(ヨハネ一六・12)とあるように、
全てを伝えることはできませんでした。
その悔しさ、もどかしさは、
いかばかりだったでしょうか。
☆
ソクラテスは、古代ギリシャの哲学者で、
西洋哲学の基礎を築いた人物の一人とされています。
彼は自らの無知を自覚することが、
真の認識に至る道である≠ニして、
「無知の知」を説き、
人はいかに生きるべきかを深く探求し続けました。
そして、弟子のプラトンが著した
『ソクラテスの弁明』の中に、
「死とは人間にとって福の最上なるもの
かもしれないが、それを知っている人はいない」
と記されています。
☆
このように、四大聖人といえども、
霊界について細かく説いている方はいないのです。
イエス様は、ある程度まで触れておられますが、
真の父母様が私たちに教えてくださった内容には及びません。
聖書には、先祖解怨や
先祖祝福については記されていませんね。
そのことを考えても、家庭連合の食口たちは、
本当に恵まれた立場にあると思います。
ここでは、霊界の存在を感じる≠ヌころではなく、
映画のように見える≠フです。
☆
皆さんは、李相軒先生(36双)が
霊界から送ったメッセージを聞いたことがあるでしょう。
『霊界の実相と地上生活』という書籍に
まとめられていますが、私はかつて、
この書籍を深く読み込んで、一年間、
ずっとこの内容を説教の題材にしたことがあります。
☆
また、天一国経典『天聖経』の第七篇に、
真のお父様が霊界について語られたみ言が
たくさん掲載されています。
今回、ひととおり読んでみましたが、
霊界についての詳細な教えに驚き、
改めてお父様の偉大さを実感しました。
☆
天国は夫婦、家族で一緒に行く所
天の父母様は、目には見えません。
ですから、多くの人が、信じることができないのです。
しかし、目に見えないものにこそ、
大切な価値があるということを知らなければなりません。
空気は目に見えませんが、
全くない所に数分、数十分でもいたら、
私たちは全滅してしまうでしょう。
そのように貴重な空気を頂いているにもかかわらず、
私たちは何のお返しもしていません。
他にも人の心など、目には見えませんが、
私たちは常に感じながら生活をしています。
真のお父様は、目に見えないものの中でも、
いちばん重要なのが霊界の主人であられる
神様であると教えてくださいました。
神様は真の愛の方です。
真の愛とは、他のために生きることです。
☆
「真の愛は、誰でも願うものですが、
愛というものは、ために生きることによって
可能になるというのが原則です。
相対のために奉仕し、
犠牲にならなければなりません。
『私のために生きよ』という心で
人に対するようになれば、皆が逃げてしまいます。
利己的な個人主義は、サタンの
戦略であり、目的であり、道具です。
その結果は、地獄です」
(天一国経典『天聖経』278ページ)
☆
愛がない所が地獄であり、お互いがために生き、
愛があふれている所が天国です。
皆さんも、家庭の中で
愛を感じることができれば幸せでしょう。
家庭に愛がなければ、たとえ家族が
一緒にいたとしても、地獄にいるようなものです。
キリスト教会では、「私自身が神様、
イエス様を信じれば、天国に行くことができる」
と教えますが、真のお父様は
その教えを明確に否定されています。
☆
「今までの宗教の目的は、
個人を救うことでした。
しかし、統一教会は
個人の救いよりも家庭の救いを目的とします。
救うとしても、家庭を救い、
天国に行くとしても、自分一人では行きません。
統一教会の救援観は、
夫は天国に送り、妻は地獄に
送ろうというものではありません。
二人とも天国に行こうというものです。
また、父母を地獄に送るのではなく、
父母に侍り、また息子、娘も連れて
天国に行こうというものです」
(同587ページ)
☆
天国は夫婦が一緒に行く所です。
真のお父様は「一緒に」という言葉を強調されました。
たとえ、私個人の信仰が素晴らしかったとしても、
一人では天国に行くことができません。
もし、妻が信仰を持っていなかったら、
天の娘として大切に育ててあげましょう。
反対に、妻が一生懸命に教会活動をする信仰者で、
夫が信仰生活に対して前向きでないのなら、
愛して尽くして、み言を伝えてあげましょう。
☆
それでは、夫婦が信仰を持っていても、
子供が信仰を持っていなかったらどうしますか。
親だけが天国に入って喜ぶことはできないでしょう。
ですから、親が立てた信仰の伝統を子供に相続させ、
一緒に連れていかなければなりません。
そして、祝福家庭の中には、
親が教会から足が遠のいていても、
子供は信仰をしっかり持っている家庭もあります。
その場合は、子供が親を導いて、
天の前に一緒に帰るのです。
このような話を聞いて、
心に痛みを覚える食口もいるかと思います。
しかし、これが行くべき道、原理原則の道です。
たとえ今は、教会から離れている家族がいても、
その一人一人を心から大切にし、
天の前に導くことを決して諦めず、
愛を投入していきましょう。
☆
抜粋して紹介しました
文責:ten1ko2
文責:ten1ko2
ちょうど今日は、ある食口の聖和式があり、
参加させていただきました。
ささやかながら素晴らしい聖和式でしたが、
遺された奥様を思うと、
とても胸が痛んでなりません。
少し話す機会がありましたが、
「一人でこれからどうやって生きていくか・・・」
と、心細げに見えました。
先立たれたご主人は
さぞかし、ご心配だろうと思います。
霊界からお守りください、
と祈らざるを得ませんでした。
いつもこういう時に思うのは、
私自身も、正しい人生、負債なき人生を
送らないといけない、ということです。
天国に行ける者となるため、あらためて
私自身だけでなく、妻も、
子供たちも、ともに正しい道を
愛を育みながら
歩んでいきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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