私たち家庭連合(旧統一教会)の
最終的な意義とか目的は何でしょうか?
私たちの理論が勝ち、
正義が認められることでしょうか。
私たちだけが生き残る世界ではありません。
神と人すべて、私たちみんながいる世界
でなければなりませんね。
梅本先生の「真のお母様と一つになって生きる」より、
最後の章を紹介します。
☆
17 「天一国」は天地人真の父母様を
中心とした「心情一体世界」
中心とした「心情一体世界」
「真のお母様と一つになって生きる」とは、
どのような生き様を言うのでしょうか。
それは結局、「真のお母様に
如何に侍るべきか」という問題であり、
すなわち「真の父母様に
如何に侍るべきか」という問題であって、
突き詰めればそれは結局「孝」、
「孝情」の問題となってきます。
では「孝」とは何でしょうか、
ここに一つのヒントともいえる
真のお父様のみ言があります。
☆
「孝子になろうとすれば、父母の心の方向と
常に一致していなければなりません。
孝子の道を行く人は、父母と
かけ離れた行動をする人ではありません。
父母が東に行けば東に行かなければならず、
父母が西に行けば西に行かなければなりません。
行く目的を提示したのちに、
行く途中で回れ右をすれば、
一緒に回れ右しなければなりません。
そこに異議があってはなりません。
十度行き、十度回れ右をしたとしても、
また回れ右して従っていかなければなりません。
反抗すれば、孝子の道理を
最後まで守ることはできません」
(「選集」62−32、1972・9・10、『絶対価値』44-45頁)
☆
ここには「孝」とは何か、
そのすべてが語られているわけではありませんが、
この短い説話的み言の中に、孝に対する一つの中心的で
本質的なメッセージが語られています。
もちろんそれは、「ただ盲目的に
親に従って行けばいいのだ」
というようなことではありません。
──否、むしろ反対です。
しっかり目を開けて従って行くべきです。
どこの親もわが子が、ただ盲目的、追随的に
親に従ってくれることを願ってはいません。
むしろ必要に応じて質問し、確認し、意見があれば
申し上げることも、子としての務めだと思います──。
☆
ではここで何が語られ、教えられているのでしょうか。
すなわち、ここでは一つのぎりぎりの状況が
設定されているのであり、
そのような状況下に置かれた子が、
どのような態度を取るかが問われているのです。
何回も行ったり来たりした挙句、遂に十回目となって
もうこれでなんとか終わりにして欲しい
と思っているときに、
また回れ右すると言うのです。
その時、遂に頭にきて「いい加減にしてくれ、
もうこんな馬鹿馬鹿しいことを
やっておれるか」と尻をまくってその場を去るか、
それでもなお「お父さんがそういうなら…」
と言ってでもついて行くか、
そこがぎりぎりの孝子になれるか
否かの分かれ目になるというのです。
そのような状況下では、いくら論理的に、
現実的(合理的・実利的)に、
時に常識的に考えても答えは出てきません。
正にその場を決するのは、「情」の世界なのです。
すなわち、そのような限界状況にあっても、
なお子としての親に対する道理、
切っても切れない愛と信頼の情を残しているかどうか、
が問われているのだと思います。
☆
真のお父様はよく、終わりの日(再臨時代)には
「み言」と「人格(実体)」と「心情」の
3つの審判があると仰られました。(天一国経典『天聖経』4−3−3−9)
また「終わりの日には、宗教は心情宗教、
哲学は心情哲学、主義は心情主義、
思想は心情思想で各々解明されねばならない」(『御旨の道』282頁)
とも語っておられます。
まず、しっかりみ言を学ぶことは、
最も基本的で重要な事柄です。
そしてその上で、それに相応しい人格(実体・生活)
を形成することは必須の要件です。
しかし、実はそれで終わるのではありません。
その基盤の上に立って、本然的な「心情基準」を立てることが
最終的目標(課題)≠ニして、
信仰者一人ひとりに残されているのです。
☆
そしてそれは、先ず縦的基準としての天の父母様と
真の父母様、すなわち天地人真の父母様への
「孝」の心情、「孝情」をしっかり
立てることから始められなければなりません
──この一点が少しでも狂えば
後のすべてが狂ってきます──。
なぜなら、親子の関係こそ、
宇宙の根本となる関係だからです(注1)。
そこから横的に心情が展開され拡大されて、
天地人真の父母様(実体的三位一体)を中心とした
全人類一家族の心情一体世界
=「天宙平和統一国」=「天一国」が形成されるのです。
まさに、心情の因縁(ゆかり)で世界は生き、
