2023年09月18日

「拉致監禁」問題を考える特別シンポジウム第2弾―家族を破壊しているのは、誰なのか!― 《参加報告》



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「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」のHPに
先日開催されたシンポジウムの内容が掲載されています。


9月10日午後、渋谷区の世界平和統一家庭連合本部において、
「拉致監禁」問題を考える特別シンポジウム
―家族を破壊しているのは、誰なのか!―
が開催され、オンライン配信されました。

主催は、全国拉致監禁・強制改宗被害者の会(後藤徹代表)、
後援は、世界平和統一家庭連合です。

これは8月6日に開催されたシンポジウム
「鈴木エイト氏『宗教ヘイト』発言を糾す」
に続く第2弾です。

 
第1部では、4人の被害者が生々しい証言を発表しました。

後藤代表は、仲の良かった家族関係が、
「第3者の介入」によって壊れていった経緯を述べ、
暴力と恐怖、悪口が横行する監禁場所で
「命よりも大切な信仰が破壊されていく恐怖と絶望感。
その苦しみは言語を絶します」と告白しました。

 
続いて、登壇した元教会員の中島裕美さんは、
拉致監禁されたのは2週間でしたが、
実に34年経った今も拉致監禁が原因の
PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ日々を送っています。

中島さんは「かつて受講したセミナー(ワークショップ)で、
人権とは『安全、安心、自信』と学んだ。
これを奪うのが拉致監禁です」

「家庭連合がどのような団体であったとしても、
それゆえに拉致監禁が正当化されることはない」
と呼びかけました。


内科医の小出浩久さんは「神仏への信仰を侮蔑し、
我は救い主と信じる全国弁連」と題して発表。

全国弁連に所属している平田広志弁護士が監禁場所に来て、
「親族によって作られたこういう環境は違法でない」
と宣言したため、小出さんの親族は
みな安心してしまったといいます。

また、有田芳生氏が
「1年間も閉じ込められてよく耐えていられましたね」
と拉致監禁を容認する発言をしたことや、
脱会カウンセラーの宮村峻氏の指示で、
TBSの「報道特集」に無理やり
出演させられたことなど、
反対派の悪辣な手口を暴露しました。


女性教会員のSさんは、拉致監禁された
夫と一緒に1歳半のかわいい盛りの長女を連れ去られ、
警察庁長官や司法に問題解決を訴えるなどしましたが、
解決につながらず、一時は死も考えました。

Sさんは、娘に宛てた手紙を
スクリーンに映し出し、こう語りました。

「この手紙を直接声に出してこの場で
読むならば当時の心情がフラッシュバックされ
ここに立っている事すら
できなくなってしまうと思います。

そんな私を(この世に)引き留めてくれたのは
お腹に宿っていた小さな命でした。
その命がなったら、今日この場に立っている
私はいなかったかもしれません」

 
第2部では、近藤徳茂・法務局副局長が、
「米国では警察の介入により
この問題が早期終結したが、
日本では反対派が家族を関与させることで
警察を排除した」と指摘。

1999年以降の米国務省報告、
2000年4月の桧田仁衆議院議員(当時)
による国会質疑、
2014年の国連勧告等を経て
この問題が沈静化に向かったと説明しました。


また国際弁護士の中山達樹氏は、
専門家の立場から「拉致監禁」の
不当性と違法性について説明しました。

その中で、中山氏は、日本基督教団、
「霊感弁連(全国弁連)」、脱会屋が連携し、
拉致監禁によって棄教した元信者を
原告とする「青春を返せ」訴訟が
各地で提起されたと述べ、教団から
献金を奪う「拉致監禁ビジネス」の構図に言及。

「提訴が、本人のリハビリの一環という。
卑劣なやり方だ」と批判しました。

その後、発表者によるディスカッション、
質疑応答が行われました。

「拉致監禁」問題を考える特別シンポジウム
―家族を破壊しているのは、誰なのか!―
を開催しました

全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会HP 
<統一教会信者への人権侵害の実態>
再編集 文責:ten1ko2



