親に対する長年の鬱積した思いが、
自己牧会プログラムのワークを通じて、
解消されたという、祝福2世の証し
「私の人生は愛にあふれている」です。
☆
(女性 30代)
私の父母は公職者(教会の職員)で、いつもみ旨で忙しくて、
一緒に過ごす時間はあまりありませんでした。
私はいつしか父母に対して、
「私が人生においていろいろと失敗してきたのは、
父母が私に投入してくれなかったせいだ」
と思うようになりました。
特に母との間には深い溝ができていました。
私は母の発した冷たい∞ひどい≠ニ感じた言葉を、
いつ、どんなシチュエーションで言われたかまで記憶していて、
み言で「怨讐」と出てくれば母を思い出す、という状態でした。
そんな私でしたが、「自己牧会プログラム」に出合って
自分を見つめ直すことができ、
み言を学んで、二世祝福を受けるに至りました。
家庭を出発し、やがて妊娠しました。
母に知らせると、
「公務を休んで、あなたのそばにいるから」
と言ってくれたので、里帰り出産をすることに決めました。
けれど蓋を開けてみれば、相変わらず母はあちこち出かけ、
み旨に奔走する毎日でした。
私ももちろんみ旨は大事だと分かっていますが、
それでも、「臨月の私がいるのに、
み旨だからといって何をしても許されるのか?」
「み旨であれば、夕食を作らなくてもいいのか?」
という思いを抑えきれませんでした。
無事に出産を終え、引き続き実家で過ごしていたある日のことです。
母がトイレに入ったまま、なかなか出てこないのです。
声を掛けると、意識はあるものの、動けなくなっているようでした。
普通の娘なら心配でパニックになると思うのですが、
その時の私には何の情の起伏もありませんでした。
ただ、「私は今、赤ちゃんがいるから何もできない。
これは救急車を呼ぶべきだ」と冷静に判断していたのです。
やがて救急車が来て、母は運ばれていきました。
自分には母親への情がない……。
そのことに衝撃を感じながらも、一方では
「それは母との心情関係が薄かったからだ」
と自分に言い聞かせていました。
10日ほどして母は無事に退院しましたが、
母に対するぎこちなさが消えることはありませんでした。
☆
そんな状態のまま、一人静かにソファに座って
「自覚を取り戻す」ワークに取り組んでいた時のことです。
このワークは、
何か自分本位の考えに囚(とら)われていることに気付いたら、
「ああ、囚われている」と自覚を取り戻し、
自覚をもって目の前のあらゆる現象を見、聞き、感じ、
良心の声に耳を傾けながら、
「今この瞬間は何の不安も恐れもない、
自由・平和・統一・幸福の世界である」
とイメージしていくというものです。
私は、意識を「今ここ」に戻しながら、
実家の周りの自然の一つ一つに思いをはせていきました。
実家は海が近く、緑が豊かです。
ソファに身を預けて、波の音を聞きながら、
窓から見える5月の新緑、真っ青な空、
キラキラ光る海、
そして無事に生まれてくれた赤ちゃんと、
一つ一つその美しさ、ありがたさをかみしめていきました。
すると急に、「神様から愛されている」という思いが
実感として迫ってきたのです。
☆
そのとき、不思議な体験をしました。
「お前は幸福だよ。
親がそばにいなかったときも、お前は不幸ではなかった」
という良心の声が聞こえてきたのです。
その瞬間、母へのわだかまりが
さーっと解けていくのが分かりました。
母を許せなかったことがどうでもよくなり、
「いついつ、こういうひどいことを言われた」
という記憶も、取るに足りないことのように思えました。
例えば、ただそこに木が立っているように、
親はただ忙しかっただけだったのです。
それを不幸だと決めたのは自分であり、
全てを親のせいにして
自分を正当化していただけだったと分かったのです。
☆
その後も母は公務で多忙でしたが、
不思議なことに、それを見ても
イライラする気持ちが湧いてこなくなりました。
「どうぞどうぞ、行ってらっしゃい」と
母を自然に送り出すことができるようになったのです。
今はっきり言えるのは、私の人生は、
生まれたときから今に至るまで
愛に溢れていたということです。
このことを「自己牧会プログラム」が
気付かせてくれたのです。
私の心の中にいる神様 18
私の人生は愛にあふれている
私の人生は愛にあふれている
☆
再編集 文責:ten1ko2
『自己牧会プログラム』って本当に素晴らしいですね。
どんな困難な事情、環境も、
自分の心の中にいる小さな神様に尋ねれば、
必ず答えが与えられるようになっている。。。
神様が働くことのできる装置が
私たちの心だといいます。
私たち一人一人に、
誰にも良心は備えられています。
自分の心に働く神様の声を聴き、
それに従って生きることができれば、
もっともっと素晴らしい人間関係、
素晴らしい社会が築けるでしょう。
宗教2世問題として、悲しいことに反対する
2世たちがいて、家庭連合の闇の部分が
さらけ出されているようですが、
ほとんどが家庭問題だということがわかります。
愛したくても愛することができないほど
忙しくみ旨を歩んできた家庭連合の信徒たち、
公職者となれば、なおさらです。
子どもたちに寄り添うことができなかったことを
反省しつつ、
子も親も、神様の愛に包まれ
幸福を感じていくことができればと
願ってやみません。
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に関しては、固くお断りいたします。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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