2025年03月07日

田中会長が哀願、拉致監禁だけは、やめてほしい! 《死闘*出版記念大会*3》



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後藤さんの自伝、「死闘」出版記念大会での、
田中会長のメッセージ続きになります。


ある現場では父親が、警察の近い所にあえてマンションを選んだ。

「すると、警察が必ずやってくる、その時に警察は帰って行って
もう頼るとこがなくなる、ショックを受けて諦めるんだ」と
ということを教え込まれてるわけです。

これを聞いて本当に衝撃が走った。

つまり彼らが作り上げたシステムは、
親にさせて、そして絶対に逃れられないってことを覚悟させる。

そうすると最後の手は、1個しかないんです。

それは偽装脱会です。
もう偽装脱会しかない方向に持ってくんです。

偽装脱会となると、今度は何が起きるでしょうか。

親たちでも判断つかないんです、偽装脱会したかどうか。
「もう僕やめるよ」と言った、それで何回も失敗したから。

この子供たちが偽装脱会なのか、あるいは
本当にやめたかを見極められるのは
元教会員か牧師しかいない、となるので
牧師先生の話を聞け、そして元信者たちの話を聞き
彼らが見極める。

最後は多くの反対派のセミナーにも参加したり、あるいは
元信者たちとの集会に参加したり、そして
「元いた教会の仲間の名前をあげろ」

そしてその後は、次に拉致をして脱会させたいと思っている
親たちに話をしなさい、証しをしなさい、証言しなさい。
とどめが、訴訟です。

ここまで行って、やっと「ああやめたんだな」という風に
認定していくという、この壮絶なシステムを
何十年もかけて、彼らは作り上げました。

従って、親子であるというこの1点において
やってきた警察も、それ以上入らない
この、世界から見ても不思議な、日本のこのシステムを
最大活用した、と言ってもいいかもしれません。

でも、私は教団の会長でありながら申し訳ありませんが、
絶対に彼らを許せない罪は、人間として
どうしても切ることはできない、
親子のこの情を最大に活用した(ことです)。

拉致された子供たちは、どこかで親を信じたいんです。
それでも、やっぱり信じたい。

そして、どこかで分かってくれる時があると信じたい。
そして、またこんなことするのは、自分を愛してるからだ
と思うのが、子供です。

この情を、最大利用する。


ですから、4536日、まさに死闘でしょう。

でも、この本を読んでもらったら、
この死闘の意味がもっと違って見えます。

それは何か。
絶対切ることができない、心の拉致監禁が
されているんです、親子の関係の中で。

その苦悩を抱え続けながら戦う、その死闘、心の死闘が
明確に記されています。


おそらく多くの拉致監禁された信徒たちも抱えてるでしょう。

12年5ヶ月、私たちが知っている限りで1番長かった
後藤さんの、この拉致監禁でありますが、
4300名のうち、教団に戻ってきた方は、約3割です。

7割の方はそのまま離教することになりました。
でもその中で、教団を訴えるまで来た方は、ほんの一握りです。

それ以外の方々は、本当に親子の関係を回復してるのか。
今どんな状態でいるのか。
PTSD、閉所恐怖症、人間関係の亀裂…
いろんな問題をどうやって越えていってるか、
むしろそっちの方が心配です。


私は願いたい。
もし本当に子供を取り返したいのだったら
本気で向き合ってほしい。

もし本気で親御さんが向き合ってくれるなら
私が説得してでも帰しますよ。
そして、向き合って、語り合ってほしい。

必要であれば、教会側が説得してあげます。
そのかわり、拉致だけはやめてほしい。
これがある限り、教会に残っても残らなくても
この悲劇はずっと続きます。

こんなことを拉致監禁強制棄教の被害者たちと
向き合って、いつも感じます。

再編集 文責:ten1ko2


「拉致監禁システム」を構築した、
この全貌はいつかマスコミでも、
はっきりとあからさまにされる時が
必ず来ると思います。

戦後最大の犯罪・・・
警察も拉致監禁を容認し、裁判所も裁判において、
この言葉を使いません。

これは、世論が変わるとか、
マスコミで報道されるとか、
そういう動きが必要です。

なので、ブログでも
継続して訴えていきます。

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2025年02月16日

戦後最悪の人権侵害、4300件の悲劇はどうして起こったのか 《死闘*出版記念大会*田中会長2》



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昨日に引き続き、後藤さんの自伝、「死闘」
出版記念大会での、田中会長のメッセージです。

