李相軒(イ・サンホン)先生
霊界メッセージ。
今回は、「遍在される全知全能なる神様」です。
☆
遍在される全知全能なる神様
いくら人間の知性が発達して科学や文明が進歩しても、
神様は決して人間の研究対象にはなりえません。
それは天地万物の創造主が神様であり、
すべての科学や宗教や哲学の主人は神様であるからです。
そんな人間が、どうやって
神様を研究したり分析したりできるでしょうか。
私は粛然とした謙虚な姿勢で、
「神様、私はもう降参です!」と告白したいのです。
これが最も賢明な判断だと思います。
これは私の率直な告白でもあります。
心をどんなに無にしてみても、
私の心の片隅に消えずに残っているものがありました。
それがほかでもない神様の存在でした。
私は、そんな神様の姿を
完全に明らかにしてみたかったのです。
☆
しかし、ここ霊界に来て、神様の姿を
様々な次元から見つめてみたところ、
それが難しいということをさらに悟るようになりました。
神様の姿は様々で、多様に、膨大に現れるため、
神様の分析をどこから始めたら正しく究明できるのか、
その方法自体が全く思い浮かびません。
実際、人間の理性をもってしては
究明できないお方が神様なのです。
それゆえ、私は率直に告白します。
「おお、我が神よ、あなたはやはり創造主であり、
唯一無二なる神様であられます!
そしてあなたは人間の分析の対象では決してありません」。
私はこのように確固として動かぬ結論を下しました。
☆
そして私は、今や心に訳もなく湧いてくる
神様に関するすべての疑問を完全に捨てることに決めました。
それは一種の時間の浪費にすぎないし、
また一方では、神様の前に大変な親不孝になると思います。
「私は唯一無二なる天の父母の子女である」
と確信を持って言えるならば、
それこそ私の最大の幸福であり、私は
その事実に対して心の底から感謝するばかりです。
私たちはみな「神様の真の子女」
であることを誇るべきです。
そして、誰かが神様の前に何らかの形容詞をつけて
神様を説明しようものなら、その者は
自分の無知さを自ら立証する結果を招くことになるのです。
☆
最先端の科学と文明の前でも、私ははっきりと明言できます。
人間は自らの知性や知恵、その偉大な業績や学問、
文化などといったものを神様の前に
少しも誇ってはならないのです。
もしも自慢する者があれば、親なる神様は
彼を上から見下ろしてにっこりと笑い、
「苦労しているね。私が助けてあげよう」
と言いながら、かえって慰めてくださることでしょう。
☆
私たちは神様の前に、自らの心も体も
すべて無にしなければなりません。
親なる神様の前に丁重にひざまずき、
私たち人間の驕慢(きょうまん)性に対して
手を合わせて謝罪すべきです。
「神様! 私はここにいます。
私の行く道を導いてください。
私の人生のすべてを神様にゆだねて正しい道を歩みます。
神様の子女として私を受け入れてください」と言いながら、
天の父母に率直に懇願しなければなりません。
☆
いつかは、誰もが例外なく
この霊界に来なければならないのです。
こちらで神様の前に常に堂々たる姿で生活できる、
真の子女の位相を身につけたかどうかを
毎日毎日点検していきましょう。
地上生活に終わりを告げる道は、
人生のたそがれに迎えるものとは限りません。
皆さんが全く予期も準備もしないうちに、
こちらに突然来るという場合もあるのです。
ここを避けて通れる人は一人もいません。
天理原則をどうして避けていくことができるでしょうか。
若い全盛期の人生を好き勝手に生きながら、
人生のたそがれを迎えてから霊界の生活を
準備すればよい、と考えてはいけません。
私たちの父母である神様は、自らの子女を迎えるとき、
必ずしもその人のたそがれの時期に
召していかれるとは限らないのです。
☆
もしも父母を迎えたならば、すぐさま
父母にお仕えすることが私たち子女の道理であり、
規範ではないでしょうか。
私たちはみな、神様が自らの父母であることを
誇りに思い、これからは私たちの父母なる神様が
少しも孤独を感じることがないようにお仕えしましょう!
私たちは「原理」を通して復帰原理を学んだはずです。
私たちは、それを私たちの現実生活に適用して
真の父母様に侍(はべ)り、常に喜びながら
幸福な生を営んでいけるように精進していきましょう。
(1999年11月29日)
李相軒(1914〜1997)(光言社刊
『霊界の実相と地上生活』【霊界の様相編】より)
第二部 天上天下の救世主・真の父母
第一章 神様の実存
三 遍在される全知全能なる神様
霊界の実相と地上生活(39)
遍在される全知全能なる神様
Blessed Lifeより
『霊界の実相と地上生活』【霊界の様相編】より)
第二部 天上天下の救世主・真の父母
第一章 神様の実存
三 遍在される全知全能なる神様
霊界の実相と地上生活(39)
遍在される全知全能なる神様
Blessed Lifeより
☆
再編集 文責:ten1ko2
李相軒先生が神様を証ししたい思い、
神様に感謝する心情が十分に伝わってきますね。
愛の根であり、私たちの父母である神様。。。
あなたの存在に感謝して、
今日も一日過ごしていきたいと思います。
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全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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