今年の5月まで、アメリカの大陸会長は、
龍鄭植(ヨン ジョンシク)会長でした。
早朝訓読会をしながら、とても復興していました。
今は、韓国で大教会長(以前の教区長)をされていますが、
そこでも、ZOOMを通して、
毎朝、訓読会を継続されていて、やはり、復興しているそうです。
今回はアメリカでの訓読会で、龍会長がしてくださった
霊界の証しを紹介します。
☆
1975年、私が教会に入ったばかりのころ、
たくさんの美しい話を聞きました。
当時60代か70代のある女性がいましたが、
その人はとても美しく、とても信仰的でした。
早朝に起きて、早朝5時から教会に行き、
誰もいなくても、早朝礼拝を一人で捧げていました。
そしてある時、100日間の早朝礼拝を決意したのです。
毎日、清らかな白い服を着て教会に行き、敬礼を捧げ、
神と、真の父母にお祈りを捧げました。
すべての精誠を込めました。
30日経ち、70日経ち、もう少しで
100日経とうとしていたころ、
彼女は何か感じるものがあったといいます。
霊体験をして、霊人たちと会話をし、
霊界から啓示を受け取りました。
彼女は、(幽体離脱して)霊界に行くようになりました。
子供たちにこのように言っておきました。
「もし私の身に何かあっても、
私の体をけして埋葬しないでほしい」
そして、100日経った頃、彼女は
意識を失って、病院に運ばれました。
そこで彼女の霊人体は浮き上がり、
自分自身の体を見ていたといいます。
これは、肉体が死んだ状態であるとわかりましたが、
子供たちにも夫にも報告していませんでした。
そう思って、自宅に戻ると、みんな寝ていました。
それで夫に触れて、「あなた、あなた」と呼んでみても、
気がついてくれません。
子供たち一人ひとりに話しかけてみても、
誰も気づかなかったといいます。
それで、どうしていいのかわからず、
しばらく浮いていましたが、霊界に行ったのです。
霊界に行くには、とても長く、真っ暗なトンネルを
通っていかなければなりませんでした。
ものすごいスピードでした。
そして最後は、どこかに投げ出されました。
目を開けてみると、『わぁ、なんてきれいな場所なんだ!
なんて素敵なところなんだろう!
今までこんな美しい世界は、一度も見たことがない!』
というような、素晴らしい場所だったといいます。
☆
すると誰かが彼女を待っていました。
誰かわかりますか?
その人はなんと、真のお父様でした。
真のお父様は、彼女の手を取って、
「あなたには特別な使命がある。
急ぎなさい。
地獄から、楽園、天国まで全部見せるから、
それを学んで元の世界に戻り、
人々にそれを教えなくてはならない」と言われました。
そしてまず、「地獄を見せたい」と言われました。
とてもひどいところでした。
全部を話すことはできませんが、
そこでの印象的なことを話します。
真のお父様は、地獄のレストランに彼女を連れて行きました。
そこは、いい匂いがして、
あらゆる食べ物、御馳走があったといいます。
人々が、テーブルの両側に座って食べていました。
食べ物はとてもおいしく、いい匂いがしているのに、
人々の顔を見ると、全員が骸骨のようでした。
どうしたのでしょうか?
注意深く、どうやって食べているのか観察してみると、
彼らの使っているスプーンはとても長く、
食べ物にスプーンをつけても口に届きません。
食べ物があっちへ、こっちへ飛んでしまうだけで、
一日中食べていても、何も食べることができません。
これは本当にあった話です。
地獄はどんなところかということを、
象徴するようなものを見せてくださいました。
☆
するとお父様は、時間がない、と言われ、
天国へ連れていかれました。
天国へ着くと、天国のレストランを見せてくださいました。
そこでは、驚いたことに、同じような
美味しそうな食べ物が並んでいました。
しかし、そこに座っている人々は、とても明るく
微笑んでいて、健康的な顔をしていました。
それで、どうやって食べているのか、観察してみると、
地獄と同じように長いスプーンを使っているのですが、
お互いの口に食べ物を運んであげていました。
私が与え、相手が与える。
天国は、為に生きる世界であるということを教えてくれました。
☆
またお父様は言われました。
「急げ、急げ、時間がない。
あなたにあなたの倉(くら)を見せたい」
すべての人間が、自分自身の倉を持っていました。
誰それの倉、誰それの倉。
すべてに番号が振ってありました。
○○倉、○○倉。。。
お父様が、「この倉を開けてみなさい」と言われました。
開けてみると、中はカラでした。
また開けても、カラでした。。。
そして、「あなたの倉を見たい」と言われるのですが、
彼女は『おぉ、私はきっと何も持っていない』
そう思ってとても怖かったといいます。
お父様が、「開けろ!」というので、
開けてみようとしましたが、重くてなかなか開きませんでした。
それでお父様も手伝ってくれて、一緒に
倉のドアを開けてみると、たくさんの収穫物が転がり落ちてきました。
中には白菜や大根がたくさん入っていました。
お父様は微笑んで彼女を見つめて言われました。
「これが何だかわかるか?
