2024年03月26日

父母様が私のことを、世界のことをいつも祈ってくれる その祈りがどう実ったか 《金元弼先生》



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金元弼(ウォンピル)先生が40年近く前に、
ヨーロッパで語られたみ言。今回より、
『理想の出発点は「ためにあること」』を
数回シリーズで紹介します。


オーストリア教会の皆さんに直接お会いすることができ、
心から感謝しております。

オーストリア教会の歴史は、
ポール・ワーナーさんの開拓以来、21年になります。
21回目のオーストリア教会創立記念日を心から祝賀します。

そしてオーストリア教会の皆さんが
ご父母様の心情を抱いて、
その願いを果たすようにと苦労されてきたことに
対して、心から感謝します。

また私は、こういう皆さんが
私の兄弟としているということを誇りに思います。

教会員のために祈られる先生

毎日曜日ならびに月初め、教会の祝祭日は、
朝五時に敬礼式をしますが、文先生は
常に世界中の統一教会のメンバーのために、
神が愛される孝子女になれるようにと
心を込めてお祈りしておられます。

そのお祈りがどのように世界の人々の中に実っているかを、
私は今、皆さんにお会いして実感しました。

先生はだれも知らない迫害の中で、
神の解放と人類の解放のために、
ご自身の家庭を犠牲にしながらひたすら歩む中で、

ついてくる私たちに対して、
「惨めな先生についてくる教会員も、
どんなにか惨めな道を歩んでいることだろう」
と考えながら、
神が直接見守ってくださるよう祈られるのです。

私は、そのように神にお祈りされる
先生の声をたびたび聞きました。

私たちはこの道を知る前に、神は栄光の神であり、
幸せな神であろうと思いました。
しかし、この道を知った時、私たちは、
神がどんなに惨めな神であるかが分かりました。

それゆえに、私たちは、常に難しいことがあっても
神に助けを請うよりも、
いかにして惨めな神の代わりに
なってあげられるかと思うまでに変わりました。

この世には宗教を信仰している人が
たくさんいますが、私たちはその点が違います。

個人の救いのための教えと、
神を解放し人類を解放するという教えと、
ここに大きな違いがあるのです。

私たちの行く道は、メシヤの行く道そのものです。

ですからこういう事情をよくご存じの先生は、
私たちのことを常に心配せざるを得ないので、
神の加護が私たちと共にあるようにと
常にお祈りしておられるのです。

それをはっきりと知ってほしいのです。

私は先生に出会ってから四十年になりますが、
先生はこの40年、一日も休まず朝5時から働いておられ、
夜12時以前に休まれるのを見たことがありません。

ですからこの先生と一緒に生活するということが、
どんなに難しいかがはっきりと分かります。

先生の近くに侍るリーダーであっても、
先生に自分のやっていることを報告したり、
あるいは指示を受ける必要がある時には、
1時でも、2時でも、3時でも我慢できますが、
その用事が済むと先生の所か
ら早く離れたいという心をもっています。

そういうことを見ても、先生が人の力ではできない生活を
しておられるということが分かります。

先生は、神の国をこの世に実現するという、
その目的を達成するまで、こういう生活を
継続しておられるということを念頭に置いてください。

1986年5月18日 オーストリア教会
理想の出発点は「ためにある」こと  
(生活伝道・真の父母に倣う伝道の精神 金元弼)
再編集 文責:ten1ko2


世界のすみずみにまで、
家庭連合は広がりました。

元弼先生が礼拝をされた地は、
ヨーロッパのオーストリアです。

ヨーロッパも数は少ないかもしれませんが、
それでも各地にみ言が伝えられました。

30年前、妻は、東ヨーロッパの地で、
宣教活動をしました。

真の父母様の祈りが、世界中に届き、
優秀な青年たちが歩んでいる姿に
心から感動したそうです。

現在、清平の地においては、
40日修練会に国際メンバーが
100名以上参加しているといいます。

妻がヨーロッパで活動した頃以降に
生まれた青年たちがほとんどであり、
当時のメンバーの子供たちもきっと、参加していると
考えると、感慨深いものがあります。

同じ兄弟姉妹として、
心情を共有できることが
どれだけ素晴らしいかを感じるのです。




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2024年03月20日

一つになるには、その人の過去を知ってみる 目に見えないものを大切に・後編 《金元弼先生のベストアンサー》



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見えない神様と一つになるには、
どうしたらいいでしょうか──

金元弼先生のみ言、
『目に見えないものを大切にする心』
後編です。

1986年、ヨーロッパに赴任された際、
語られたみ言です。



目に見えないものの貴重さ

一つの例を分かりやすく話してみましょう。

一人の貧しいこじきがいるとします。
これをこじきだと思ったらそれほど関心はありません。
しかし、そのこじきの過去を調べてみると、
その親がある国の国王だったと考えてみましょう。

そうすると、ただのこじきで終わるでしょうか。
そうはならないでしょう。
そのこじきを大事にする心が出てくるのです。
そうでしょう?