このシンポジウムに、後藤さんのお誘いがあり、
私も参加させていただきました。

4人の被害者の体験談は、
本当に生々しいものでした。

私自身も体験しているわけですが、
この経験は忘れようにも忘れることはできない。。。
そのように思います。

最後、質疑応答の中で、小出さんが
発言していた内容がとても印象に残りました。
「私たちは、被害者と言われるけれど、
このことを知らない人たちの方が
本当の被害者だと思う」

本当にそうだな、と思いました。
私たちの本当の姿を知らない人たち、
マスコミに踊らされ、間違った情報を刷り込まれ、
家庭連合の真実を知らない人たち、
その人たちこそ、本当の被害者なのです。

そういう意味でも、私たちは、
真実の情報、真実の姿を遍く伝えていく、
使命がある、と思うのです。


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2023年08月09日

私も応援してきました! 緊急シンポジウム「鈴木エイト氏“宗教ヘイト”発言を糾す」 《経緯と報告・後藤徹代表》



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全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会のHPに
代表・後藤徹さんが、先日開催されたシンポジウムの様子、
そこに至るまでの経緯と、後藤さんの心の動きがつづられています。

(シンポジウムは、YouTubeで見ることができます。
下に添付します。)




8月6日シンポジウム ドキュメント「怒涛の1週間」

8月6日のシンポジウム、「鈴木エイト氏
“宗教ヘイト”発言を糾す」は無事に終了いたしました。

ゲストスピーカーの国際弁護士の中山達樹先生、
ノンフィクション作家の福田ますみさん、
そして韓国から急遽来日していただいた拉致監禁被害者のTさん。

また、3日という準備期間で協力して下さった、
全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会および
家庭連合の信徒の皆さま、シンポジウム開催のため、
ご尽力いただいき心から感謝申し上げます。

【怒涛の一週間】

7/30からシンポジウムが行われた
8/6までの一週間は、怒涛の一週間でした。

鈴木エイト氏の「ひきこもり」
「どうでもいい」発言、
そして、その後、彼がTwitter(X)に
書き込んだ一連のツイート。

当会関係者の間で「これは放置できない」
との声が上がり始めた。

「この発言は酷いよ」
「放置できない」
「なにかやろう」

私も気持ちが高ぶり、
「みなさん、近々、家庭連合(旧統一教会)信者、
拉致監禁、脱会強要被害 決起集会?
えーい、もう何でもいいや。
とにかく何かやりましょう!
もう、黙っておれんわ!」
と8/3日の朝にtweet。


国際弁護士の中山達樹弁護士は、
エイト氏の一連の発言を知り
「何かやるべき」と瞬時に反応。

鈴木エイト氏に質問した福田ますみさんも
「やりましょう!」と即断された。

私は急遽、韓国在住の拉致監禁被害者、
女性信徒Tさんに連絡した。
Tさんは、突然の電話にはじめは驚いていた。
しかし、経緯を話すと
「私、行きます!」と決断して下さった。