数日前に、あなたは市場に行ったでしょう。
その時、あなたは赤ちゃんがいるが夫のいない、
とても貧しい女性に会ったでしょう。
あなたは、お金は持っていなかったけれど、
キムチを作るために買った白菜や大根を持っていて、
その女性をとてもかわいそうに思って、それをあげました。
だから、あなたは為に生きたので、
それがあなたの永遠の倉の中に蓄えられたのです」
中を見ると、なんと、
倉いっぱいに食べ物が詰まっていました。
もし地上で為に生きたら、
それはすべて、永遠の倉の中に蓄えられるのだと、
これは象徴的に教えています。
☆
いつか霊界に行くとき、倉の中に何が入っているのでしょうか?
愛と心情です。
それがあれば、外的なものは
自動的に続いてくるようになっています。
心情があれば、お金はついてくるのです。
もし子供を愛していたら、何かあげたくなるでしょう。
お金など、物は、愛に続いてやってきます。
彼女は、天国は、為に生きる世界である、
ということが分かりました。
☆
またお父様は言われました。
「もう時間がない。
3日が過ぎた!帰りなさい!」
それで、彼女は霊界から地上に帰ってきました。
地上では、彼女の家族が全員揃っていて、
韓国では亡くなって3日間以上は置いておかないので、
その最後の日でした。
皆がそろって、聖歌を歌っていました。
彼女は戻ったのですが、手は前に組まれ、
口と耳と鼻には綿が詰められていました。
目を開け、3日ぶりに戻ってきたのですが、
すべてに綿が詰められていたので息ができませんでした。
自分が戻ってきたことを
みんなに知らせなければならないが、どうしたらいいか。
「うー、うー」と、声を出しました。
想像できますか。
夜中に棺から「うー、うー」と声がするのです。
皆が、どうしたのかと驚きました。
それで棺を開けてみると、亡くなったと思った女性が
目を開けてもがいていました。
「お母さんが生きている!!」
☆
それからその人は棺から出て座り、
家族を集めて、親族と友人を全員呼んで、
霊界での美しい経験をみんなに
知らせたい、と言ったのです。
彼女は本当に死んで蘇りました。
名前は忘れてしまいましたが、これは本当の話です。
わかりますか?
その後、彼女はどこにでも出かけて行って、
この素晴らしい証を話して聞かせました。
霊界とは何か。素晴らしいでしょう?
ですから、天国は、為に生きる世界だというのです。
ジョイの倉の中には何が入っているのか。
ワニタの倉の中は何が入っているのか、空っぽなのか。
☆
お父様は、あなたの記録は、霊界の本に
すべて記録されている、と言われました。
もし霊界の本に3度名前が書かれたら、
神は二度とその人を忘れない、と言われました。
神様もびっくりしてショックを受けるのです。
なので、お父様が李ヨハネ先生と初めて会ったとき、
お父様はただヨハネ先生を見つめられて、
「あなたの名前は霊界に記録されている」
とおっしゃいました。
李ヨハネ先生が日本にいるとき、神学校に通っていたころ、
彼は日本の神道を拝まなかったので、退学させられました。
もし拝むならここにいてもいいが、
もし拝めないのなら、退学させる、あなたの選択だ、
と言われましたが、ヨハネ先生の信仰は素晴らしく、
他の誰もいませんでしたが、彼だけが学校を去ったといいます。
その時に、李ヨハネ先生の名前が、霊界の本に記録されたのです。
だから、もし神の心情に触れるようなことがあると、
もし自分の性格からは乗り越えることが難しいことを乗り越えたなら、
「お前の霊的な背景、先祖の背景からみて、
実際にお前はできないはずなのに、乗り越えた!!」
と言って、神さえもとても驚いて、心が溶かされ、
感動して、霊界にある人生の本に記録されるというのです。
もしあなたの名前が3度記録されたら、
神は忘れません。アージュ?
文責:ten1ko2
ヨンジョンシク大陸会長訓読会
天国と地獄のレストラン。
食事をする時の箸が長い、
という話は、ご存じの方も多いと思います。
箸ではなく、スプーンになっていますが、
北米の食口に語られたからなのかもしれませんし、
その方が見てこられたのが、スプーンだったのかもしれません。
ただの物語ではなくて、
実際に真のお父様と一緒に見てこられた
というのがすごいことだと思います。
「倉」の話もなるほどな、と思いました。
結局は、地上での人生の歩みの結実が霊界なのです。
さらに、ヨハネ先生の証しのように、
神様を驚かせ、感動させるような歩み、
先祖が越えられない歩みをすることが
どれほど貴いことでしょうか。。。
真の父母様の前に、
孝情をもって、走りぬくのみだと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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