2023年06月29日

とても許せない、祈らないではいられない 《方大陸総会長*世界のための韓国と日本に2》



230629.png


方相逸(バン サンイル)神日本大陸総会長の
「世界のために生きる韓国と日本に」
2回目です。

過去に怨讐関係にあった国民同士の
結婚を奨励された真の父母様

韓国人は日本人のために、日本人は韓国人のために、
お互いに、ために生き合わない限り、
韓国と日本は、怨讐の国として永遠に平行線を
たどり、一つに交わることはないでしょう。

私は、日本に対して深い恨みを抱く父がいるにも
かかわらず、真の父母様の祝福によって
日本人の妻を授かりました。

もちろん激しく葛藤しました。
しかし、真の父母様が、その実体で示してくださった
「ために生きる」「怨讐を愛する」
という教えを実践するうちに、
日本に対する嫌悪感が消えていったのです。


真の父母様は、「個人主義」はサタンの主義であり、
「共産主義」と同じように問題が大きいと語られました。

日本にも、個人主義は蔓延しています。
世の中にはびこる個人主義を、
私たちは払拭しなければなりません。

真の父母様が強調された「利他主義」により、
自分が困難な立場にあっても、
相手のために投入するのです。
それが、真の愛です。


日本と韓国は、自国のことだけを考えてはいけません。
両国が一つになってアジアのために生き、
アジア諸国が一つになって世界のために生きるのです。

これが、真の父母様の教えであり、
家庭連合が世界に訴え続けるべきことです。

真の父母様は、国際結婚を通して
世界を一つにしようとしてこられました。
中でも過去に怨讐関係にあった
国民同士の結婚を奨励されたのです。

韓国と日本、米国の黒人と白人、
キリスト教とイスラーム、
イスラエルとパレスチナ……。

怨讐の背景を持った相手と愛し合い、
許し合い、一つになることで
世界に平和が訪れ、霊的な恨みも解かれるのです。

日日家庭だとしても、相手の血統をさかのぼれば、
韓国人ということもあるでしょう。

ですから、目の前の相手だけを
見詰めて愛するのではなく、
歴史的な恨みを解くという視点が必要なのです。

祈りによって怨讐を愛する

「祈祷」は偉大です。
祈るときは、不思議と怨讐を愛することができます。

ところが、目を開けた瞬間、
怨讐は、やっぱり怨讐なのです。
ですから、目を閉じて歩きましょう。(笑い)

それは冗談ですが、私たちは常に、
祈るような気持ちを抱いて歩かなければなりません。

ひととき、自分の心が痛む原因になっている人を
思い浮かべてみてください。
夫、妻、親、子供、隣人……。

皆さんが祈るとき、今、思い浮かべた人を、
「どうしたら懲らしめることができますか?」
と尋ねることがあるでしょうか。

ふだん、怒りがふつふつと湧いてくる相手に対しても、
「私は、あの人を愛したいです。
何とか和解したいのです。
天の父母様(神様)、どうしたらいいでしょうか?」
と尋ねると思います。

皆さんは、祈る時間が多くなればなるほど、
心が清められ、人生に喜びがあふれるようになります。

真の父母様は、祈りの生涯を貫かれました。
親がそのようにされたのに、
なぜ、子女である私たちが、まねをしないのですか?

親にならなければ、分からない世界があります。
親になるということは、
お金を儲けること以上の価値があります。


最近は、韓国でも日本でも、
結婚したくない≠ニいう若者が増えています。

結婚しないという選択は、
天の本来の願いではありません。
一人で好きかってに生きるのが幸福だ
という考えは、大間違いです。

男性は、女性の気持ちや感覚が分からないでしょう。
逆に、女性は、男性のことが分かりません。

夫婦は、お互いの心の世界に入っていけばいくほど、
ダイヤモンドのように輝く宝物を発見することができます。
ですから、夫婦の暮らしは飽きないのです。
百年一緒に過ごしても、刺激がなくなることはありません。

世の中では、夫(妻)の心から、
鬼や虎のように恐ろしいものが出てくることを心配して、
極力、触れないようにしています。

私たちは、そのような風潮を打破しなければなりません。
夫婦や親子、家庭の本来の在り方を教えるために、
家庭連合が設立されたのです。


韓国の草創期に導かれた古い先輩家庭の多くは、
キリスト教出身でした。
キリスト教徒が偏見なく「原理」を学べば、
ほとんどの人が家庭連合に入教すると思います。

皆が家庭連合の信徒になってしまうのを恐れ、
牧師たちが、「異端だ、サタンだ」などと言って
行かせないようにしてきたのです。

『原理講論』には、多くの聖句が引用され、
従来の聖書解釈を正す内容が書かれています。

聖書になじみのない仏教徒に、
堕落論について話しても、
「えっ、どういうこと?」と、
ピンと来ないかもしれませんが、
キリスト教徒に話すと、
「すごい!」と感動するのです。

知り合いにキリスト教徒がいれば、
ぜひ、「原理」を伝えてあげてください。

彼らは、聖書を拝読し、天の雲に乗ってこられる
再臨のキリストを待ちわびて、
朝から晩まで祈るなど、信仰の基台が整っているので、
皆さんよりも、りっぱな信仰者になります。
本当です。

世界家庭6月号 
「世界のために生きる韓国と日本に」
方相逸・神日本大陸総会長
https://familyforum.jp/2023062648433
再編集 文責:ten1ko2


恩讐を愛する・・・
言葉では簡単に表せますが、
それを実践することは、
本当に簡単ではありません。

特に先祖代々受け継いでいたなら、
その感情も血の中に染み込まれているでしょう。

祈りをもって克服する、
と大陸会長は言われています。

ただ、口先だけの祈りではなく、
血のにじむような「祈闘」を
ささげる必要があるように思います。

日韓の関係は難しいとはいえ、
若い世代では、そんなシガラミもなく
もっと自由に価値を認め合っている気がします。

私たちが許し合い、認め合うそんな
基準を立てたなら、後の世代には
すんなり受け入れることができるようになる
そのように思うのです。

来週に続きます




にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村
良い記事だと思った方は、
応援のクリックをお願いします!

(なお、記事冒頭の哲学・思想ブログのバナーも
ブログ村のバナーとなっています
どちらからでも応援して頂けます)



※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。

さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック