2024年11月20日

人間らしさが奪われている?! サルには人権はあるか *ニュースがわからない人に《5分で解説》



241120.png


ほぼ5分で読める勝共理論
今回は、『「人間らしさ」「人間の本質」とは何か』です。

サルに権利はないのか?

前回、共産主義の中心には哲学理論があり、
さらにその中心には疎外論がある、と説明しました。

「疎外」とは、人間らしさが奪われているとか、
人間の本質が失われているという意味です。

今回は、この「人間らしさ」
「人間の本質」について考えます。

 
さて、人間には、誰にでも人権があります。

例えば、いじめられてもいい人、
差別されてもいい人、
殺されてもいいという人はいません。

では質問です。
人権はサルには認められるでしょうか。
サルをいじめたり殺したりしてもいいのか、
ということです。

なんとなくいけないような気がしますね。
では、ネズミならどうでしょうか。
実際にはネズミを駆除したりしますから、
殺してもいいということになります。

でも、人間もサルもネズミもみんな同じ哺乳類です。
何が違うのでしょうか。


もう一歩踏み込んで考えてみましょう。

人間にはいろいろな権利があります。
例えば、「移動の自由」という権利があります。

もしこの権利がサルにもあるとすれば、
動物園のおりに閉じ込めてはいけない
ということになります。

また人間には参政権があります。
選挙で投票したり、立候補したりする権利です。

これをそのままサルに認めれば、
選挙の時にはサルの意見も
聞かないといけないということになります。
  
このように考えてみると、サルと人間は同じではない。
同じ権利は認められていない、ということが分かります。

 
では、人間とサルの違いはどこにあるのでしょうか。

例えば、サルは毛むくじゃらだけど
人間はそうではない、とか、
サルは背中が曲がっているけど
人間は直立で歩いている、という違いがあります。

では毛むくじゃらな人や背中が曲がっている人には
権利がないのでしょうか。
そんなことはありませんね。

確かにそれらは人間とサルの違いですが、
本質的な違いではないようです。

人間観とは?

この場合の、人間と他の動物との違い、
かつ最も本質的な部分のことを、
「人間の本質」といいます。

そして、この人間の本質とは何か
というテーマを哲学では人間観といいます。

同じように宇宙とは何かというテーマを
宇宙観、自然とは何かというテーマを
自然観といったりします。


生物学では、人間のことを
「ホモ・サピエンス」といいます。
ホモは「人」、サピエンスは「知恵のある」
という意味で、「賢い人」という意味です。

これはスウェーデンのリンネという哲学者が
名付けたもので、「人間の本質は知性である」
という意味が込められています。

他にも、人間の本質は創造性である、
と言った哲学者もいました。

ドイツのフォイエルバッハという哲学者は
『キリスト教の本質』という本の中で、
「人間の本質は理性、意思、心情である」と言いました。


共産主義は、「人間の本質は労働である」
と言っています。

ここからさまざまな哲学理論や
経済理論が出発しています。

ではなぜそう考えるのでしょうか。
そのことについては、次回、説明します。

ほぼ5分で読める勝共理論 16
疎外論➁「人間らしさ」「人間の本質」とは何か
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=23172
(Blessed Lifeより)
再編集 文責:ten1ko2


誰もが持っている人権。
基本的人権の尊重は、万民が持つ権利です。
憲法で保障されています。

一方向に話題が展開してしまいますが、
私たち、家庭連合の信徒に、
基本的人権はあるのでしょうか。

「家庭連合信者は基本的人権など存在しない」
と言わんがごとく、誤解と偏見に満ちた報道に明け暮れました。

先日の兵庫県知事選挙は、
「マスコミの敗北、SNSの勝利」
と今、騒がれています。

正しい情報を発信して、
万民に理解していただき、
私たちの人権を回復していきたいと思います。


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2024年10月30日

この社会は間違っている、だから倒すべき?! 永遠に分かり合えない共産主義 *ニュースがわからない人に《5分で解説》



241030.jpg


ほぼ5分で読める勝共理論
今回は、『共産主義の中心にある「疎外論」』です。


共産主義には政治理論、経済理論、歴史理論、
そして哲学理論があります。

とは言っても、共産主義のこの部分が経済理論、
この部分が政治理論と
はっきり分かれているわけではありません。

例えば、カール・マルクスの著作に
『資本論』という本があります。
これはマルクスが20年以上かけて書いた経済理論です。

マルクスは全4巻にしようと考えていたのですが、
生きている間には1巻しか書けませんでした。

残りはマルクスが死んだ後に、
エンゲルスという友人が編集したものです。

実はこの『資本論』は純粋な経済理論ではありません。
哲学理論をかなり含んでいます。
もちろん政治理論や歴史理論も含んでいます。

このように、共産主義は
さまざまな理論が複雑に絡み合ってできています。

その中でも、中心的な位置にあるのが哲学理論です。
そしてその哲学理論の中でも、
さらに中心的な位置にあるのが「疎外論」なのです。


ところで「疎外」という言葉は、
ちょっと分かりにくい言葉ですね。

普段からこういう硬い言葉を使う人はあまりいないと思います。

「あの人は疎外されている」と言えば、
「のけ者にされている」という意味になります。

この言葉が哲学で使われると、
「人間があるべき本来の姿、人間の本質を
失っている状態」という意味になります。

できるだけ身近な例で説明してみましょう。

とてもおしゃべりが好きな人がいるとします。
しゃべらないと生きていけない、というような人です。
そしてその人に、3日間絶対にしゃべっちゃだめだよ、と言いました。
これはかなりつらいですね。

