新潟の大教会長(2世)が、
シンポジウムで語られたメッセージ
「霊性の地・新潟から信教の自由を叫ぶ」
最終回となります。
☆
■息子たちが誇れる家庭連合に
私事ですが、二週間前の土曜日に、
天から大きなプレゼントを頂きました。
第三子が誕生しました。
私は今、妻と三人の男の子に囲まれながら、
幸せな日々を送っています。
私の幸せの根っこにあり、私の幸せを
支えてくれているのは、「旧統一教会」と呼ばれ、
バッシングされ続けている家庭連合で
受け継いできた信仰です。
信仰が私の人生を支え、幸せの原動力と
なっていることは間違いない事実です。
☆
その家庭連合が、今、窮地にあります。
「カルト」「洗脳」「反社会団体」「反日」。
このようなレッテルが二年間、貼られ続けました。
まるでゴミのように扱われ、踏みにじられてきました。
「旧統一教会」と聞けば、一般市民の多くが
「犯罪集団」 というイメージを抱きます。
2022年8月31日、岸田文雄首相(当時)の口から、
関係断絶が党方針として宣言され、
同年10月19日、解散命令請求の要件に関して、
法解釈が一夜にして変更されました。
ところが、その法解釈変更の手続き、
プロセスは、何も明かされていません。
同年11月からは、 文科省による質問権が
7度にわたって行使され、2023年10月13日、
解散命令請求が裁判所に提出されました。
☆
解散命令は、宗教法人にとって「死刑宣告」と言われます。
私たちの教団は今、死刑宣告を
受けるかもしれない危機的状況にあるのです。
そこには多くの信徒がいて、
その一人一人に人生があります。
私の教会では毎週、たくさんの信徒が
日曜礼拝に駆けつけます。
神様と出会うために、信仰を育むために通ってくるのです。
彼らにとって、信仰は人生そのものであり、
命そのものであり、自分自身そのものなのです。
この2年間、家庭訪問をして
多くの信徒と対話してきました。
膝を突き合わせ、何を感じ、何を思い、
何を悩んでいるのか、分かち合ってきました。
一人一人に心の痛みがあります。
それでも、自らが信じてきた人生を、
信仰を手放すことなく、 希望の未来を信じて歩んでいます。
歯を食いしばり、何を言われたとしても
耐え忍んで闘い続けている
りっぱな信徒たちです。
☆
家庭連合に反対する人々は、
「解散されても信教の自由は守られる」
「信仰を続けることはできる」と言います。
そんな甘い話はないはずです。
解散させられたら、建物をはじめ、
教会の財産は全て没収されます。
教会長の雇用はなくなります。
そんな状況で、ましてや国家から犯罪集団として
解散させられたというレッテルが貼られた中で、
どうして信教の自由が守られるのでしょうか。
☆
先日、息子と一緒に報道番組を見ていると、
旧統一教会に関する報道が30分間、流れました。
7歳の息子は、「きょう、お父さんの仕事の話、
長いね」と言いました。
私は、彼が10年後、20年後、
「家庭連合の三世として生まれて良かった」
「お父さんの仕事を誇りに思う」と言える、
こんな未来を本気でつくりたいと思っています。
☆
■神が与えた環境には善が結実
きょうは7月20日です。
この日は、私たちにとって特別な一日です。
ちょうど40年前、家庭連合の創設者である
文鮮明先生が、脱税容疑で
米国・ダンベリーの刑務所に収監されました。
このときも、正に国家の圧力によって、
宗教弾圧と言える不当な裁判が行われました。
☆
一方で、米国のキリスト教牧師たちが、
「文先生は無罪だ」と訴えて立ち上がりました。
自らの手首に手錠をかけ、
「これは信教の自由の侵害だ。
もし、文先生を捕まえるのであれば、
私たちも牢屋に入れろ」と叫んだ牧師もいます。
このような声が米国の各地に響きわたったのです。
☆
文先生が有罪判決を受けてダンベリー刑務所に向かわれるとき、
信徒たちは、あふれる涙をこらえることができませんでした。
そんな信徒たちを前に、文先生は
”私のために泣かずに、アメリカのために
祈りなさい”と訴えられたのです。
文先生が出監されたとき、黒人、白人を問わず、
多くの牧師が文先生を迎え、
「神と自由のバンケット」が開かれました。
改めて信教の自由を求める声が全米に響きわたりました。
☆
それから40年がたち、奇しくも
7月20日のきょう、新潟の地で、
信教の自由のために叫んでいます。
私が(かつて)信仰を捨てようとして頑張っていた
この場所で叫んでいるのです。
私は新潟人として、新潟の地を誇りに思います。
新潟は、日蓮聖人、親鸞聖人など、
多くの宗教者に縁のある「霊性の地」です。
私はこの地から叫びたい。
未来を守るために、国を守るために。
家庭連合という一法人を守るためではありません。
日本の未来のために、皆さんと一緒に
信教の自由を叫んでいきたいのです。
☆
最後に聖句を一つ紹介して、講演を終えようと思います。
「神は真実である。
あなたがたを耐えられないような試錬に
会わせることはないばかりか、
試錬と同時に、それに耐えられるように、
のがれる道も備えて下さるのである」(コリントT10・13)
超えられない試練は絶対にありません。
神が与えた環境には、必ず、
善が結実する未来が待っています。
共に信教の自由を守り、日本の繁栄に貢献し、
希望があふれる未来を築いてまいりましょう。
世界家庭2024.11月号
☆
再編集 文責:ten1ko2
素晴らしいメッセージでした。
大教会長、ありがとうございました。
二世のメンバーにとって、
食口同士の心情関係(特に二世同士)は、
実の兄弟姉妹のような
深い関係にあると思います。
それも含めて、家庭連合は、
ちょっと特殊かもしれません。
人類一家族を目指す私たちにとっては、
家庭、そして一人ひとりの信徒は
本当に特別な、大切な存在です。
そして、神様を知らない人たちや、
家庭連合以外の宗教の人たちも含め、
全ての人たちを、神様の子女であり、
家族であると、貴重に考えています。
今、全国に配属されている大教会長以下、
二世の活躍は素晴らしく、とても希望ですね。
私たち一世も、大げさな言葉かもしれませんが、
人生をかけてこの道を歩み、
そして命懸けの信仰を貫いてきました。
父母様の願いに応えるには、
不足な者でありますが、心から、
一つになっていきたいと思うのです。
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世界平和のために。
自分のやりたい事を捨てて、両親の反対を押し切って、世間の冷たい目を耐えながら、少ないお金を献金し、伝道のために世界に出かける。
命と人生を賭けなければ到底出来ない事です。
一世は先駆者であり、選ばれし者であり、世界平和の土台であります。