拉致監禁問題の経緯を、わかりやすく
説明してくださっています。


1966年。
この教団が法人格を認められたのは1964年です。
それから1年半後に、もう最初の拉致監禁が始まりました。

出発は1人から。
もちろんこの時は家族からの訴えではなく
まさに異端、異教、この教えが広まってはいけない
という、宗教的な視点から拉致が始まりました。


しかし1968年、文鮮明(ムンソンミョン)総裁は
友好団体、国際勝共連合を立ち上げました。

ここから、時の情勢は変わった、
一挙に共産党が動き始めました。

そして牧師から見ても、共産党から見ても
潰したいと一点においては一致した、そこから
拉致監禁の手法が、共産党も加わり、
共産党系の精神病院に監禁し、
改宗を迫るという事態が始まりました。


それもやっぱりやりすぎると法の手は伸びてくる。

そこから事態はまた急変し、
そして京都府知事戦、国際勝共連合の騒ぎの中で
共産党が負け、そしてスパイ防止法…、
真っ向から対立していた、勝共連合に向かって
牙を向き、共産党勢力は立ち上がってきました。

そして霊感商法、朝日新聞のキャンペーン、
あらゆる手を使いながら、国民の前にアピールを展開し、
最終的には法的問題に持ち込むために、
左翼的思想を背景にした弁護士たちも加わり
みんな同じ目的のために手を結ぶようになってきた。


そこに脱会屋と言われる専門家が加り、
さらに多くの父母たちを、共産党の父母たちが先頭に立って
巻き込みながら、父母の声として全面に立てつつ
この旧統一教会潰しに走ってきた。

ですから、ずっと家庭連合、旧統一教会は
悪者であり続けないと困る、常に悪なる集団でない限り
自分たちの取り組みは正義ではなくなる、いうところから
一貫してこの旧統一教会をあらゆる手で叩き続けました。

朝日新聞がキャンペーンを起こしたこの時から
世の中に広く知れ渡り、そして親御さんたちが
不安になり弁護士を訪ね、そして拉致監禁が
まさに異常なほどに毎日1件、年間300件から
350件拉致監禁がされる ピークを迎えました。


1993年、日本キリスト教団は、1月28日、
声明を発表しました。

「当時は統一教会と言われていた当協会が
消滅するまで、私たちの活動は継続する」
という声明文を発表しました。


まさに怒涛のようなうねりの中で、
この拉致監禁が行われていった。

この流れの中で、数多くの失敗を繰り返しながら
最後に行きついたのは、絶対に法の手が自分たち伸びない手。

それは親がやるしかない、家族がやるしかない
それ以外の脱会やあるいは外部の人間がやれば
必ず法の手が伸びると。

ですから、それからは拉致監禁は、より周到に、
親たち(に)も何年もかけて教育をするようになりました。


その教育の主要ポイントは何か。

「お前が問題だ」と、
「(これは)親子の問題だ」
「親がしっかりしないから、子供はこうなったんだ」
と、この観点を徹底してすり込みます。

親が本当にそう思わない限り、拉致監禁はさせない。
本気で親がそう思ったら、「奴らは命がけでやってくるんだ」と
「だからあんたたちも命をかけろ」と、こう迫ります。

従ってお父さんは、会社を辞め、マンションを借り、
最低半年は覚悟します。

なぜか?
「半年はかかる」と教育されるからです。
半年は親族一同全員が決意して、
拉致監禁に取り組みます。


この親子問題ゆえに、ある現場では
セールスマンがピンポンとやってきた。

「あ、セールスマンだ」と思って、
拉致されていた彼は「拉致されてます!」と叫んだ。
そうしたら親が、「いや、これは親子問題ですから」
と言って帰ってもらった。

でもこのセールスマンは、どうも不信に感じて
近くの警察に伝えた。
警察がやってきたので、親が対応した。

そしてその警察は、「あ、宗教問題ですか。
じゃあ介入しません。家族で会議してください」
と帰ってしまった。


ある現場では、この警察は、「親の言うことを聞け」
と叱って帰って行ってしまった。

とある現場では、「親が一緒にいるのに拉致とは何事だ」
と怒られて、「あなたが長い間この家から離れたんだから
それの分これから親と一緒にいろ」
と叱られて、警察は帰っていった

