李相軒(イ・サンホン)先生の
霊界からのメッセージ、
天国と地獄、一言でいうと──
☆
天国は思いと行動が一つになる所
天国という名詞がどこから出てきたのか、
私は知りませんが、すべてが天国とか
エデンとかいう文字を書いています。
天国(エデン)とは、
思いと行動がまさに一つになる所です。
例えば「きょう、何かを食べたい」
と考えれば、考えると同時に、
自分の前に豪華な御馳走(ごちそう)が
準備されているのです。
また「きょうは誰かと一緒に、
どこかに行かなければならない」と考えれば、
既にそこに行っているのです。
「服を着ないで、人が裸になって歩けば
どうか」と思うと、本当に素っ裸になった
自分になってしまい、ひとしきり笑いました。
☆
「目の見えない人と、目の見える人が、
共に天国に来たら、見えない人と
見える人との差はどうか」と考えたら、
おじいさんと子供が私の前に立っていました。
子供は盲人で、おじいさんは目のよく見える人でしたが、
「天国にも盲人がいますか?」と聞くと、
子供が「地上にいる時は盲人だったのですが、
天国には盲人という表現もないばかりでなく、
見えないものがありません。
すべて見ることができます」と答えました。
「おじいさんは見えるはずなのに、
なぜここに来られたか」と言うと、
「目で見ることができるものと、
心で見ることができるものがある」と答えながら、
「目は見える物体だけ見るが、
心で見るものは、その人に今現れないとしても、
それはもっと明るく見える」
という難しい答えをしました。
☆
天国には、宝石よりもっと明るい光が
いつも周囲にあります。
その明るい光のために、お互い困難を
覆うことができず、互いが読み取るようになるから、
目と心によってすべてが分かるようになる所です。
天国は光で表現するなら、輝く金髪、
光り輝く恍惚(こうこつ)の金の光
とでもいえるかもしれません。
いつも心が平和である所です。
言葉では表現できなくて、
説明することの難しい所が、まさに天国です。
☆
地獄は天国から想像することができない所
地獄は、おなかが空(す)いて、
つらさ、ねたみ、嫉妬、
不便なものがあまりにも多い所です。
いつもつらいから、けんかしか
することがないのです。
すべて不便です。
☆
例えば、天国は安心して歩く自由がありますが、
地獄は自分の思いどおりになるものが
一つもない所です。
思いどおりにならないから、
人のものを奪ってきて、
盗み食いします。
地獄とは、人間の世の中で考えるより、
ずっと想像しにくい所です。
☆
相軒(サンホン)よ! それが愛である
愛というこの言葉が、いかに
とてつもないものかということを知りました。
神様の愛というものは、
膨大に広がっています。
経験したことを書いてみると、次のようです。
☆
「相軒よ」と呼ばれるその声に、
すべてが溶け出すような愛の感性を抱くのです。
それは、どんな凶悪犯も、許すしかない
感性を持たせるものです。
愛の体臭や香りが、すべてを忘れさせる
平安感、温かさ、安堵感(あんどかん)を感じさせます。
一言で「愛」という単語自体が
ふさわしくないのです。
もう少し良い、もっと柔らかい言葉が
ないかという感じを持つようになります。
歩むとき、言葉を話すとき、服を着るとき、
「愛」という言葉自体に納得できず、
考えて、また考えて、「愛」より愛を
もっと濃く美しく表現する文言がないか
と考えると、神様がおっしゃるには、
「相軒よ! それが愛だよ」と言われました。
「愛」という言葉一つだけ完璧に
意味が分かるなら、地上には
争いも苦難もなくなるはずです。
「愛」という言葉は、それを完璧に
解釈する者がいません。それが「愛」です。
☆
天国と地獄の概念
天国とは、愛で一つになったまま、
調和しながら暮らしていくから、
あらゆる心配や気掛かりがありえない所です。
地獄とは、愛を忘れたまま、それが何か、
分からない世界で暮らしていくから、
争いながら、心配、気掛かり、
不平、不満に囲まれて、
ぐるぐる回っています。
要約すれば、天国は愛の至聖所であり、
地獄は愛に背を向けた所です。
易しく言えば、天国は愛しかなく、
地獄は愛という言葉が芽も出さない所です。
それゆえ、地獄の解放は、愛の芽を出して、
愛の実を結んでこそ可能なのです。
(1997年6月1日)
(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)
第一部 霊界の実相と地上生活
第二章 霊界で見た暮らしと地上生活
二 霊界で見た天国と地獄
霊界の実相と地上生活(5)
霊界で見た天国と地獄
(Blessed Lifeより)
第一部 霊界の実相と地上生活
第二章 霊界で見た暮らしと地上生活
二 霊界で見た天国と地獄
霊界の実相と地上生活(5)
霊界で見た天国と地獄
(Blessed Lifeより)
☆
再編集 文責:ten1ko2
天国・・・
なんとも言えない恍惚の世界です。
言葉で表現するのは、難しいくらい
素晴らしい世界ですが、
それを李相軒先生は、わかりやすく
解説してくださいました。
もし、もう一度地上に戻れるなら、
誰もが天国に行ってみたい、と思うのではないでしょうか。
逆に地獄には絶対に行きたくない、
そう思うことでしょう。
しかし、霊界は一度行ったら、
帰ってくることができません。
なので、良心を中心とした生活、
本心に恥じない自分になるために、
精誠を尽くして、悔いのない生活を
送っていかなければ、と思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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