柴沼邦彦 特別巡回師の誌上説教、
「感謝して一つになったとき大きな奇跡が起きる」
続編になります。
☆
1984年7月20日、お父様はダンベリー連邦刑務所
(米国・コネティカット州)への入監を間近に控え、
悲しみ嘆く食口たちに向かって、
「不平を言ってはならない。
立てられた立場で感謝し、感謝することによって
完全に一つになった時、大きな奇跡が起きるのである」
(『真の母のまなざし』285ページ)と語られました。
☆
お父様と思いを一つにしておられた真のお母様は、
お父様がダンベリーに出発されてからしばらくして、
ニューヨーク・ベルベディアで、指導者たちを前に、
次のように胸のうちを明かされました。
「私の一生の目的は、ただ一つだけです。すなわち、私はいかにしてきのうよりきょうをより感謝する心で生きていくかということです。きょうをきのうよりもっと感謝し、あすはきょうよりもっと感謝しながら生きるために努力してきました。日々感謝する心をもつことが私の人生の目標でした」(同283ページ)
自らを刑務所に送った米国を一切恨むことなく、その境遇を甘受していかれたお父様。「感謝する心をもつことが私の人生の目標」として、お父様と常に心情を一つにしていかれたお母様。感謝することの大切さを、自らの生涯を通して教えてくださった真の父母様を慕い、私たちも日々、感謝の思いにあふれた生活を送るようにしていきましょう。
☆
一生の目的が感謝であると語られる真のお母様
皆さんは朝、どのような気持ちで起きますか。一日の始まりを当然のこととして、慌ただしく生活をスタートしますか。それとも、心静かに「新しい朝を迎えられて、本当に感謝だな」と感じてから出発しますか。
寝る前に一日を振り返り、「ああ、無事に歩み終えて感謝だな」と心を落ち着けて床に就きますか。それとも、多くの不平不満を抱えたまま休むのでしょうか。
私は、感謝の思いが心に湧き上がったとき、初めて、天地を創造された神様を、理論や理屈、真理を基に信じる段階から、心霊的に感じる段階に至るのだと考えています。心の中に生じる感謝の思いの度合いが、神様との心情的な距離を測るバロメーターになるということです。
朝起きて妻(夫)の顔を見たときに、「ああ、あなたがいてくれて感謝だ」という気持ちが湧いてきますか。家に帰って子供が迎えてくれたとき、町を歩いていて美しい草花を見たときに、「ああ、神様、ありがたいな」という気持ちが湧きますか。そのような気持ちで満たされている人は、神様を生活の中で実感していると言えるでしょう。
神様を信じ、信仰生活を送っているにもかかわらず、感謝することがなく、常に不平不満を漏らしているようであれば、その人の“神を信じる”という意味が、本質からどこかずれているのです。
一生の目的が感謝であると語られる真のお母様は、あらゆる場面で神様を感じながら歩んでこられました。お母様のように、当たり前だと思えることの中に神様を感じることが大切です。
☆
信仰生活の真髄は感謝を数え上げること
聖書には、してもらったことに対して感謝の気持ちを表さない人がたくさん出てきます。ここでは、ルカによる福音書に描かれた物語を紹介します。イエス様が、洗礼ヨハネや祭司長たちから見捨てられ、5000人の群衆を解散させて12弟子と地方を転々と歩まれていた頃の話です。
「イエスはエルサレムへ行かれるとき、サマリヤとガリラヤとの間を通られた。そして、ある村にはいられると、十人のらい病人に出会われたが、彼らは遠くの方で立ちとどまり、声を張りあげて、『イエスさま、わたしたちをあわれんでください』と言った」(ルカ17・11〜13)
2000年前のイエス様の時代、ユダヤ教において、ハンセン病患者(らい病人)は“神から見捨てられた人”でした。彼らには礼拝に参加する資格もなく、周りの人から「見るだけで汚れる」と言われていました。そのため、町のはずれでひっそりと暮らし、生活のために時々出てきては、物乞いなどをしていたのです。人が近づいてくるときは、自分たちが病にかかっていることが伝わるように、「汚れた者」と叫ばなければなりませんでした。