また、私たちのメンバーの中に
気に入らない人がいるとしましょう。

しかしその人は、過去に自分の親から愛され、
本当に親孝行した人であるとするなら、
その人に対する考えがどう変わるでしょうか。

そういうことを考えてみると、
今現れているものばかりでなく、
現れていない部分を知るということが、
どんなに大切なことかが分かります。


先生は、北韓のろう屋から出られた時に、
ろう屋の中で食べておられた食べ物を持ってこられ、
平壌に残っていた弟子たちに
お土産として分けてくださいました。

ただ有り難いと考えるかもしれませんが、
先生がろう屋の中で食べたいけれども食べないで、
弟子たちにあげようと思って持ってこられたものだと考える時に、
どんなに感謝の心になるでしょうか。



神と真の父母を喜ばせるために

皆さん、いかがですか?
だれにも言わない、自分の良いところを
人々が分かってくれるというのは。

知られると嫌ですか。
それを私が分かるほうが良いですか。
真の父母に分かってもらうほうが、もっと良いですか。

そこで私は皆さんの良いところをどんどん見つけて、
それを真の父母に伝えてあげたいのです。

これが、私がこの国に来て一番やりたいことであり、
私の使命の中でも重要なものです。

そのためには、神と真の父母が願うことを、
皆さんにやってもらわなければなりません。
ところが皆さんには神の願いが分からないところがありますから、
それを教えるのが私の使命です。

時には私の言うことが皆さんにとって
気に入らないこともあるかもしれませんが、
それでも私の言うことを聞いてくれますか? (はい!)。
それが私を一番助けることです。

そうすれば、真の父母は、神は、皆さんの良いところを見て、
また皆さんの国の良いところを見て、お喜びになるでしょう。

そうしたらその神は、真の父母は、皆さん一人一人を、
また家庭を、皆さんの国を、
そしてヨーロッパを祝福したくなるでしょう。

それが私がやりたいことです。
私と皆さんが心を一つにして助け合うことができれば、
それが可能になるだろうと思います。
皆さんはそういうことをしようとする私を助けてくれますか? (はい!)。

神が喜ぶことを、真の父母が喜ぶことをたくさんしましょう!

一九八六年五月十五日
ドイツ・フランクフルト本部教会
『目に見えないものを大切にする心』

金元弼 信仰生活シリーズ 2
生活伝道 真の父母様に倣う伝道の精神
再編集 文責:ten1ko2


私たちは平面的な観点で物事を見つめがちです。
物事を立体的にみること、
平面的にみると問題がある時ほど、
そのような見つめ方が必要なのではないでしょうか。

かつて、復帰摂理のノア家庭において、
ハムがノアの裸につまずき、
心情一体化するための摂理が失敗したように、
一つ一つの現象の背後を
見つめていくことが大事なのだと思います。

そして、愛情をもって対していく。
すべてが神様の子女ですし、
神様の願いが託されています。

孝情というのが貴いのは、
すべてを超越して、
一つになれることだと思うのです。



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2024年03月15日

目に見えないものを大切に 金元弼先生の奥様がすごかった話 《金元弼先生のベストアンサー》



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金元弼先生が1986年5月15日に
ドイツ・フランクフルト本部教会で語られたみ言、
『目に見えないものを大切にする心』
前編を紹介します。

1970年、3年間開拓伝道という
統一教会史に残る大きな摂理が始まりました。

出発も危ぶまれたその摂理でしたが
文鮮明師(真のお父様)が取った秘策とは。

 
本来、私の家内も一緒にここへ来る予定でしたが、
長い間眠らずに赴任のための準備をしていて、
相当体をこわしたので、
同席できなかったことをお許しください。
家内は体が弱いのです。



三年間の開拓伝道

一九七〇年、三年間の開拓があり、七七七家庭以上、
三十六家庭に至るまでの祝福家庭が参加しました。

そのころの三十六家庭、七十二家庭、一二四家庭では
子供も生まれ、その数が四、五人と増えていましたし、
七七七家庭は祝福されて間もない時でした。

そういう中で奥さんたちが全部動員されますから、
ご主人は子供たちの面倒を見ると同時に、
公的な仕事もしなければならない状況でした。

さらに、自分の奥さんが開拓で必要な食事代を月々、
送ってあげなければならないという事情でした。

ですから自分の親戚に子供を預けるか、
それができない人は孤児院に
子供を預けなければならなかったのです。

文先生はこのようにいろいろな事情のある人を
全部動員するにはどうしたら良いかと、
非常に考えられたようです。

そこで先生は、私の家内のことを考えられました。
当時家内は、体が弱いので病院に行ったり
横になったりしていたのです。

ですから韓国の人たちは、家内は病気で寝ているから
どんなことがあっても出られないだろうと思っていました。

しかし先生は、三十六家庭の一番初めの者である
家内に、開拓に行くようお命じになりました。

先生は、家内に「開拓に出て死んだ場合は
あなたの棺を造ってあげる」とおっしゃり、
開拓の先頭に立てられたのです。

先生がこういう覚悟で家内を出したので、
だれも「私は無理だ」と言う者がなく、
全体動員することができました。

家内は先生の願いにそって三年間、
一日も休むことなくその位置を守り、
十二名の霊の子女を立てて、勝利して帰ってきました。

このたびは寝られなかったので、きょうは
食事もできずに寝ています。

家内が来られないので、私が代わって
弁明の辞を述べた訳です。
これからはいつもお目にかかれることですからご了承ください。



人の過去にも関心をもつ

私は、ここへ来て皆さん一人一人を眺め、心から好きになりました。
それは、私の率直な気持ちです。

今まではアメリカで皆さんとは距離を置いてきましたが、
今は直接お会いできるようになりましたので、
一人一人を本当に深く知ることができるように努力したいと思っています。

私たちは、教会の中で因縁をもって一緒に生活していますから、
教会に入ってからのことについてはお互いによく知っています。

しかし、教会に入る前のことについては、
よく分からない世界がたくさんあると思います。
私も同じです。

また、私たちは、先生ご夫妻に会ってからの
ご夫妻のことについてはよく知っています。
しかし、それ以前のことはよく分かりません。
ですから私たちは、今のことよりも、
自分の知らない先生のことを知りたいのです。

ところが私たちは、真の父母に対して、
自分が出会う以前のことを知りたいと思いながらも、
兄弟に対しては、それほど知ろうとしないのです。

私は親に対しては言うまでもありませんが、
皆さんに対しても、過去のことを知りたいと思っています。
それは根深く、根深く一体化したいからです。
それが分からないから兄弟の大切さを忘れることがあるのです。

一九八六年五月十五日 
ドイツ・フランクフルト本部教会
『目に見えないものを大切にする心』

金元弼 信仰生活シリーズ 2
生活伝道 真の父母様に倣う伝道の精神



元弼先生のサモニムは、
そんな道を通過されたのですね。。。

ご自身の体の事情を乗り越えて、
ただただ、お父様のみ言に純粋に
従っていかれたサモニムの信仰は、
多くの人達の心を動かしました。

1970年からの3年間開拓伝道は、
多くの逸話を生みました。
その時に参加した韓国婦人とその家庭の犠牲は、
知らない立場から見れば、
狂信的で、非常識にも見えるものだったかもしれません。

しかし、それによって、3年間暖冬が続き、
漢江が凍らなかったので、
北朝鮮の侵攻を止めることとなり、
韓国を守ったのだと聞いています。

その後、世界宣教の摂理など
旧統一教会のメンバーの犠牲と奉仕は続きました。

1990年代中盤以降は、
日本女性が海外に1万名以上も
宣教に出る摂理がありました。

摂理の背後には、いつも国や世界の
危機的な状況があり、切迫した天の願いが
あったのに違いありません。

天心苑徹夜精誠が、来週の金曜日で1000回を迎えます。

李基誠苑は、お母様が指示されたみ言に対し、
従順に祈祷会を実践していかれました。

当初は、付いてついていった人は少なく、
様々な噂話もあったそうです。

しかし苑長の絶対信仰により、
韓国だけでなく、日本の食口たちも
全世界の食口たちの心を動かしました。

私達、日本家庭連合の食口も、
今は本当に厳しい状況にありますが、
しかし、天を求める純粋な信仰を、
変わらない心情をもっていきたいと思うのです。




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