再編集 文責:ten1ko2



拉致監禁において、
警察が対応する状況は、
田中会長が話しておられる通りです。

私も全く同じ体験をしました。
マンションの5階から、親が寝ている隙に
原理講論を落として、それを拾った人がいました。

ただ、教会の連絡先を書いたのに、
警察に届けてしまったのです。

翌日、刑事が数名やってきました。
「助かった〜」と思ったら、
母が割り込んできて、事情を話すと、
刑事は「両親の話をしっかりと聞くように」
そう言って、すぐに帰ってしまいました。

これが現実です。
日本の警察の対応を知っていただきたいと思います。

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2025年02月15日

なぜ警察が動かなかったのか! 米サミットで大反響の、後藤さん事件(12年5ヵ月監禁) 《死闘*出版記念大会》より田中会長スピーチ



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「人間として扱われなかった…」

拉致監禁・強制棄教の被害者として
ダントツ最長の12年5ヵ月、
そしてその後の裁判などを赤裸々に描いた、
後藤徹代表の自伝が出版されました。

その出版記念大会に招かれ、参加してきました。
田中会長のメッセージより、
最初の部分を紹介します。


皆さん、こんにちは。
本来ならば出版記念なら、パーティーのように
華やかにお迎えするところですが…。

世に出てはならない本が出てきた
と言ってもいいかもしれません。

いわゆる、心の痛い、魂の叫びが、時(とき)を期して、
表に出てきたと言ってもいいかと思います。


先週、アメリカで開催されました、
世界宗教サミットに行かしていただいて
ちょうど私が日本を立つ、その日に
この本が出来上がったものですから
海外の人が先に見ました。

この本を持って私の名刺代わりにお渡しをしました。
もちろん日本語ですから、読むことはできませんが
この写真1枚がどれほどインパクトがあったか。

もう、ホロコーストを彷彿させるような
何なんだこれは、という感じで見入っておりました。

アメリカの国務省にも渡してくることができて
よかったと思います。


今回のサミットの会場の入り口に
ブースが用意されておりまして、
この後藤徹さんのヌードが(会場:笑)、
でっかいパネルで張り出されまして…

2千名も来られてましたので、
来る方、来る方、来られた方々に、
現地の日本人で英語もできる方々が
1人1人に説明しておりました。

私もその場で見ていたら、
「何ですかこれは!」それで、説明すると
「本当にこれが日本で起きてるのか」
「クレイジー」とか叫びながら聞いておられました。

「自分は大学生時代、京都で勉強してたんだ」
この方のように、日本語ができる人も来てましたね。
「私が京都で学んでいた時に、こんなことが
日本で本当に起きていたのか」
と、こんなことも言っておられました。

そして、自殺した人もいる、レイプされた人もいる、
マンションから飛び降り、生涯、不都合な人生を送ってる方もいる。

「なぜ警察が動かないんだ」と、これが最大の疑問です。

これだけのことが起きてなぜ警察が動かない
ここが海外から見つめていて、
この問題の最大の謎であります。


この現状を見ながら、心憂いて
立ち上がってくださった国会議の方もおられました。

2000年4月20日、国会で答弁したこの警察庁長官は、
「たとえ親であり親族であっても、刑法に刑罰に価する
行動があったとするならば、法と証拠に照らし合わせて
必ず裁きを受ける」と(述べられました)。

しかし旧統一教会、家庭連合には、この法の
常識は通用しなかった、それが今日の実態であります。


どうして、警察が動かない?
簡単です。
警察が動かないシステムを作り上げました。

もう58年、たくさん失敗もあったんです、拉致監禁には。
逃げられてしまったことがたくさんある。

(私たち)教団に取ってみたら、「よく帰ってきた」と
こうなるんですけども、(拉致監禁した側の)当人たちから見たら
逃げられた、失敗した…、そんなことの
積み重ねの上で、絶対に逃げられない道を
作り上げてきたと言ってもいいかもしれません。

もっと正確に言うと、自分(脱会屋)に
法の手は伸びてこないというシステムを
作り上げたと言った方がいいかもしれません。

再編集 文責:ten1ko2




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