彼女が被った悲惨極まりない拉致監禁被害。
あの悪夢がまた勃発するかもしれない。
誰よりも拉致監禁、強制棄教の苦しみを知る
Tさんが急遽来日することになった。

「シンポジウムをやろう」
「やるなら早い方がいいよ」

結局、次の日曜日、8/6(日)に行うことが決定。
決まったのが開催日の3日前。

テーマが決まった。
緊急特別シンポジウム 
「鈴木エイト氏“宗教ヘイト”発言を糾す」


【鈴木エイト氏・ヘイトはしない】

やるべきことはあまりにも多い。
手分けをして、方々に手配。

今回は家庭連合の協力無くしては難しい。
会場は本部2階の礼拝堂。
準備には多くの信徒の皆さんが協力して下さった。

それにしても、開催まで3日。
主催者の挨拶、プレゼン、どうするか、何を話すか…

決めたはいいが、血の気が引いた。
何せ、生配信でアーカイブも残る。

決めた日から、緊張のあまり
「おえっ、おえっ」と、えずきが止まらなくなった。

他のスピーカーの皆さんも、たいへんだったようだ。
それはそうだ。
「3日後にプレゼン、お願いします」
こんな無茶ぶりは非常識。

皆さん、それだけをやっているわけではない。
他にも仕事がある。

でも、もうやると決めた。
これは放置できない!
皆さんの思いは一つとなった。


シンポジウム開催にあたり、まず、
私が意識したのは「意趣返しになってはいけない」、ということ。

鈴木エイト氏の発言は到底許すことができない。
彼がTwitter(X)に書き込んだ、
「「拉致監禁だ!強制棄教だ!」
と被害者面でアピールしているだけ」

「『被害者アピール』は取り上げる価値もなく
『どうでもいい』こと」

その発言を放置すれば
新たな拉致監禁を誘発する恐れがある。

何よりも拉致監禁によって
深く傷ついた被害者の心を蹂躙し、
拉致監禁被害者を侮辱し愚弄する発言だ。

しかし、それに対し、憎しみで返してはいけない。
憎悪は新たな憎悪を生む。きりがない。

「鈴木エイト氏・ヘイトはしない」を
関係者の間で共有した。


【鈴木エイト氏の本性が露わに】

今回のシンポジウムで改めて拉致監禁被害の深刻さ、
悲惨さが共有できたと思います。

監禁中に自殺した若き女性信徒
脱会説得者にレイプされて
泣く泣く告訴を取り下げた女性信徒
拉致監禁の後遺症のPTSDで地獄の苦しみを味わった女性

そして、20人もの男に集団で襲撃され、
1年3か月にわたって監禁された韓国在住のTさん。

この拉致監禁、脱会強要という深刻な人権侵害に対し
「被害者面でアピールしているだけ」
「どうでもいいこと」
と言い放つ鈴木エイト氏。

いよいよ彼の本性が
露わになってきているのではないか。

多くの拉致監禁被害者のみなさんも
会場に駆けつけてくださった。

お話を聞くと、皆さん、鈴木エイト氏の
発言に対し、激しく憤りと怒りを表明されていた。

少しでも多くの方に
今回のシンポジウムの映像が届いて欲しい。

二度と悲惨な拉致監禁、
脱会強要の被害者を出ないためにも。

8月6日シンポジウム ドキュメント「怒涛の1週間」
https://kidnapping.jp/news/8%E6%9C%887%E6%97%A5.html
全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会HP
再編集 文責:ten1ko2



緊急特別シンポジウム 鈴木エイト氏「宗教ヘイト」発言を糾す
全国拉致監禁・強制改宗被害者の会


「どうでもいい」
私も拉致監禁、脱会強要の被害者として、
怒りを通り越し、到底理解することはできません。

12年5か月もの間、拉致監禁を受けていた後藤さんを
「引きこもり」と称した鈴木エイト氏。
ジャーナリストから発する言葉ではありませんね。
まぁ、あくまでも「自称」ジャーナリストですが。

私は、後藤さんの旧知の仲でもあり、
連絡をいただき、「参加してくれませんか?」
とお誘いを受けたので、当日、参加させていただきました。

質疑応答の中で、不足ながらに質問をしました。
私達を応援してくださっている
中川弁護士から回答を受けました。

結果的には、マスコミや世論の風向きが変わらない限り、
いくら犯罪にも当てはまるような異常なことをしている
反対牧師たちであったとしても、
刑罰で裁かれることはない、ということです。

ただ、そのシンポジウムに参加していたメディアの方、
その中には、この拉致監禁という事件があったということを
知らない人もいたようで、「今後も関心をもって見ていく」
と感想を述べていたそうです。

とにかく地道に活動を続けることが
重要なのだ、と思いました。

知り合いの関係者は、シンポジウムを視聴して、
当時のことがよみがえり、
もどかしい思いになったとのことです。
被害者の傷は、年月が経っても
簡単に癒えることがありません。

私たちが、活動を継続することを通して、
多くの人に共感してもらうこと、
そして、何よりも私たち自身が
幸福な家庭を築いていくことが一番だと感じます。

もともと後藤さんを応援するために始めたこのブログです。
これからも地道に続けていきたい、と思います。




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2023年04月11日

12年5ヵ月を支えたものとは──後藤徹さんの勝利の秘訣 諳んじていたみ言



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まるで、神様が『愛する息子よ!』
と泣かれながら
私の霊人体を抱きしめてくださっている、
そのような体験を幾度もしました。



先日、ふとしたことで後藤徹さんに
思いを馳せることがありました。

彼の壮絶な拉致監禁による強制改宗の体験と
生還は、私にとっても大きな意味があります。

ということで、今日は、後藤徹さんの
勝利の秘訣を紹介します。

12年5ヶ月もの監禁生活を
支えていたものとは何だったのでしょうか?