その人にとっては存在そのものが
否定されているような感じかもしれません。
次元は違いますが、これが疎外です。

 
つまり疎外論では、人間は本来こういう姿である、
という「人間らしさ」あるいは
「人間の本質」の定義をしています。

そして現在の社会は、その「人間らしさ」を
奪う社会なのだと説明しています。

社会制度にちょっと問題があるから
修正しないといけない、ということではなく、
社会が根本的に間違っている、
人間として生きることの意味を奪っている、
だから倒さないといけない、ということになるわけです。

 
では、共産主義は「人間らしさ」を
どう定義しているのか。

あるいは現在の社会がなぜ
その人間らしさを奪っているといえるのか。
ここがポイントになってきます。

そしてここが分かると、やはり共産主義はまずいな、
これが広がれば大変なことになってしまうな、
ということがよく分かると思います。

https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=23077
ほぼ5分で読める勝共理論 15
疎外論@
共産主義の中心にある「疎外論」
(Blessed Lifeより)
再編集 文責:ten1ko2


「現在の社会が、間違っている」
そもそも、そういう発想自体、
敵を外側に作ることになります。

ある意味、永遠に理想社会はできないのではないか、
そのように思わされます。

客観的にみると、
おかしな発想だな、と思うのですがね。。。

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2024年10月24日

少子化問題の真の原因は よく見えない共産主義の本当のこわさ *ニュースがわからない人に《5分で解説》




先回は、共産主義の国々について解説されましたが、
それは、目に見えてこわい現実です。

しかし、私たちの周りには、全然気づかずに
変形した、一見共産主義とはわからない、
危険な思想が浸透しているといいます・・・

広がる行き過ぎた個人主義

日本に行き過ぎた個人主義が広がっています。

結論から言うと、その背後には
共産主義の思想があります。


こちらのグラフをご覧ください。
(以下、画像をタップすると拡大してご覧いただけます)

241024 (4).png▲年齢別未婚率の推移(男性)

241024 (3).png▲年齢別未婚率の推移(女性)


これは総務省の資料で、未婚率、つまり
結婚していない人の割合を示しています。
上が男性で下が女性です。

このうち赤い線が、35歳から39歳の年齢で未婚の人の
割合を示しているのですが、1980年の数値、
グラフの真ん中よりちょっと左の所を見ると、
左側の男性で8.5%、右側の女性で5.5%となっています。

つまり40歳になるまでに結婚していない人は10%以下、
逆に言うと40歳までに
ほとんどの人が結婚していたということになります。

ところが2010年になると、つまりグラフの右端では、
男性の同じ年代の未婚率は35.6%、女性は23.1%です。

男性なら3人に1人、女性なら4人に1人です。
この年齢で独身だと、おそらくは生涯独身、
というかたがほとんどだと思います。


次にこちらのグラフをご覧ください。
これは同じく総務省のデータで、若い世代で
未婚・晩婚が増えている理由を表しています(複数回答、全体・性別)

一番多いのが、
「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」
でした。

ちなみに2番目が「経済的に余裕がないから」です。

241024 (2).png▲若い世代で未婚・晩婚が増えている理由


変化の背景に共産主義思想の影響がある?

若い人たちの間で結婚しない人が増えています。
しかもその理由は経済的な理由ではなく、
言うなれば、「面倒くさい」というものなのです。

皆さんの周りにも「別に結婚する気はないよ」
という人が案外多いかもしれません。
そしてそれが当たり前になっているのかもしれません。

しかしこの状況はここ2、30年で
急激に起きてきた変化なんだ、ということが分かります。


こちらのグラフをご覧ください。

241024.png
▲高齢世代人口の比率


このグラフの赤い線は、65歳以上の高齢者1人を、
現役世代、つまり15歳から64歳の人が
何人で支えるか、というグラフです。

一番左端の1950年では現役世代12.1人が
1人の高齢者を支えていました。

2015年では現役世代の数が2.3人、
2060年には1.3人になる予想です。

自分一人が生きていくのも大変なのに、
自分の他にもう一人の高齢者を養わないといけない。
そんな社会になるというわけです。
これは大変ですね。

 
こうした変化の背景には、
実は共産主義という思想の影響があります。

どんな思想かというと、
「人間の基本単位は個人だ。
家族じゃなくて個人なんだ。
だから結婚しなくてもいい。
むしろ家庭は個人にとって邪魔な存在だ。
だから家族制度なんてなくなったほうがいいんだ」
という考えです。

共産主義思想には、こういった
家族を敵対視する考え方があります。

私たちはこれを「文化共産主義」と呼んでいます。

 
「結婚しないのも自由だ」と言われれば、
確かにそのとおりです。

でもだからといって、「結婚しなくてもいい」
と積極的に教えるべきではないでしょう。

個人は大切です。
でも家族も大切です。
行き過ぎた個人主義は危険です。

ですから、個人主義のどの部分が大事なのか、
そしてどうなると危険なのか、
このことをしっかりと区別しないといけません。

これを克服するためには、
勝共理論のような思想がなければ難しいのです。

日本の少子化問題の解決は
共産主義思想を克服できる
勝共理論にあると言っても過言ではないのです。

ほぼ5分で読める勝共理論 14
共産主義がどれくらい深刻な脅威なのかA
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=22984
(Blessed Lifeより)
再編集 文責:ten1ko2






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