2024年05月18日

本来は革新で自由思想だった「左翼」 どこで変わった?!──共産主義との関わり 《5分で勝共》



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シン・ほぼ5分でわかる勝共解説より


*現在の家庭連合の問題を理解するためにも、
真の日本の国防や世界平和のためにも、
いま、勝共理論で、社会を知りましょう*

「ほぼ5分で読める勝共理論」より
「特異な日本の『左翼』」です。


今回は、日本の「左翼」についてのお話です。

江戸から明治へ

さて、皆さんは日本が江戸時代から明治時代へと
どのように変化していったのか、ご存じでしょうか。

江戸時代といえば、みんな和服を着ていて、
頭にはちょんまげを結わえて、
侍が刀を持ち歩いていたような時代です。

そこにアメリカ人のペリー提督がやって来て、
日本に開国を要求しました。

日本の人たちは、このままでは
他のアジアの国々と同じように
欧米の植民地になってしまうと考え、
急いで欧米と同じような国づくりを始めました。

歴史の大転換期だったわけですが、
もちろんみんながみんな同じ方向を
向いていたわけではありません。

「何とか江戸幕府を支えてこれまでの日本を
守っていこう」という人たちと、
「いやいや江戸幕府ではとても欧米諸国には
かなわない。新しい日本にしていかないといけない」
と考える人たちがいました。

この場合、江戸幕府を守ろうとする人たちが「右翼」、
倒幕といって幕府を倒そうとした人たちが
「左翼」ということになります。

倒幕の代表的人物といえば、
坂本龍馬、西郷隆盛、桂小五郎(木戸孝允)などがいました。

戦争の時代

やがて日本は戦争の時代に入ります。

当時は国を挙げて戦争をしていた時代ですが、
そんな中でも国民が完全に
同じ方向に向いていたわけではありません。

例えば、与謝野晶子という詩人です。
彼女は弟が戦争に行くのに反対して、
「君、死に給うことなかれ」という
反戦の歌を発表しました(日露戦争当時)。

彼女は男女平等教育にも取り組んでいて、
日本で初めての男女共学の学校をつくることに貢献しました。

この時代においては、彼女は
左翼の立場に立っていた、ということになります。

つまりいつの時代にも、右翼と左翼の
両方の立場の人たちがいたわけです。
そのようにして社会が発展してきたのです。

共産主義って何?

そんな中、1920年ごろ、日本に
「共産主義」が入ってきました。

「共産主義って一体何? 簡単に説明して」
と言われると、簡単に説明するのは
実はかなり難しいのですが、一言でいうと、
共産主義を信じる人々は「共産主義」という
理想の社会像を持っているということです。

彼らが言う理想の社会は、
「戦争もなければ貧富の差もない。
お金持ちも貧乏人もいない。
みんなが平等で、みんなが生き生きと暮らしている。
誰からの支配も受けないし、争う必要もない」、
そんな社会だと言います。


ただ、ここからが重要なのですが、
「それ以外の社会は全て間違っている、
悪い社会だから倒さなければならない」と言っているのです。

共産主義の考え方で全てを
つくり直さなければならないというわけです。

これを「マルクス・レーニン主義」といいます。

その考え方では、「理想的な社会の
実現のためなら暴力を使っても構わない。
人殺しをしてもいい」と言っているのです。

このような考え方でつくられた国が、
旧ソ連や中華人民共和国、そして北朝鮮です。

日本には共産主義がまん延している?

「今の世の中を変える」という意味では、
共産主義は左翼です。

ですが、「共産主義以外は全て間違っている、
それ以外の考え方は全てだめだ」という点では、
それまでの日本の左翼とは全く違います。

そしてこの共産主義が、
日本はかなり広がってしまいました。

共産主義ではない国、つまり
世界の民主主義国家の中で、
共産主義者が一番広がった国が日本です。

それで日本では、
「左翼=共産主義」というイメージが広がりました。

そして共産主義の人たちは、
自分たちに反対する人たちを全て
「右翼」と呼ぶようになりました。

「軍国主義者だ。戦争したがっている」
と決め付けて批判したのです。

このようにして、右翼というと日本では、
「極端な人たち」
「危険な人たち」というイメージが
持たれるようになってしまったのです。

ほぼ5分で読める勝共理論 4
特異な日本の「左翼」
(Blessed Lifeより)
再編集 文責:ten1ko2


旧ソ連や中華人民共和国、北朝鮮は、
言論統制、思想統制をしている、
なんだか恐ろしい国というのは、ご存じかと思います。

ちなみに、日本共産党は、暴力革命に対して、
「縁もゆかりもない」と否定しておりますが、
いまだに、公安からは
「破防法の調査対象団体」に指定されています。

共産主義の恐ろしさを
今一度、知らなければならないと思います。

次回は、共産主義がなぜ暴力的な活動をするのか
ということについてのお話しですので、
どうぞお楽しみに。


ところで、勝共連合のゲンさんチャンネルが開設されました。
【シン・ほぼ5分でわかる勝共解説】
(上のみ言の画像は、その動画からの切り抜きです)


なかなかわかりやすくて、昭和風情の男気で、
現代社会の問題点に果敢に斬り込み、おすすめです。

現役会員の方ですし、とても勉強されている感じですので、
こちらも今後に期待ですね。


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posted by ten1ko2 at 10:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 勝共理論 勝共活動  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
戦前の左翼は天皇を崇拝し、国家を愛したからこそ、国を変えようとした。
しかし共産主義者には愛国心を感じられないし、天皇への敬意も感じられない。
ただ党として出世し、自分が党内で特権階級になろうとしているとしか感じられない。
Posted by 靖國神社崇拝者 at 2024年05月18日 12:41
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