2025年01月08日

共産主義は、「神への復讐」のために作られた! *ニュースがわからない人に《5分で解説》



250108-1861.png
カール・マルクス1861年


「ほぼ5分で読める勝共理論」

今日は共産主義が生まれた背景に迫ります。
「神に復讐しようと考えたマルクス」です。


カール・マルクスはユダヤ人で、
熱心なユダヤ教の家庭で生まれました。

マルクスが生まれた頃のヨーロッパは
基本的にキリスト教が大勢を占め、
ユダヤ教はキリスト教から最も迫害される立場にありました。

マルクスの家族は、ある時ユダヤ教から
キリスト教に改宗します。

するとマルクスは、ユダヤ教の友達から
裏切り者だと言われるようになりました。

一方で、キリスト教の友達からは
「あいつは、本当はユダヤ教徒だ」
と言われていじめられるようになりました。

家に帰ると、両親は信仰を捨てたことで
いつもけんかをしています。

マルクスは、自分を受け止めてくれる場所が
どこにもありませんでした。

こうして劣等感、孤独感、不信感、
反抗心などを強く抱きながら過ごしたのです。


そしてある時、この思いが爆発します。
 
彼は神の存在を信じていたので、
「神はなぜこんなにも不幸な人生を自分に与えたのか、
自分の人生にはいいことは何もなかった。
嫌なこと、つらいことばかりだった。
楽しいことは何もなかった」
と言って神を責めるようになりました。

そして神に復讐(ふくしゅう)したいと考えるようになりました。
当時はキリスト教の社会でしたから、その社会を倒して、
誰も神を信じなくなる社会をつくってやろうと考えました。

しかしマルクスには社会を変える力がありません。

マルクス共産主義誕生の背景

そこでマルクスは、当時の社会で虐げられていた
労働者に目を付けました。

そして労働者に自分に代わって
社会を倒してもらおうと考えました。

もちろんそのためにはたくさんの人を殺さないといけません。
普通は嫌がるでしょう。

そこでマルクスは、なぜこの社会が間違っているか、
なぜこの社会を倒さないといけないのか、
そしてなぜ人殺しまでしないといけないのか、
ということを説得するための理論を書くことにしました。

マルクスはこの理論を死ぬまで書き続けます。
それが共産主義の思想です。


マルクスが最初に書いたのは『共産党宣言』という本ですが、
この本の最後には次のように書かれています。

「共産主義者は、これまでの全ての社会秩序を
暴力的に転覆することによってのみ、
自己の目的が達せられることを公然と宣言する。
支配階級よ、共産主義革命の前におののくがよい」

かなり恐ろしい文章です。
マルクスの強い怨念が伝わってくるようです。


マルクスは神を恨みました。
社会を倒したいと考えました。
復讐したいと思いました。

そのために労働者を利用しようと考えました。
それが「人間の本質は労働者である」という理論です。

このように定義すれば、労働者を酷使する人、
つまり金もうけのために労働者を利用するような人は、
人間として最も悪い人だという結論になります。

そして労働者を利用することで成り立つ社会は
倒さないといけないというわけです。

この結論のために無理やり作った理論が
疎外論であり、共産主義の理論なのです。

ほぼ5分で読める勝共理論 18
疎外論C
マルクスはなぜ共産主義を生み出したのか
「神に復讐しようと考えたマルクス」
Blessed Lifeより
再編集 文責:ten1ko2


思想・信条、というものは、
その人が作った動機、心情
それが反映されたものです。

そして信じる人に
少なからず影響を与えています。

マルクスの強い怨念から出発している
この共産主義理論は、人の心を
怨念と神への復讐心を持たせる、
恐ろしい爆弾であるということを
知らないといけないと思うのです。


最後までお読みいただき ありがとうございました!
ポチッ!がまだの方はお願いしますm(__)m
ポチッは1日1回有効で、1週間の合計で
ランキングの順位が決まります。
ポチッとすると、現在の順位が出てきます ↓

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村
良い記事だと思った方は、
応援のクリックをお願いします!

(記事冒頭の哲学・思想ブログのバナーも
ブログ村のバナーとなっています
どちらからでも応援して頂けます)

posted by ten1ko2 at 09:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | 勝共理論 勝共活動  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月09日

サルが労働によって人間に進化した? 実は非科学的な空論 *ニュースがわからない人に《5分で解説》



241209.jpg


人間の祖先はサルなのでしょうか。
進化論を用いれば、科学的な説明なのか──

共産主義の核心を突きます。

人間の本質は労働である?