彼らが歩いているとき、遠くに、12弟子と共に歩かれていたイエス様を見つけました。彼らは、イエス様が奇跡を起こされていることを知っていたので、救いを求めて「イエス様!」と叫んだのです。
「イエスは彼らをごらんになって、『祭司たちのところに行って、からだを見せなさい』と言われた」(ルカ17・14)
当時、ハンセン病が治ったかどうかを確認するのは祭司でした。ですから、安心して祭司の所に行きなさい。その間に病は治ると、イエス様はおっしゃりたかったのでしょう。
彼らはそのようにして癒やされました。苦しみ続けた病から解放されたのですから、どれだけ感謝なことでしょうか。どれだけ喜ばしいことでしょうか。恩恵を受けた彼らは、奇跡を起こして治してくださったイエス様のもとに行き、「イエス様、あなたによって治りました。ありがとうございます」とお礼を言うべきでしょう。
しかし、堕落人間の多くは、自分だけ喜んで、与えてくれた人に対する感謝の心を持ち合わせていません。長年の苦痛から解放されても、治った10人のうち、たった1人しかイエス様のもとに訪ねてきませんでした。
「そのうちのひとりは、自分がいやされたことを知り、大声で神をほめたたえながら帰ってきて、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。これはサマリヤ人であった」(ルカ17・15〜16)
サマリヤ人はユダヤ人と敵対関係にありました。そのため、ユダヤ人たちから「あの、サマリヤ人は何だ。異邦の神々を信じて」と非難され、蔑まれていました。イエス様によって病が癒やされた、あとの9人はユダヤ人です。彼らは誰一人、イエス様のもとに行きませんでした。
堕落した人間が天からの恵みを流さず、定着させるためには、生活の中で感謝を数え上げ、天に報告する必要があります。そのように意識的に確認しなければ、夫婦や親子の関係、教会の人間関係を通して神様から受けた恩恵を当たり前だと思い、感謝の思いに至りません。そうして、サタンに奪われていくのです。
夜、休む前、天に祈りを捧げながら、「きょう一日、どれだけ感謝なことがあっただろうか」と数え上げるようにしましょう。それが信仰生活の真髄です。
『世界家庭』2020年12月号
天一国特別巡回師に聞く第21回
神霊と真理に満ちた教会を目指して
紙上説教 試練を超える秘訣〜感謝〜A
当たり前だと思えることの背後にいらっしゃる神様
天一国特別巡回師 柴沼邦彦
https://www.kogensha.jp/news_web/detail.php?id=27694
(Blessed Lifeより)
天一国特別巡回師に聞く第21回
神霊と真理に満ちた教会を目指して
紙上説教 試練を超える秘訣〜感謝〜A
当たり前だと思えることの背後にいらっしゃる神様
天一国特別巡回師 柴沼邦彦
https://www.kogensha.jp/news_web/detail.php?id=27694
(Blessed Lifeより)
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再編集 文責:ten1ko2
イエス様の癒しの奇跡を受けた人々。
その姿勢を見て、自分の信仰の在り方を
見つめさせられます。。。
清平で按手の恩恵で
体の悪いところが癒される、
奇跡的な証しをしている人たち。
その中には、み言を聞いていない、
食口ではない人たちもいます。
そういう人たちは、役事の恩恵を受けた後も、
教会に連結されているのかな、
そんなことを思ったりします。
『一生の目的が感謝である』
お母様のみ言を胸に刻まなければ、と思うのです。
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神様。真の御父母様を地上に送ってくださり、何よりも得難い感謝を心から申し上げます。
一人でも多く、御父母様の事を伝えられる様お導き下さい。