入山 聖基・本部伝道教育局副局長の
「夜の神様、昼の神様」の講座の連載が始まりました。
神様について、真のお父様(文鮮明先生)のみ言を
もとに、とても深くわかりやすく解説されています。
(ブレストライフに掲載されているものを
ブログ用にいくつかに分けて紹介します。)
今日は、「“私の神様”」と「夜の神様の世界」の1回目です。
☆
“私の神様”
私たちの信仰生活は、神様との出会いから始まります。
真の父母様は「統一原理」を解明し、
堕落した人間の立場では決して見ることのできなかった
神様の姿を、誰もが知ることができるように
明らかにしてくださいました。
その姿は、さまざまに表現されます。
「創造(原理)の神」
「心情の神」
「真の愛の神」
「父母なる神」
「悲しみの神」
「復帰の神」
「沈黙の神」……。
それゆえ、神様との出会い方も一様ではありません。
「神様を知る」ということは、
一面的、一時的になされるものではありません。
私たちの生涯でさまざまな経験を経ながら、
広くて深い神様の心情に触れることを通して、
その世界は豊かに彩られていくと言えるでしょう。
☆
私は牧会者として多くの食口(シック)と接してきました。
そこで知ったことは、信仰を持つ人々は皆、
心の中に“私の神様”を抱いているということです。
これから新しく伝道される人や、
二世・三世の皆さんにとっても、
“私の神様”との出会いが、
信仰の原点になることは間違いありません。
統一原理をはじめとする貴いみ言と
聖なる実体によって、神様と出会わせてくださった
真の父母様に深く感謝いたします。
それでは、真のお父様が晩年に語られた
「夜の神様、昼の神様」に関するみ言を基に、
「神観」を確認していきましょう。
☆
夜の神様の世界
神様の中には、夜の神様もいて、昼の神様もいます。
おふたりの神様ではありません。
『夜昼』の神様だということを
(人々は)知らないのです。
堕落とは何かと言えば、創造以降の創造物たちが、
み旨を成し遂げることができなかったので、
昼のことばかり知っていて
夜のことは分からなくなったということです。
皆さんは話すとき、『昼夜』と言いますか、
『夜昼』と言いますか?(『夜昼です』)。
分かっていることは分かっているのですね。
『夜』が先です。(清平(チョンピョン)特別修錬会第1000回大役事(やくじ)記念礼拝、
『トゥデイズ・ワールド ジャパン』2010年7月号2〜3ページ)
☆
私は、「夜の神様」とは、天地創造以前の神様であり、
「昼の神様」は、創造以降の神様であると考えています。
聖書では、神様が「光あれ!」とおっしゃった瞬間から
創造が始まり、6日を経て
人間始祖アダムとエバが誕生したと説いています。
一方、科学では、宇宙の始まりを
「ビッグバン(大爆発)」とし、それから
138億年という年月をかけて宇宙が形成され、
人類が誕生したと説明しています。
これらは、昼の神様の時代に当たると考えます。
☆
しかし実際は、それより、はるか以前から
神様の創造のみ業が始まっていました。
「光あれ!」とおっしゃるまでに、
創造の全体を構想する膨大な時間があったのです。
それが夜の神様の時代であるというのです。
まだ時間や空間すらない時代に、神様は、
人間(アダムとエバ)を「愛したい!」という心情を抱き、
その思いを実体化するための
構想理想を生み出すために
投入し続けていらっしゃったのです。
☆
精誠を尽くすことができない人は、
弁明が多いのです。
精誠を尽くす人は、精誠の度数をより大きくして
尽くすべきことがいくらでも残っているので、
弁明できないというのです。
ですから、神様は沈黙を守ります。
創世以来、今まで一言も語らず、
精誠を尽くしているのです。
神様は、全体のために、
どんな存在とも関係を持てないものはない
と言える位置に立つために、
低い世界がより高い世界に進めるよう、
今もさらに多くの精誠を尽くし、
さらに多くの忠誠を尽くしているというのです。
今、先生(父母様)が行く道も、それと同じです。
いつも新たに出発するというのです。
それは、新しい精誠が加重されなければ
ならないということです。
そこには敗者の悲しみが伴うことはありません。
勝者の喜びだけが伴うのです。(1996年2月18日、マルスム選集276─143)
☆
話しているときが横的な時間だとすれば、
沈黙しているときは縦的な時間と言えます。
また、前者は昼の時間を、後者は夜の時間を象徴すると言えます。
あらゆる被造物は夜に成長するので、
人間は沈黙しているときにこそ、
内的に深く成長するのだと言えるのではないでしょうか。
神様は長い沈黙の末に、天宙をつくられました。
沈黙のとき、動きのないように見えるその時間に、
夜の神様は深い心情を込め、
精誠を尽くしていらっしゃったというのです。
そうして、永遠の新しい朝を迎えました。
それが天地創造です。
そこからが、昼の神様の時間だというのです。
さらに、沈黙は祈りにもなります。
人に思いを伝えるには、言葉を発する必要がありますが、
神様とは、沈黙しているときも通じることができます。
真のお父様は、誰よりもお話をされた、
スピーチの長時間記録の持ち主です。
一方で、誰よりも長く、深く、沈黙されたお方ではないでしょうか?
言えないことや、あえて言わないことも、
たくさんあったのではないかと思うのです。
「夜の神様、昼の神様」
伝道教育局副局長 入山 聖基
「“私の神様”」「夜の神様の世界」
シリーズ中級講座 35、36
夜の神様、昼の神様<1、2>
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=20966
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=20978
(Blessed Lifeより)
伝道教育局副局長 入山 聖基
「“私の神様”」「夜の神様の世界」
シリーズ中級講座 35、36
夜の神様、昼の神様<1、2>
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=20966
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=20978
(Blessed Lifeより)
☆
再編集 文責:ten1ko2
夜の神様、昼の神様・・・
お父様の表現って、言い得て妙ですよね。
さて、昼夜か夜昼かどちらか、というお父様の質問に
食口たちは、『夜昼です』と答えていますね。
日本では、「昼夜(ちゅうや)」といいますが、
韓国では、「夜昼」というのかもしれないと思い
調べると、「밤낮(バㇺナッ)」で、
漢字は出てきませんが、晩昼、夜昼という言い方です。
日本と韓国では、同じ意味の単語でも
順序が違うものがあるようです。
例えば、「情熱」を韓国では「熱情」
「知情意」を「情知意」と言うと聞きました。
ともあれ、夜の神様は
創造前の神様であり、
昼の神様は、創造以後の神様であるとのこと。
ということは、私たちは、
昼の神様に出会っているわけですが、
昼と夜の神様は別々というわけではなく、
夜の神様も重要であると言います。
沈黙の神様、祈りの神様、
ひたすら投入する神様がいたからこそ、
この世界が表れたということです。
ですから、私たちも、夜の時間、
すなわち沈黙、精誠と祈りの時間を
重要視してこそ、目に見える
結果の世界に具体化していくことが
できるのではないか、と思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
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過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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その限りではありません)
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