橘先生の「夫婦愛を育む・魔法の法則」
第1章からです。
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夫は“アダム”
良い関係を築く上で、信頼は不可欠です。相手の堕落性ばかり見ていたら、信頼は湧いてきませんし、相手もそんな波動を感じ取って、心を開かないでしょう。神様から与えられた善なる本性に焦点を当てて授受作用しましょう。“男女の創造本性を刺激する授受作用”に努めるのです。
統一原理を通じて私たちは、復帰の原則として、女性は真のアダムである真のお父様と一体となるべき位置におり、男性は天使長の位置にいると学んでいます。
では、男性はずっと天使長の立場なのでしょうか? 三日行事を通して、男性は主体の位置を復帰します。天国に入る時は、間違いなく夫婦はアダムとエバとして入るのです。
妻が夫を天使長として見、対していたら、夫のアダムとしての創造本性は啓発されません。もちろん、女性は真のお父様にしっかりつながることが大前提です。その上で、神様が与えてくださった自分の主体として夫に対するのです。
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「女性は自分の夫に対して夫は神の身代わりと思わなければならない。そういう立場になった場合には、妻は夫の娘にならなければならない。…(中略)…奥さんから見て夫はお父さん、お父さん以上に信じなければならない。自分の今までの体験を総合した価値より以上の価値を見いだすような基準に立って、向かい合わねばならない。そういう心情基準を復帰できなければ、サタンが破壊した理想相対基準を取り戻すことはできない」(「理想相対」、1969年2月4日)
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私が修練会で海外ボランティアに行く決意をして帰ってきた時のことです。迎えた夫は決して機嫌のいい顔ではありませんでした。私たちは5カ月前に幼い二人の子供を連れて夫の故郷に移ってきたばかりでした。当時は『新・良妻賢母のすすめ』に出合う前でしたが、「夫婦間で説教し合ってはいけない」ということだけは聞いていました。お父様の涙の前に決意してきた私ですが、だからといって「お父様と約束したのだから、行かないといけないのよ!」と主張してはいけません。
主人は勤め始めたばかりの会社で連日、深夜まで残業をしていました。私がいなくなれば、当然、勤めを続けることはできません。「仕事はどうするんだ。子供たちはどうするんだ。親には何と言うんだ?」と主人は強い口調で言ってきます。私は「うん、……うん、そうだね」と受け止めるばかりです。
何日たった頃でしょうか?「あなたが自分の意志で行くと言えば、親が納得しないだろう。私が私の意志であなたを海外ボランティアに送る、と親に言うから」と主人が言ってきました。本当に驚きました。感動しました。ありがたい言葉でした。今でもこのことを話す時、目頭が熱くなります。
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男性もお父様を慕い、摂理を理解し、貢献したいと思っている信仰者です。でも、夫が行動する前に妻があれこれ言うと、その天への孝行心が抑えられてしまいかねないと思うのです。
自分の夫には信仰がない、と言う方もいらっしゃるかもしれません。それでも、自分の主体、アダムとして対していくのです。そしてご主人にとって一層愛(いと)おしい妻になる努力をしていってください。それが、ご主人伝道においてとても大切な点だと思います。
第1章 男女の創造本性を刺激する授受作用
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再編集 文責:ten1ko2
「夫は天使長の立場だから・・・」
そんな風に考えている人は、
おそらくほとんどいないと思います。
ただ「夫は愛の主体である」、ということは
頭の中に入れておくことは大切だと思います。
それだけ責任が伴う、ということなのだと思うのですが。。。
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