自己牧会プログラム
今回は、『対人恐怖症の妹に
光を送り続けました』です。
☆
(女性 30代)
私が大学1年の時、妹(当時、中学1年)が
不登校になりました。
私は中学、高校と頑張って勉強して大学に入りました。
勉強は一生懸命するのが当然だと思っていましたから、
そんな妹を理解することができませんでした。
「学校に行かないで、社会に出たらどうなるのだろうか。
この子はこれからどうなるのか?」という
不安や恐れが次々に湧いてきたのです。
私だけでなく家族全員がそういう思いで妹に接するので、
妹はどんどん追い詰められていきました。
やがて、家族のちょっとした一言にもキレて、
部屋に閉じ込もるということを繰り返すようになったのです。
その後、何とか遠方の高校に受かったものの、
なかなか登校できず、通信教育で卒業の単位を取りました。
しかしその後も、自動車学校の入校式で「もう無理」とやめるなど、
挫折の多い人生が20代の後半まで続いたのです。
☆
そういう中、私は自己牧会プログラムに出合いました。
同プログラムには「固定観念に気付く」ワークがあります。
私の妹に対する固定観念は何かなと考えたら、
「ちゃんと社会に出て普通の生活をしないと、妹も苦しいし、
親も苦しい」という気持ちだということに気付きました。
そこで、その固定観念を手放して、まずは、
ありのままの妹を受け入れるよう努力したのです。
そして、妹の気持ちに寄り添い、
妹の幸せを祈りながら、光を送り続けました。
すると不思議なことに、妹のほうから
「私、こうだったんだよね」と、
過去のいろいろな気持ちを話してくるようになりました。
妹が変わったというよりも、
私が固定観念を手放すことで、
それまで見えなかった妹の本性が
見えるようになったのだと思います。
こうして、家族の接し方が変わったことで、
妹は少しずつですが元気を取り戻していきました。
☆
その後、妹は「ビーズ刺繍」に出合い、
急スピードで上達していきました。
才能が一気に開花したのです。
今では自ら店に出掛けていって、
「これを置かせてください」と、
委託販売の交渉をするまでになりました。
最近は、その道の有名なかたと一緒に
カフェで展示会を開く話まで出ています。
対人恐怖症だったのがうそのように、
好きなことを通してどんどん輝きを増していく妹に、
周りが驚いています。
私の心の中にいる神様 59
対人恐怖症の妹に光を送り続けました
対人恐怖症の妹に光を送り続けました
☆
とても素晴らしい証しですね。
私自身も含めて、
問題のない個人、家庭など、
存在しないのだと思います。
「〇〇でなければならない」
という固定観念に縛られていることも、
一つの要因かもしれません。
詳細は控えますが、私も子供に対して、
同じような思いがありました。
まず、ありのままを受け入れ、
気持ちに寄り添い、幸せを祈り続ける。。。
誰にでも創造本性があることを信じて、
見つめなおしていこうと思います。
私も、光を送り続けます。
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