金元弼先生が1986年5月15日に
ドイツ・フランクフルト本部教会で語られたみ言、
『目に見えないものを大切にする心』
前編を紹介します。
1970年、3年間開拓伝道という
統一教会史に残る大きな摂理が始まりました。
出発も危ぶまれたその摂理でしたが
文鮮明師(真のお父様)が取った秘策とは。
☆
本来、私の家内も一緒にここへ来る予定でしたが、
長い間眠らずに赴任のための準備をしていて、
相当体をこわしたので、
同席できなかったことをお許しください。
家内は体が弱いのです。
☆
三年間の開拓伝道
三年間の開拓伝道
一九七〇年、三年間の開拓があり、七七七家庭以上、
三十六家庭に至るまでの祝福家庭が参加しました。
そのころの三十六家庭、七十二家庭、一二四家庭では
子供も生まれ、その数が四、五人と増えていましたし、
七七七家庭は祝福されて間もない時でした。
そういう中で奥さんたちが全部動員されますから、
ご主人は子供たちの面倒を見ると同時に、
公的な仕事もしなければならない状況でした。
さらに、自分の奥さんが開拓で必要な食事代を月々、
送ってあげなければならないという事情でした。
ですから自分の親戚に子供を預けるか、
それができない人は孤児院に
子供を預けなければならなかったのです。
文先生はこのようにいろいろな事情のある人を
全部動員するにはどうしたら良いかと、
非常に考えられたようです。
そこで先生は、私の家内のことを考えられました。
当時家内は、体が弱いので病院に行ったり
横になったりしていたのです。
ですから韓国の人たちは、家内は病気で寝ているから
どんなことがあっても出られないだろうと思っていました。
しかし先生は、三十六家庭の一番初めの者である
家内に、開拓に行くようお命じになりました。
先生は、家内に「開拓に出て死んだ場合は
あなたの棺を造ってあげる」とおっしゃり、
開拓の先頭に立てられたのです。
先生がこういう覚悟で家内を出したので、
だれも「私は無理だ」と言う者がなく、
全体動員することができました。
家内は先生の願いにそって三年間、
一日も休むことなくその位置を守り、
十二名の霊の子女を立てて、勝利して帰ってきました。
このたびは寝られなかったので、きょうは
食事もできずに寝ています。
家内が来られないので、私が代わって
弁明の辞を述べた訳です。
これからはいつもお目にかかれることですからご了承ください。
☆
人の過去にも関心をもつ
人の過去にも関心をもつ
私は、ここへ来て皆さん一人一人を眺め、心から好きになりました。
それは、私の率直な気持ちです。
今まではアメリカで皆さんとは距離を置いてきましたが、
今は直接お会いできるようになりましたので、
一人一人を本当に深く知ることができるように努力したいと思っています。
私たちは、教会の中で因縁をもって一緒に生活していますから、
教会に入ってからのことについてはお互いによく知っています。
しかし、教会に入る前のことについては、
よく分からない世界がたくさんあると思います。
私も同じです。
また、私たちは、先生ご夫妻に会ってからの
ご夫妻のことについてはよく知っています。
しかし、それ以前のことはよく分かりません。
ですから私たちは、今のことよりも、
自分の知らない先生のことを知りたいのです。
ところが私たちは、真の父母に対して、
自分が出会う以前のことを知りたいと思いながらも、
兄弟に対しては、それほど知ろうとしないのです。
私は親に対しては言うまでもありませんが、
皆さんに対しても、過去のことを知りたいと思っています。
それは根深く、根深く一体化したいからです。
それが分からないから兄弟の大切さを忘れることがあるのです。
一九八六年五月十五日
ドイツ・フランクフルト本部教会
『目に見えないものを大切にする心』
金元弼 信仰生活シリーズ 2
生活伝道 真の父母様に倣う伝道の精神
ドイツ・フランクフルト本部教会
『目に見えないものを大切にする心』
金元弼 信仰生活シリーズ 2
生活伝道 真の父母様に倣う伝道の精神
☆
元弼先生のサモニムは、
そんな道を通過されたのですね。。。
ご自身の体の事情を乗り越えて、
ただただ、お父様のみ言に純粋に
従っていかれたサモニムの信仰は、
多くの人達の心を動かしました。
1970年からの3年間開拓伝道は、
多くの逸話を生みました。
その時に参加した韓国婦人とその家庭の犠牲は、
知らない立場から見れば、
狂信的で、非常識にも見えるものだったかもしれません。
しかし、それによって、3年間暖冬が続き、
漢江が凍らなかったので、
北朝鮮の侵攻を止めることとなり、
韓国を守ったのだと聞いています。
その後、世界宣教の摂理など
旧統一教会のメンバーの犠牲と奉仕は続きました。
1990年代中盤以降は、
日本女性が海外に1万名以上も
宣教に出る摂理がありました。
摂理の背後には、いつも国や世界の
危機的な状況があり、切迫した天の願いが
あったのに違いありません。
☆
天心苑徹夜精誠が、来週の金曜日で1000回を迎えます。
李基誠苑は、お母様が指示されたみ言に対し、
従順に祈祷会を実践していかれました。
当初は、付いてついていった人は少なく、
様々な噂話もあったそうです。
しかし苑長の絶対信仰により、
韓国だけでなく、日本の食口たちも
全世界の食口たちの心を動かしました。
私達、日本家庭連合の食口も、
今は本当に厳しい状況にありますが、
しかし、天を求める純粋な信仰を、
変わらない心情をもっていきたいと思うのです。
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全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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