2023年03月13日

「負けたらお前のせい」と言われて ネガティブ夫だった(元)世界チャンピオン 《夫婦愛を育む*橘先生》



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橘幸世先生の「夫婦愛を育む」
不定期で再開されています。

今回は、『ネガティブ夫が責めてきたら』
を紹介いたします。



ボクシングにはほぼ興味がなく、
録画したきりだったNHK「逆転人生〜全米熱狂!
夫婦でつかんだ逆転KO」(初回放送日:2020年10月12日放送)

今年に入り、ようやく視聴しました。
「早く見ればよかった」と後悔しています。

2011年、ラスベガスでジェームズ・カークランド対
石田順裕(のぶひろ)の試合が行われました。

カークランドはそれまで27戦全勝24KO。
マイク・タイソンの再来とも。

度重なる強盗・暴行事件で2年刑務所にいた後、
出所したカークランドが世界王者への
階段を上るためのかませ犬(引き立て役)
として選ばれたのが、石田選手でした。

オッズ(勝算)は17対1。
下手すれば殺されるとさえいわれていました。


そんな危険な相手に挑む石田選手は、
対照的に根っからのネガティブ人間。

工場で働きながらボクシングを続ける35歳、
引退の瀬戸際にありました。

試合前、緊張から体の震えが止まらず
ほぼパニック状態に。

そんな彼から妻に放たれた言葉は、
「この試合、おまえがやれ言うたんやからな。
負けたら、全部おまえのせいやからな」。

理不尽で情けない夫の言葉、
皆さんだったらどう反応しますか。

もちろん妻がその試合を
セッティングしたわけではありません。

妻の麻衣さんは、「なら、勝ったら
全部私のおかげやな」と答えます。

その一言で冷静になれた石田選手は
大番狂わせをやってのけます。
彼は一躍ヒーローになりました。


高校で全国大会優勝。大学で国体2位。

周りは当然プロになると思っていましたが、
ネガティブ人間の彼は、
プロになっても食べていけないと、
卒業後は児童福祉施設の職員になります。

施設の子供たちに時々ボクシングを教えていたところ、
その子供たちから背中を押されてプロに。

夢を持つ、一生懸命になれることを持つ
大切さを子供たちに教えられたら、
その姿を見せられたらと、プロボクサーとして励みます。
が、パンチ力が弱く、プロとしては苦戦続き。

昼は工場、夜はジムでトレーニング、
しんどくて「もうやめたい」が口癖でした。
 
「もうやめようかな」と愚痴ると、
臨床心理士でスクールカウンセラーの妻は、
「好きにしたら」と返します。

「ボクシング嫌いになったの?」
「いや、嫌いになってない」
「続ける? やめる?」
「続けます」

やめたら夫は将来絶対後悔する、
「やっといたらよかった」と愚痴るのが、
彼女には目に見えていたのです。

夫が「やりきった」と思えるところまで
行ってからやめてほしいと思っていました。

夫がぐちぐちする情けない姿を見たら、
多くの妻はどう感じるでしょうか。

イライラしてきつい一言をぶつける女性も
少なくないかもしれません。
しかも、それが日常だったら。

こんな対応をできる麻衣さんは、
職業柄とはいえ、見事としか言いようがありません。

夫がぶつけてくる負の感情を、いい意味で
真正面から受けずに(それにのみ込まれることなく)、
ちょっと引いて、距離を置いて見る。

とても大切なことだと思います。

石田選手は、ラスベガス後、世界中のトップ選手と対戦。
完全燃焼の末、40歳で引退し、
現在は夫婦でボクシングジムを運営しています。

子供たちの手本になりたいという夫の思いと、
夫の本心に働きかけ続けた妻が、
一緒に成し遂げた偉業でした。

続・夫婦愛を育む 1
ネガティブ夫が責めてきたら

ナビゲーター:橘 幸世
わかりやすく読んでいただくため、
段落や節の区切りを再編集しています。
文責:ten1ko2


否定的な言葉に対して、
切り返す言葉は本当に難しいな、と思います。

このボクサーの奥さんは、
あえて否定的な言葉で切り返されました。

その時に、ボクサーは
自分に返ってきた言葉を受け止めて
冷静に自分を見つめ、
見事に実践し、勝利していきました。

気持ちの切り替え、というのは、
本当に紙一重ですよね。。。

その人を愛するがゆえに、
本心に切り込んでいく。。。
愛の言葉を投げかけられる
言葉の達人を目指さなければ、と思うのです。




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posted by ten1ko2 at 07:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 夫婦講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月02日

