篠崎先生の「喜びと幸せの生活伝道」
今回は、『自己主管と心と体の統一
〜眠りと食欲と情欲〜』です。
☆
伝道の勝敗を決する大きな要因として、
自己主管できるかどうかが挙げられます。
自己主管してこそ、自らに神様を迎え、
霊界の協助を受けることができるのです。
信仰生活における自己主管と心と体の統一について、
ポイントをまとめてみます。
☆
『原理講論』には、
「信仰生活は、自身を供え物の立場に立てておいて、
善と悪に分立させ、神が喜ばれる
いけにえの供え物としてささげる生活である。
ゆえに、我々が常に、神のみ旨を中心として、
自身を善と悪に分立させないときには、
そこにサタンの侵入できる条件が成立するのである」
(338〜339ページ)
とあります。正しい信仰生活を習慣化することによって、
サタンに侵入されないようにすることができるのです。
☆
しかし、神のみ旨を中心に自身を善と悪に分立し、
神様と一体となった心に体を従わせるというのは、
簡単ではありません。
聖パウロも、
「わたしは、内なる人としては神の律法を喜んでいるが、
わたしの肢体には別の律法があって、
わたしの心の法則に対して戦いをいどみ、
そして、肢体に存在する罪の法則の中に、
わたしをとりこにしているのを見る。
わたしは、なんというみじめな人間なのだろう」
(ローマ人への手紙七章22〜24節)
と慨嘆しています。私たちの本心は、常に自分を監視し、
悪いことをしようとすると、
「やってはだめだ!」と警鐘を鳴らします。
それにもかかわらず、体は
悪のほうに引っ張られていく、弱い存在なのです。
サタンは私たちの弱さを熟知しており、
常に狙いを定めています。
☆
眠りと食欲と情欲
そのような私たちに対して、
真のお父様は次のように指導されました。
「自己主管は、肉身(体)を中心とした自分の命を、
徹底して否定していく生活です。
このような自己否定の自己主管においての
三大困難(三大怨讐〈おんしゅう〉)は、
眠りと空腹と情欲です」
(『宇宙主管を願う前に自己主管完成せよ』6〜7ページ)
☆
まず、眠りの主管です。
自らに願われた責任を果たそうとするなら、
寝る時間さえ惜しいものです。
神様の事情を考え、眠りたいという思いを克服して、
精誠を捧げるのです。
また、眠りを主管することは、
摂理的な時をつかむ訓練でもあります。
摂理的運命を決定する瞬間を逃さないことによって、
天運をつかみ、神様の役事を受けられるようになるのです。
☆
次に、食欲の主管です。
おなかがすいても、み旨を果たそうとする切ない心で、
そのことを忘れて歩むのです。
目の前に楽な道と苦労の道の二つがあれば、
大部分の人が楽な道を選択するでしょう。
しかし、私たちの本心は、蕩減(とうげん)のために
苦労の道を行くべきときがあることを知っているのです。
☆
最後に、最大の難関である情欲の主管です。
『原理講論』の総序に
「人間の努力をもってしては、いかんともなし得ない社会悪が一つある。
それは、淫乱の弊害である。
……現代人が陥っていくこの淪落への道を
防ぐことができずにいるということは、
何よりもまた嘆かわしい実情といわなければなるまい」
(27ページ)
とあるように、人類は絶えずこの課題で苦しんできました。
信仰生活において、情の問題は本当に恐ろしいものです。
たった一度の過ちで、それまで積み上げてきた精誠は
一瞬にして崩れてしまいます。
☆
真のお父様は、誤った方向に流れる情は
すべて否定するように指導されました。
「情緒的な面、愛の問題をどのように
コントロールするかということです。
それが今まで、体が支配することに対する
宗教世界の重要なブレーキというものです。
それゆえ、自分を全的に否定せよというのです。
否定。
これは、なぜそうすべきなのか?
堕落したためです」
(『宇宙主管を願う前に自己主管完成せよ』9〜10ページ)
篠崎 幸郎・著(光言社・刊
『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)
第五章 み言に学ぶ伝道の秘訣
六、自己主管と心と体の統一
blessed lifeより(53)
『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)
第五章 み言に学ぶ伝道の秘訣
六、自己主管と心と体の統一
blessed lifeより(53)
☆
再編集 文責:ten1ko2
原理講論の総序には、以下のようにあります。
「人間はだれでも、自己の欲望が
満たされるとき、幸福を感ずるのである」
しかし、その欲望が自己中心的な欲望や
肉欲だったりすると、
喜びを感じたとしても一時的で
逆に罪悪感を感じたりします。
真のお父様は、「天宙主管の前に、自己主管を完成せよ」
このみ言を徹底的に守っていかれました。
お若いころは、一日二食で生活をされ、
早稲田の学生時代には、多くの女性たちからの
誘惑もありましたが、分別していかれました。
三大欲は、人間が生きるにおいて、
必要な欲望ではありますが、
正しく主管しないといけないものですね。
睡眠も、真のお父様は、
2、3時間以下の睡眠だったと聞いていますし、
真のお母様も、ほとんど休まれないといいます。
超人だからできるのではなく、
私たちも「み旨を果たそうとする切ない心」で
精誠を捧げていくならば、
睡眠や食や情欲(性欲)を自制していくことが
できるのではないでしょうか。
伝道ができる人は、
伝道が好きな人だったりします。
天を慕う切実な思いによって、
気づけば、寝なくても食べなくてもそれが喜びになり…
そうすると、摂理に合い、時を逃さず、
天に使われる者となる、つまりそういう人は
神が共にある、神が働くのだと思います。
やはり、真の愛、孝情ですね。
ですから、天心修行、天寳生活、
これを心掛けたいと思うのです。
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※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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睡眠、食事、情欲は人間が生きていく為の欲求でこれを否定する事は死ぬ事。しかしそれによって霊人体は善化される。
寝る事食べる事を惜しんで神の為に働き、堕落した原因である間違った情欲を完全にコントロールする。
人間は堕落する事によって肉体はサタンの物になってしまったので、神様からいただいた良心の完全なる支配下に体を置かなければならないのですね。
善なる欲望とは他人の幸せを望む欲望。
悪なる欲望とは他人の幸せを壊し自分だけの幸せを望む自己中心的な欲望。
全ての人が自己主管を完成したらそこに地上天国は実現しますね。
怨讐を愛し、為に生きる生活で理想家庭を築く。
家庭連合は自分の願いを叶える宗教でもなく、天国に行く為の宗教でもなく他人の為に犠牲になる宗教なのですね。
しかしそれこそが天国に行く為の唯一の道。