一つに結ばるもと(本然)の縁(『聖歌』7番)なのであり、
「『孝情』の光」が世界を救うのです(『人類の涙をぬぐう平和の母』308頁参照)。
み言をよく学び、しっかりとした
信仰生活をされてきた人たち(大先輩)の中でも、
この最後≠フ心情の審判、とりわけ
天地人真の父母様に対する「孝情」の審判、
試練を越えられず、道を踏み外してしまわれる方がおられることは、
極めて残念なことです。
☆
今世界は、コロナパンデミックから始まり、
あらゆる次元で大混乱に陥っています。
この世界を最終的に如何にして救うか。
黙って見ているわけにはいきません。
互いに知恵を出し合い、時に口角泡を飛ばし
「正論」をぶつけ合うことも必要です。
否、それは必須ですらあります。
だがしかし、互いに真剣になればなるほど、そこに激しい論理的
また感情的対立が生じることも、また事実なのです。
すなわち、最終的に主義主張≠ェ優先されるところ、
そこには戦いの止むことがないのであって、
そこに民主主義世界=兄弟主義世界の
限界があるといえるでしょう。
☆
では、もしそれを越え、人類が真に恒久的な平和を
享受しえる世界があるとするならば、
それは家庭的原理に基づく世界(心情主義、
家庭主義、父母主義、神主義、頭翼思想)
以外にはありません
──ここに今日「家庭連合」が存在する
理由があるのです──。
すなわち、その世界は、父母≠中心として、
最終的に@ヘでもなく、主義主張でもなく、
心情(真の愛)を中心として一つになれる世界なのです。
であるとするならば、まさしくわれわれが目指している
天の父母様と勝利された真の父母様(天地人真の父母様)を
中心とする全人類一家族の世界=「天一国」こそ、
その世界といえるでしょう。
そして、そこに至る最初の一歩は、
今尚、われわれと共にこの地上に居られ、
真の父母様を代表して歩まれる真のお母様と
一つになっていくところから始まるのです。
完
(2023年3月吉日)
(2023年3月吉日)
(注1)「この宇宙の究極的な真理の問題を前にして……神秘的な境地に入って、人間が探し求めるべき宇宙の最高の真理が何かということを打診したとき、その時に得た答えが、『父子関係』という言葉なのです」 (天一国経典『天聖経』4-1-1-17)
特別寄稿文 <信仰手記>
真のお母様の時代に生きる
――ユダヤ・キリスト教の伝統との対比の中で考える――
梅本憲二(777双)
https://trueparents.jp/?page_id=7277
(真の父母様を中心に一つになろう)真の父母様宣布サイト
真のお母様の時代に生きる
――ユダヤ・キリスト教の伝統との対比の中で考える――
梅本憲二(777双)
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(真の父母様を中心に一つになろう)真の父母様宣布サイト
☆
失礼ながら「敬体」文に
変えさせて頂きました。
再編集 文責:ten1ko2
変えさせて頂きました。
再編集 文責:ten1ko2
真の父母様は、
真のお父様とお母様、お二人のことです。
お二人が一つである、ということです。
最近、真のお母様は、
「真の母ではく、ワンオンマ」だと言われております。
ワンとは王のことですが、
ひとりの母、独り娘の意味も併せて
呼ばせているという気がします。
親は理由でなく、親なのです。
知的に理解する以上に、心情において、
親であることを実感するします。
今、家庭連合が試練に立たされていますが、
今まで以上に、食口が
一つになる時なのでしょう。
真のお父様が「お母様は独り娘である」
と語られた言説もあるのに、
それに反対する人には、
そういう文言が頭に入らないのでしょう。
結局は心情の乖離というか、
お母様に断固反対している人たちには、
ピントが合わないので、
そこに焦点が合わないのだと思います。
先日も、責任者の皆様が訪韓され、
独り娘に対する講座を受けた、と聞きました。
お母様と一つになること。
それが、最高の天運を受けることができる
唯一の方法だと思うのです。
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なお、当ブログの記事に対して
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に関しては、固くお断りいたします。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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