夫婦は最も貴重な首脳会談?! だから王と王女のように「礼儀」が必要 《奈田先生》



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(夫婦の)お互いの間の礼儀は
両親、先生、兄弟姉妹に対する
礼儀以上に大切です。
なぜでしょうか。
それは最も貴重な首脳会談だからです。


文鮮明



奈田先生の「父母と共なる生活」より
夫婦のあり方についての章、
2回目は、「礼儀を守る」です。

今回も、真のお父様(文鮮明師)のみ言を
ふんだんに紹介してくださっています。

 
愛は秩序をもって現れますので、
お互いに礼儀を守ることが必要です。

前に述べたように、
すべてのものの基本的関係は四位基台ですが、
そこには位置、格位があるのです。

神は神の位置、夫は夫の位置、妻は妻の位置、
子女は子女の位置、それぞれの格位に対して
礼を尽くさなければならないのです。

(文)先生は礼儀を守るということを非常に強調されます。


「神様は愛を見いだすためには
 あなた方が必要であるし、
 あなた方の結婚を必要としています。

 ……ですからお互いの間における
 永遠の倫理・道徳観が必要とされます。

 ですから理想の夫婦は、
 普通良い家族・親類に囲まれているのです。

 ……親類・両親・兄弟姉妹に
 囲まれているほうがずっと良いのです。
 なぜなら、数多くの教訓を学べるし、
 より多くの例を見ることができるからです」

(一九七九・五・一二)


「結婚生活は実に、日々の生活における
 美の成就であり、天の理想実現です。
 それが結婚生活です。

 ですからあなた方は真剣でなければなりませんし、
 お互いに礼儀正しくあらねばなりません。
 しかしいったん失敗すれば天地は崩れ、
 あなた方から去ってしまいます。

 堕落論を覚えておかなければなりません。
 それは我々にとって天の命令です」

(一九七九・五・一二)


「お互いの間の礼儀は
 両親、先生、兄弟姉妹に対する礼儀以上に大切です。
 
 なぜでしょうか。
 それは最も貴重な首脳会談だからです。
 首脳会談においてはすべての配慮がなされます。

 それと同じように、王と王女が会い
 結婚する時には、配慮と礼儀が
 尽くされなければなりません。
 お互いに十分理解し合わなければなりません。

 私はあなたに仕えるために、
 またあなたを愛するために生まれた、
 私の心も身体もあなたのためにつくられ、
 存在している、という
 絶対的確信を持たなければなりません。

 そのような関係が心身共に、
 また霊的にまず開発されるべきです」

(一九七九・五・一二)

父母と共なる生活 信仰生活の真髄をつかむ」
1991年5月1日 初版発行
奈田壽美子(なだすみこ)
(1940.1.5〜1989.3.7)

三 復帰過程における神の心情の体恤
第五章 夫婦観(夫と妻の在り方)
二 礼儀を守る


人生のパートナーである夫(妻)は、
当然のことながら、一緒にいる時間が一番長く、
ともすれば、空気のような存在になってしまいます。

しかし、そうではなく、礼儀をもって、
王と王女のような態度で接する、というのです。

おそらく、真の父母様も
同じような思いをもって、
接していかれたのだ、と思います。

「夫婦は貴重な首脳会談」
お父様の素晴らしい名言だと思います。

夫婦が一つになることによって、
神様が顕現する。

そのことを肝に銘じながら、
新たな境地を見出すために、
礼儀をもっていきたいです。


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奈田寿美子(なだすみこ)1940.1.5〜1989.3.7
 東京生まれ
 早稲田大学で心理学を学ぶ
 世界基督教統一神霊協会巡回講師
 統一思想研究院会員
 教育問題研究評論家 牧師
 著書「神と共なる生活」「キリストと共なる生活」ほか


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2022年03月30日

私は夫(妻)の重荷にはならない! 強力な「愛の注射器」に 《奈田先生》



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奈田先生の「父母と共なる生活」
今回は、『夫婦観(夫と妻の在り方)』です。


