自己牧会プログラムの証し。
今回は、「痛みを軽くし平安に導かれる祈り」です。
☆
(男性 50代)
私は1982年に伝道されて以来、
長く公職に就いています。
教会員と接する中で、祈りについて
課題を抱えている人が多いことに気が付きました。
「祈りが苦手」というかたに
「どんなお祈りをしていますか?」と聞くと、
「ひたすら一生懸命、お願い事をしている」
というかたが多いのです。
それは悪いことではないと思いますが、
神様の責任分担と人間の責任分担があり、
人間が5パーセントを果たしてこそ
物事は成就していくのですから、
お願い事をすると同時に自分の責任分担を悟って
実践していかないと、
お祈りが空回りするだろうなとも感じます。
☆
また、責任者やスタッフのかたは、
むしろお願い事をしてはいけない、
自分自身のことを祈ってはいけないと
強く思っている傾向があるように感じました。
そういうかたは、心情が下がったときほど
祈れなくなるという状態に陥りがちです。
こうした話を聞きながら、お祈りについて
もっと共に学ぶ機会があればいいなあ、
お祈りが変わると人生そのものが変化するのだから、
と思うようになりました。
☆
そういう中、6年前に
自己牧会プログラムに出合いました。
そこで取り組む「ワーク」は「小さなお祈り」であり、
「こういうときにはこういうふうに、
心の中の神様に尋ねたらいいよ」
と細やかに教えられました。
“目からうろこ”の内容ばかりでした。
☆
例えば、「自覚を取り戻すワーク」の中で、
自分の感じていることをそのまま実況中継して
客観視していくという内容があります。
心に何か痛みを感じているとしたら、
それをそのまま感じてみるのです。
それも一つの祈りの形であり、
それをするだけで痛みが消えていく場合があります。
外的に何かが変化するわけではなくても、
心の痛みや悲しみが消えて平安が得られる
ということが、実際に起きるのです。
そういう例をたくさん見てきましたし、
私も体験しました。
☆
ある時、夫婦げんかをよくするという婦人から
こういう相談を受けました。
「夫とけんかをすると、
1カ月くらい口を利かなくなります。
その期間は祈れない、感謝も
悔い改めの祈祷もできないんです。
そういうときは、泣きながら掃除機をかけています」
そこで私は、
「神様の前に、思っていることを
そのまま祈ったらどうでしょうか」
と提案しました。
すると彼女は驚いて、
「思っていることを
ありのままに祈ってもいいのでしょうか」
と聞くので、
「大丈夫です、神様は全てご存じですから」
とお答えしました。
☆
その後、その婦人は夫とけんかした時、
私が言ったことを実践してみたそうです。
2時間くらい夫への不満を訴えて、
どうしてこういう人と祝福を受けたのかまで、
率直に祈ったそうです。
すると、だんだんと楽になってきたというのです。
それで改めて「どうしたらいいですか」と尋ねると、
「夫の生い立ちを考えてみなさい」
という良心の声を感じたのです。
彼女の夫は、親の愛情を
あまり受けることができずに育ってきました。
ですから、人の気持ちを推し量るのが苦手で、
人を傷つけるような言葉を
不用意に発する傾向がありました。
彼女は、
「もし同じ境遇だったら、
自分もこうなっていたかもしれない」と思い、
知らないうちに「夫を愛します」
と決意表明していたそうです。
それまでは1カ月くらい引きずることも
あったようですが、その日の夜は
夫を笑顔で迎えることができたと報告してくれました。
☆
自己牧会プログラムでは、それぞれの
ワーク(祈り)を通して心に尋ねれば、
私の中の神様である良心が
その解決法を教えてくれると説いています。
この良心との対話は、
特別な人だけができるのではありません。
どんな人でも体験できます。
ただ、そこに至るためにはこつがあるのです。
それを分かりやすく体系化して説明しているところが、
自己牧会プログラムの素晴らしさだと思います。
私の心の中にいる神様 42
痛みを軽くし平安に導かれる祈り
(blessed lifeより)
☆
ただ、祈るだけではない、
祈るには、こつがある、なるほどー。
『自分の感じていることを
そのまま実況中継して
客観視していく』
あんまり意識していませんでしたが、
これからは、常に意識して、
自分の心情に起伏があるときは、
実践していきたいと思います。
自己牧会プログラムは、
天一国時代における、最大の武器ですね。
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に関しては、固くお断りいたします。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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