これまでに、共産主義の中心には
哲学理論があって、さらにその中心に
疎外論がある、という話をしました。

「疎外」とは、人間の本質が
失われている状態という意味です。

そして共産主義では
「人間の本質は労働である」と言っています。
今回はその理屈について説明します。

 
共産主義では、「人間は
サルが労働によって進化した」と言っています。

大まかに説明すると次のようになります。

ある時、サルの中に木から降りて
歩くものが現れました。
彼らは手が自由になりました。

そしてその手で道具を使うようになりました。
これが最初の労働です。

彼らは道具を使うために、
コミュニケーションを必要としました。

初めはただの叫び声でしたが、
これがやがて言語になりました。

そして言語を使うことで
脳が発達していきました。
そして誕生したのが、高い知性を持った人間です。

ですから、サルと人間の違いは
知性の違いにあるのですが、
その本質は労働するかどうかにある、
すなわち、労働するものは人間となり、
労働しなかったものはサルのままである。

だから人間の本質は労働である、
というわけです。

 
共産主義では、哲学の重要なテーマである
人間観を、このように科学に基づいて導き出したと言っています。

この点が他の哲学理論とは違う、
他の哲学理論は単なる空想だ、
共産主義だけが科学に裏付けられた
真理である、というわけです。

皆さんはどう考えますか。

もちろん人間にとって労働はとても大切です。
では労働が人間の本質なのか、
人間とサルとの違いは労働なのか。

どうなのでしょうか。

共産主義の人間観は非科学的な空論

実はこの共産主義の人間観には
科学的な裏付けは全くありません。
むしろ科学に反しています。

例えば、人間が言葉を話すには
発達した脳が必要です。
詳しく言うと、大脳新皮質という部分が必要です。

ここが発達しなければ言葉は話せません。

コミュニケーションが必要だから
話せるようになって、話しているうちに
脳が発達した、というのは
順番が逆であって、単なる空想です。


例えてみれば、自転車のペダルを
こぎ続けていたら、速く走る必要が
出てきたのでオートバイになっちゃった、
というような理屈です。

自転車を何十万年こいでも
自転車は自転車のままですよね。

オートバイをつくるには
正確な設計図が必要です。
そしてその設計図どおりに
部品を組み立てないと絶対完成しません。

生命の場合はDNAがこの設計図に当たります。


「でも長い時間がたてば偶然に
設計図ができることもあるんじゃないの?」
と思うかたがいるかもしれません。

そういうかたは、アンドレアス・ワグナーが書いた
『進化の謎を数学で解く』という本を一度ご覧ください。

生命が地球上に誕生してから
現在まで約30億年ですが、この期間に
高度な生命が偶然に誕生する確率は数学的にはゼロです。

子供が落書きをしていたら
精密なオートバイの設計図ができてしまった、
なんていう確率はゼロに等しいですよね。

それと同じです。

精密な設計図があれば、誰か専門家が
書いたはずだ、というのが科学的な発想です。
 
つまり共産主義の人間観は
非科学的な空論なのです。


ではなぜ、共産主義は
「人間の本質は労働である」と言ったのでしょうか。

その答えを簡単に言うと、
「労働者による暴力革命を正当化するため」です。

ほぼ5分で読める勝共理論 17 疎外論B
サルが労働によって人間に進化した?
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=23269
(Blessed Lifeより)
再編集 文責:ten1ko2


「人間の本質は労働である」
どう考えてもおかしな話だし、
子供だましの理論です。

根本的に間違っているのに、
それでも共産主義の国があり、
日本の共産党も現存しています。

やはり、講師のいうように、
「労働者による暴力革命を正当化するため」
という他ありません。

恨みの思い、というものが根底にあると、
理論理屈を超えていくのだ。。
という恐ろしさを改めて感じるのです。


最後までお読みいただき ありがとうございました!
ポチッ!がまだの方はお願いしますm(__)m
ポチッは1日1回有効で、1週間の合計で
ランキングの順位が決まります。
ポチッとすると、現在の順位が出てきます ↓

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村
良い記事だと思った方は、
応援のクリックをお願いします!

(記事冒頭の哲学・思想ブログのバナーも
ブログ村のバナーとなっています
どちらからでも応援して頂けます)


人間の祖先はサルなのか
原理の観点で解説しています↓
神は見えないからいないのか 信じられないのはなぜ? 旧統一教会の教理のぞき見 《入山部長・統一原理3》


※ 当ブログ記事の転載、拡散は、歓迎いたしますが、
その際は、リンクを貼っていただくか
当ブログ名とURLを記載して頂くようにお願いいたします。

なお、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、無断転載
に関しては、固くお断りいたします。

※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。 


posted by ten1ko2 at 12:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勝共理論 勝共活動  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月20日

人間らしさが奪われている?! サルには人権はあるか *ニュースがわからない人に《5分で解説》



241120.png


ほぼ5分で読める勝共理論
今回は、『「人間らしさ」「人間の本質」とは何か』です。

サルに権利はないのか?