具体的な夫と妻の在り方に関する
文先生のみ言を取りあげてみます。

文先生はまず基本的に、男性にとって
女性は母親であり、妻であり、姉であり、妹であり、娘である。

女性にとって男性は
父親であり、夫であり、兄であり、弟であり、息子であって、
お互いにそれらのすべての立場に立てるのが
理想的な夫婦だと言っておられます。

理解・協力・研究が必要

「夫婦はお互いに理解し、協力し、研究せよ」
と、文先生は言われています。

顔が皆違うように、人の運勢もみな違います。
それぞれの運勢によって組み合わせを
決められるというのです。

男性の運勢が悪ければ、女性の運勢が良いのです。
逆に女性の運勢が悪ければ、男性の運勢で埋めていくのです。

文先生はそのことを、
「夫婦とは山と谷を崩して平地をつくるようなもの」
と表現しておられます。

以前、「富士山を崩して琵琶湖を埋めてみようか」
などとおっしゃったこともありました。

 
「……理解できるような夫婦になるということは、
 人格的に立派な女性、
 立派な男性になることである。

「……最初の三年間は非常にぶつかるところが多いが、
 三年たてばいろいろな方面で、
 美しいところを発見し始め、
 深いところの情で結ばれる」

(一九七七・二・八)


「夫婦は絶対的統一の代表であり、
 それからずれるようなことがあってはなりません。

 車の両輪のごとく、
 また二本の足のごとくになって、
 調和をもって一つの目的に向かって
 進まなければなりません」
(一九七九・五・一九)


ですから、場合によっては、
一方が足踏みして待つような時もあるというのです。

「問題は、私たちは世界救済を完成した上で
 結婚しているのではないということです。

 私たちの前には救済されなければならない
 世界があります。
 ですから私たちの前には
 私たちの任務があり使命があるのです。

 男性と女性はこれから
 右足と左足のようになって歩くのです。

 そこには平等な立場での二者の
 共同、協力があって初めて
 前に進むことができます。
 
 夫は右足、妻は左足の立場です。
 そして早く確実に歩くためには
 両足が同じように動かなければなりません」
(一九八二・七・一)


これはアメリカの教会員に対して語られたみ言ですが、
大変細かいところにまで心が配られていると思います。

 
さらに、“愛の注射器”とか、
“愛の発電機”になれ、というみ言もあります。

「皆さん一人ひとりが
 強力な愛の注射器になろう〃
 と決意しなければなりません。

 “私は夫の重荷にはなりません”
 “私は妻の重荷にはなりません”
 “私は発電機になります”。

 与える要素、愛の注射器こそは
 すべての問題の解決策であり、
 万能薬なのです。
 愛は最高の力なのです」
(一九八二・七・一)


 
さらに、お互いによく研究し合わなければならない
とも言われています。

「結婚は現実には研究課題なのであり、
 男性は女性を研究し、
 また女性は男性を研究するところです。

 お互いを研究する過程において
 愛を発見していくのです。

 これが結婚の意味であり、あなたの発見は、
 ちょうど実験室での試験管の中の発見と
 同じようなものです。

 私がこう言ったら、彼がこう反応したとか、
 怒ったとか、すべてのことについて
 統計をとり、グラフに描くのです。

 何でもないようなふりをしていて、
 急に強くあなたの夫をつねって
 その反応を見てみなさい。
 すべてのことについて、
 その反応を観察することができるのです」
(一九七九・五・一二)



「自分の相対者がとても厳格そうに見えて、
 何も表現しないように見えたとしても、
 失望してはいけません。

 研究する余地がかなりあると思って、
 かえって喜ばなければなりません」


 「いつも話してばかりいる人は
 すべてにおいて失敗者です。
 とても味のある人は、話す代わりに聞く人です」

 「あなた方が互いに相会う時は、
 すばらしい思いを表現する代わりに、
 感情、喜び、幸福感を抑えて、
 ゆっくり研究し始めなさい」


 上げたり、下げたりで、何とかして
一つにしようとされる先生のお気持ちが伝わってきます。

父母と共なる生活
第五章 夫婦観(夫と妻の在り方)
一 理解・協力・研究が必要


夫婦の愛がどれだけ貴く素晴らしいものであるか。。

夫婦愛に関しての、
真のお父様のみ言はふんだんにあります。

しかし、昨今においては、夫婦は男性、女性ではなく、
同性でも同意義である、というパートナーシップ制度を、
日本においても導入しているところが増えております。

テレビなどマスメディアを通しても、
同性愛を助長するような、
そんな状況の中にあります。

夫婦の愛は、神様が創造された貴いものであり、
それを私たちが表していけるように、
実体で示していかなければ、と切に思います。

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