7年間も父を無視したという娘さんの
証しなのですが、
あまりに身につまされるお話しで
掲載することにしました。
☆
神様を初めて見せてくれた人
前回は、唐辛子を育てる母を紹介しました。(前回のブログはこちら)
今回は、自慢の父を紹介してみようと思います。
私の父は、受け止め上手で感受性が豊か、
おしゃべりが大好きです。
家族が揃えば、父が先頭を切って
「コーヒータイムしよう〜」と皆に呼びかけ、
コーヒータイムという名の
「家族のおしゃべりタイム」がスタートします。
家庭出発で地元を離れた現在も、
週に1度は電話で近況を話しています。
(父から見て)母、妻、娘2人と、
女性に囲まれて暮らしていたからか、
男性としては少し珍しい性格なのかもしれません。
☆
これだけ聞くと、仲の良い親子に感じる
かもしれませんが、以前はそうではありませんでした。
思春期に入った頃の私は干渉されることを嫌がり、
小6から高3までの約7年間、父を無視していました。
ところがその間、私が無視することに対して
父が怒鳴ってくることはありませんでした。
本当に伝えるべきことがあるときは、
母づてに伝えるか、携帯で長文のメッセージを
送るかして、無理に関わろうとすることなく、
ずっと待っていてくれたのです。
☆
そんな状況で、父が唯一欠かさなかったのが
「挨拶」です。
無視されると知りながらも、毎朝仕事に行くときは、
私の部屋をノックしてドアを開け、
「おはよう。行ってきます」と挨拶をするのです。
もちろん私は無視。
布団を被って聞こえないようにもしました。
学校から帰ってくると、父は
「おかえり」と言ってくれましたが、
私は無視か、良くても「うん」と言うだけで、
すぐに父のいる部屋から出ていくようにしていました。
それでも父は7年間、
その挨拶をやめることはありませんでした。
今考えると、父はよく耐えられたな……と思います。
☆
そのような中、関係性が修復していったのは、
今から約8年前。
訪問営業の仕事をしていた私は、
お客様から門前払いをされたり、
厳しい言葉を浴びたりすることがしょっちゅうでした。
それでも誠心誠意お客様に向き合う中で、
父が私に無視されてもずっと変わらなかったことが、
どれほど偉大なことであるかに気づいたのです。
また、娘から無視され続けることは
どれほど心苦しかっただろうかと思い、
深く反省しました。
☆
その父の姿は、人類から何度無視されても
愛し続ける天の父母様の姿と重なりました。
父は、私にとって初めて
天の父母様を実体で見せてくれた存在です。
今では心から感謝していますし、
一番尊敬する人になりました。
こうして、とにかく両親に愛されたおかげで、
天の父母様の愛をよく感じることができ、
本当に仲の良い家庭になれたのだと思います。
私は家庭連合の二世として生まれて、
本当に良かったです。
☆
再編集 文責:ten1ko2
いやぁ、お父さんの行動に屈服いたします。
娘に無視されても、絶対に挨拶はする、
と決意しておられたんでしょうね。。。
ある意味で、家族も伝道対象者です。
真の愛の実践を目指して、
愛の投入をしていきたいと思うのです。
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