私が耐えることができた最大の理由は、
真のお父様のみ言の力があったからです。

真のお父様ほど生涯において多くの迫害を受けてきた
宗教家も、まれでしょう。
その経験も踏まえて語られたみ言には、
迫害に関するものが数多くあります。

私は、一回目の監禁から解放された後、
再び拉致監禁される可能性を考えて
迫害に関するみ言を熱心に学習しました。

さらに、監禁下でみ言に自由に触れることが
できない状況を想定し、
そのみ言を丸暗記して備えました。


さらに、特に苦しいときには
真のお父様の生涯路程を思い起こす努力をしました。

お父様は冤罪で投獄され、
拷問など地獄のような境遇の中でも
自分のことよりもまず神様に思いをはせ、
神様を慰めていかれました。

その結果、お父様は絶体絶命の
厳しい環境の中でも神によって守られ、
幾度も奇跡の生還を果たしてこられました。

私は監禁中、苦しいときほど
このお父様の心情姿勢を手本にしようと務めました。

精神的にも肉体的にも本当につらく、
もう限界だというときには、
あえて自分のことよりも自分を見詰め、
自分以上に苦しんでおられるだろう神様のことを思い、

『神様、どうぞ見ていてください。
私はどんな難しい状況でも決してあなたを裏切りません。
必ず信仰を全うして生還いたします。
どうぞそこで見ていてください』

と祈りを捧げました。

すると、心がぱっと温かくなり、
次第に全身が熱くなり涙が流れてきました。

まるで、神様が『愛する息子よ!』
と泣かれながら私の霊人体を抱きしめてくださっている、
そのような体験を幾度もしました。

そうすると、連日監禁下で
取り囲まれている悪口を言われ、
中傷、罵倒されることによってズタズタになった
私の心の傷が癒されると同時に、
霊的なパワーが私の霊人体に注ぎ込まれるのを感じました。

私はこの神様からの力により、
いつ終わるかもしれない監禁下での闘いに
倒れることなく耐え忍ぶことができたのです」

トゥデイズ・ワールド ジャパン2014年3月号
「精誠の頂」より


み言は私たちの霊的命の根源、霊的命の糧であると感じます。
後藤さんもみ言によって生かされていました。
そんな後藤さんに、神様は寄り添うように
共にいて、力を与えてくださいました。

「父をまず慰めなさい。
このような者は神が抱えて痛哭なさるだろう」
と言われますが、まさしくその通りの証しです。

七死復活されたお父様。
具体的に、死の十字架を越えていかれた
お父様の実体験こそ、どれだけ後藤さんの力になったでしょう。

真の父母の存在自体が、彼の救いになり
そして、神様自らが、直接働かれました。

おぎゃあと生まれた子どもが12歳を越える年月というのは
けして短いものではありません。

後藤さんは、試練の中を、ただただ
父母のみ言と生き様を心の支えにして、
ご父母様が行かれたごとくの道を歩まれました。

ですから、結果として、真のご父母様と、神様が
後藤さんを守られた、といってもいいと思うのです。

父母と神と一緒であったのですから、
「振り返ってみれば、愛だった」
と、きっと感じておられることでしょう。

普段の私たちの信仰生活においても
心がけるべきものであると感じます。




後藤さんがそらんじたみ言

歴史上から見て、
善人たちは常に打たれてきました。
聖人たちも常に打たれてきました。

ただそれだけを見ると
彼らはみな負けたような姿でありました。

しかし、彼らは決して負けたのではありません。
彼らは必ず最後の勝利を
勝ち取るようになっているのです。

これが天の戦法です。
イエス様もそのような戦法をとられたのです。

それゆえに、我々の歩む道は
決して平坦ではありません。
苦痛と受難があふれている道を
我々は歩いていくのです。

平坦な道を歩もうとする者───
そういう人は、天に対しては
反逆者であると考えて間違いありません。


(生涯において何をなすべきか 
1970年9月27日



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