篠崎先生の「喜びと幸せの生活伝道」
今回は、『神氏族メシヤとして立てられた背景』です。
☆
私たちは天宙史に一度しかない再臨時代に
真の父母様に出会い、貴い祝福の
恵みにあずかって人生を歩んでいます。
では、なぜこのような人生を
迎えることができたのでしょうか?
私たちが神氏族メシヤとして
立てられるに至った背景を考えてみましょう。
☆
『原理講論』の予定論を見ると、
人間に対する予定は絶対的ではないとあります。
それは人間自身が責任分担を果たしてこそ
初めて神様が予定された人物になることができるからです。
神様の救いの摂理の目的は、
人間始祖の堕落によってつくられた罪悪世界を、
創造目的を完成した地上天国に完全に復帰することです。
救いの摂理は再創造の摂理であり、
それは一気に成し遂げられるのではありません。
一から始まって、次第に全体に広まっていくのです。
ですから神様の救いの摂理においては、
まず中心人物になりうる人物を予定して召命されるのです。
☆
召命された中心人物がどのような条件を備えているかは、
以下のように説明されています。
「彼はまず、復帰摂理を担当した
選民の一人として生まれなければならない。
同じ選民の中でも、
善なる功績が多い祖先の子孫でなければならない。
同じ程度に全の功績が多い祖先の子孫であっても、
その個体がみ旨を成就するのに必要な
天稟(てんぴん)を先天的にもつべきであり、
また、同じく天稟をもった人間であっても、
このための後天的な条件がみな具備されていなければならない。
さらに、後天的な条件までが同じく具備された人物の中でも、
より天が必要とする時機と場所に適合する個体を
先に選ばれるのである」
(『原理講論』246ページ)
☆
真のお父様は、私たちの立場について、
次のように語っておられます。
「皆さん自身はさして功績がありませんが、
皆さんの背後には今まで歴史上に
生まれては逝った先祖たちの功績の土台があり、
皆さんは知りませんが、
数多くの氏族の中でも
皆さんの先祖たちが積み上げた功績が多いので、
この功績が積まれに積まれて、その結実として
生まれた群れが皆さん自身であったことを
知らなければなりません」
(1969年1月26日、韓国・前本部教会)
「皆さんが、運があってそうなのか、
福があってそうなのかは分かりませんが、
このようにしてこの時代に生を受けて
この一時に会い、統一教会に入ってきました。
統一教会にどのように入ってきましたか。
皆さんをこの場に入るようにするまでには、
数多くの先祖たちが精誠を捧(ささ)げに捧げました。
数多くの人たちが滅び、善が踏まれる場で
死んでいきましたが、
その千人、万人の因縁を経て、回りに回って、
その因縁が天につながって、
日が昇る高い山のような立場に立ったために、
そこで日の光を眺めて
集まった人たちが皆さんなのです」
(八大教材教本『天聖経』231ページ)
真のお父様は、日本をエバの国、
母の国として選んでくださいました。
そして私たちは日本の中でも、
多くの先祖の善の功績の上に生まれ、
先天的天稟と後天的条件が備えられ、
神様が必要とした摂理的な時と場所に
適(かな)っていたので選ばれたのです。
篠崎 幸郎・著(光言社・刊
『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道
み言の原点に立ち返る』より)
第二章 主と出会った者の行くべき道
一、召命と責任
『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道
み言の原点に立ち返る』より)
第二章 主と出会った者の行くべき道
一、召命と責任
☆
教会で最初にみ言を聞いた時、
『不思議な夢を見た。
先祖が夢に現れた』
という方は、意外と多いのではないでしょうか。
私自身も、み言を聴き始めた時、
白い服を着た女性が夢に現れて、
「あなたをここまで導いてきた」
そんなことを言われました。
先日、2日間の原理講義をさせていただきました。
その時に感じたのは、
「み言がわかる、というのは、本当の義人だ」
ということです。
私自身の力量の問題もあるとは思うのですが、
例えば、優秀で能力のある方でも、
み言をよく理解して感銘を受けるかと思うと、
必ずしもそうではないことがあります。
しかし、食口の中には、たとえ外的な地位や権力を
何ももたなかったとしても、み言に相対し、
深く感動し、人生に活かせている人もいます。
み言を受け止めることのできる器があるのです。
やはり、先祖の功労、というのは、
とても大きいと感じますので、
折につけ、先祖の皆様に
感謝しつつ生活したいと思います。
また、歴史以来、初めて
真の父母を迎えたこの時、
時代的恩恵がいかに大きいことでしょう。
天が必要だから、時であるから、
導かれた私たちであり、
だからこそ、今このときに
天が準備した人を、天に導く
使命があると思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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