金元弼先生のみ言。
今回は、「聖主教と腹中教」
後半をご紹介します。
☆
(腹中教では)食卓を準備する時には、メシヤをそこに迎えたのと
同じ思いで準備し、食事をしました。
ですから彼らは常に霊的にもメシヤと共に生活をしたのです。
この人たちは特に全国から集まって、
祝祭日の日を共に過ごし、歌ったり
あるいは恵みの中に踊ったりして喜びを分かち合っていました。
☆
ちょうど一九四六年ころに神は霊能者を通して啓示し、
牢屋の中で再臨の主を迎えるであろうということを
常に教えてくれました。
韓国には春香伝という李朝中期に作られた物語があります。
その主人公と同じように「お前(許孝彬 ホホビン)は
牢屋の中で再臨の主を迎えるようになるだろう」
と教えてもらいました。
第二次大戦が終わった時のことです。
またイエス様は、「お前たちの集団の幹部は
自分たちで集まろうとせずとも、
全部が集まるようになることが起こるであろう。
その時にお前たちを迎えに行くだろう」
とお告げしました。
彼らを迎えに来るというのですから、
再臨のメシヤが迎えに来るに違いないと思っていました。
また、イエス様は中年の婦人(許孝彬)を指して、
「来るべき再臨の主の前においてお前がその花嫁になるだろう」
と教えていました。
☆
春香伝の内容というのは、妓生の娘春香と
両班の息子李夢竜が約婚しますが、だんなさんは
国の試験に合格すれば大きな職を与えられるという
儒教の科挙制度の一つがあって、
そのために勉強に行くようになります。
そして春香は主人が成功して帰るまで待つようになります。
結局はその主人は成功して帰るのですが、
その間にこの地方の悪い長官(卞使道)は、
春香に「妾になれ」と強いて言い寄りました。
けれども、それを拒まれたので、長官は怒って
その女を殺そうとして牢屋にぶち込んだのです。
そういうところにたまたま、彼女の主人が
科挙に合格してふるさとに帰ってくるのです。
その主人はふるさとに帰る時に、王様から
巡回、暗行御史に任命されて地方を回り、
悪い政治を行う人たちを治めるための密使のような
使命をもっていたので、こじきの姿で現れました。
そしてちょうど自分のフィアンセが殺されようとする、
その時に彼が現れます。
こじきの姿で牢屋に行く場面があります。
「私はこじきになって、何も成功しないで帰ったのだ」
と言った時、奥さんが言う有名な言葉があります。
「あなたがこじきにしろ、こじきでないにしろ、
あなたは私のだんなさんでございます。
私の愛そのものです」と言って牢屋の中で別れるのです。
そして死に直面した時に、この男が
こじきの衣を脱いで堂々と現れるのです。
こうしてついに、その地方の悪い官吏を取り除いて、
女を救って二人が再び会う場面があります。
☆
それは、再臨のメシヤが王の王として来られるけれども、
私たちのような俗人の立場で現れ、
そして信仰者はイエス様の相対になり、
新婦は非常にたくさんのサタンの迫害の中で
信仰を守りながらメシヤを迎える、というのと同じような内容です。
春香伝のストーリーにあるごとく、
再臨の主を牢屋で迎えるだろうと教わっていたのでした。
I 平壌開拓から興南解放
第一章 平壌開拓の日々
「聖主教と腹中教」
信仰生活シリーズ 6
「伝統の源流 主と歩んだ教会創立以前の道」
金元弼(1998年7月1日発行)
*『信仰と生活第二集 伝統の生活化』を改題
第一章 平壌開拓の日々
「聖主教と腹中教」
信仰生活シリーズ 6
「伝統の源流 主と歩んだ教会創立以前の道」
金元弼(1998年7月1日発行)
*『信仰と生活第二集 伝統の生活化』を改題
☆
再編集 文責:ten1ko2
聖主教と腹中教のことは、
皆さんもだいたいのことは、
ご存じかと思います。
真のお母様(韓鶴子総裁)の実母、大母様と
お祖母さんである趙元模ハルモニが
その両方に関係していたので、
お母様の自叙伝にも書かれています。
20世紀の春香と啓示を受けていた許孝彬、そして
腹中教の末路については、次回に詳しく紹介されますが、
聖主教の方は、金聖道の子息が、
のちに真のお父様を直接訪ね、
残った信徒も、統一教会に
入教するようになりました。
真のお母様が大母様を通じて統一教会に
導かれ、真の母になるために
聖主教と腹中教は、大切な使命を担ったことになります。
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