前回、共産主義の中心には哲学理論があり、
さらにその中心には疎外論がある、と説明しました。

「疎外」とは、人間らしさが奪われているとか、
人間の本質が失われているという意味です。

今回は、この「人間らしさ」
「人間の本質」について考えます。

 
さて、人間には、誰にでも人権があります。

例えば、いじめられてもいい人、
差別されてもいい人、
殺されてもいいという人はいません。

では質問です。
人権はサルには認められるでしょうか。
サルをいじめたり殺したりしてもいいのか、
ということです。

なんとなくいけないような気がしますね。
では、ネズミならどうでしょうか。
実際にはネズミを駆除したりしますから、
殺してもいいということになります。

でも、人間もサルもネズミもみんな同じ哺乳類です。
何が違うのでしょうか。


もう一歩踏み込んで考えてみましょう。

人間にはいろいろな権利があります。
例えば、「移動の自由」という権利があります。

もしこの権利がサルにもあるとすれば、
動物園のおりに閉じ込めてはいけない
ということになります。

また人間には参政権があります。
選挙で投票したり、立候補したりする権利です。

これをそのままサルに認めれば、
選挙の時にはサルの意見も
聞かないといけないということになります。
  
このように考えてみると、サルと人間は同じではない。
同じ権利は認められていない、ということが分かります。

 
では、人間とサルの違いはどこにあるのでしょうか。

例えば、サルは毛むくじゃらだけど
人間はそうではない、とか、
サルは背中が曲がっているけど
人間は直立で歩いている、という違いがあります。

では毛むくじゃらな人や背中が曲がっている人には
権利がないのでしょうか。
そんなことはありませんね。

確かにそれらは人間とサルの違いですが、
本質的な違いではないようです。

人間観とは?

この場合の、人間と他の動物との違い、
かつ最も本質的な部分のことを、
「人間の本質」といいます。

そして、この人間の本質とは何か
というテーマを哲学では人間観といいます。

同じように宇宙とは何かというテーマを
宇宙観、自然とは何かというテーマを
自然観といったりします。


生物学では、人間のことを
「ホモ・サピエンス」といいます。
ホモは「人」、サピエンスは「知恵のある」
という意味で、「賢い人」という意味です。

これはスウェーデンのリンネという哲学者が
名付けたもので、「人間の本質は知性である」
という意味が込められています。

他にも、人間の本質は創造性である、
と言った哲学者もいました。

ドイツのフォイエルバッハという哲学者は
『キリスト教の本質』という本の中で、
「人間の本質は理性、意思、心情である」と言いました。


共産主義は、「人間の本質は労働である」
と言っています。

ここからさまざまな哲学理論や
経済理論が出発しています。

ではなぜそう考えるのでしょうか。
そのことについては、次回、説明します。

ほぼ5分で読める勝共理論 16
疎外論➁「人間らしさ」「人間の本質」とは何か
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=23172
(Blessed Lifeより)
再編集 文責:ten1ko2


誰もが持っている人権。
基本的人権の尊重は、万民が持つ権利です。
憲法で保障されています。

一方向に話題が展開してしまいますが、
私たち、家庭連合の信徒に、
基本的人権はあるのでしょうか。

「家庭連合信者は基本的人権など存在しない」
と言わんがごとく、誤解と偏見に満ちた報道に明け暮れました。

先日の兵庫県知事選挙は、
「マスコミの敗北、SNSの勝利」
と今、騒がれています。

正しい情報を発信して、
万民に理解していただき、
私たちの人権を回復していきたいと思います。


最後までお読みいただき ありがとうございました!
ポチッ!がまだの方はお願いしますm(__)m
ポチッは1日1回有効で、1週間の合計で
ランキングの順位が決まります。
ポチッとすると、現在の順位が出てきます ↓

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村
良い記事だと思った方は、
応援のクリックをお願いします!

(記事冒頭の哲学・思想ブログのバナーも
ブログ村のバナーとなっています
どちらからでも応援して頂けます)



※ 当ブログ記事の転載、拡散は、歓迎いたしますが、
その際は、リンクを貼っていただくか
当ブログ名とURLを記載して頂くようにお願いいたします。

なお、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、無断転載
に関しては、固くお断りいたします。

※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。 


posted by ten1ko2 at 11:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勝共理論 勝共活動  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする