後藤徹さん、控訴審勝訴、おめでとうございます!
昨日は裁判所まで応援に行き、中継にも立ち会って来ましたので、
実際の様子などを報告します。
後藤さんには、法廷に入る前も会って声を掛けましたが、
少し緊張の面持ちでした。
裁判後、中継で皆さんに挨拶した時の後藤さんは、
ご覧頂いたように、信じられないような複雑な表情をされています。
きっと、その後、喜びをかみしめたことでしょう。
12年5ヵ月の監禁から、ようやく解放された時の思いも
言い表せないものであるでしょうが、
そして、今、それがようやく不当な事実であったと
公的に初めて認められて、感無量であることでしょう。
☆
霞ヶ関の東京高裁に午後2時少し前に到着しました。
(昨日まで東京地裁と書きましたが、建物は同じです)
一審の判決の時よりは全体に人数は少なめですが、
被告側よりも、私たち後藤さん側の方が、圧倒的に多い気がしました。
抽選券をもらい、抽選時間まで待ちました。
120人くらいで、40人余りが当選。
ですから3倍くらいの確率です。
私はこういうときは、くじ運が良いようです。
後藤さんの裁判は3回行って、3回とも当たりです。
一方、妻はまたハズレ・・・
裁判の様子を経験してもらおうと思い、
今回は当たり券を家内に譲ることにしました。
ということで妻は、814号法廷へ、
私は門の前で待つことに・・・
ただ、個人的には、応援に駆けつけた人たちと
さまざま交流できる時間を与えられて、それも一つの収穫でした。
20分くらい待ったでしょうか。
前回の一審の判決での時間があまりにも早かったので、
今回は、「少し時間がかかってるな・・・」という印象でした。
裁判長が、主文(判決)を読み上げた後、
わかりやすく解説してくださったということです。
まず、広報局の方が降りてきました。
結果を知らない私たちには、その表情からは何も分かりませんでした。
そのあとに、傍聴していた人たちが出て来て
家内からも「勝訴です。今回は、牧師も対象になったし、
賠償金額もアップしたみたい」
そんなことを聞く中で、後藤さんはじめ、
弁護士の先生、本部のスタッフの方が来られました。
やはり、皆さん喜びを顔に出している雰囲気ではありませんでした。
結果は、後藤さんはじめ、スタッフの皆様の
インタビューを通してようやくハッキリしました。
以下のURLから見ることが出来ます。
こちらの言い分をほとんど受け入れてくれた
金額においては、もちろん満足とはいいませんが、
「80%」(と弁護士の先生が言ってました)の判決だったのです。
前回の判決の時には、
納得のいく内容ではありませんでしたが、
相手の責任を認める判決が出た、という一点は大きく、
「勝訴」という言葉に沸きました。
そして今回は、「勝訴」であることはもちろんのこと、
これまでの「親子問題」だから、という相手側の主張は崩されました。
本人の意思に反し、自由を制限したもので、
「不当といわざるを得ない」と認め、
「事実上の監禁」と判断しての判決であり、
牧師、改宗屋に対しても、被告に指導し、
脱会を勧めたことは明白だと、断罪しました。
ですから、インタビューを見るとわかりますが、
後藤さんや鴨野局長のコメントは、胸を打つものがあり、
私も涙を抑えられなかったのです。
31歳から44歳まで、12年5ヶ月の間、
本当にたった一人で戦ってきた後藤徹さん。
その情景が私にも迫ってきて、こみ上げてきました。
それと同時に、真のお父様が
1945年、キリスト教の基台を全て失って、
40年間の荒野の道のりを歩まれた
その路程が重なってしまって、
もうどうしようもなくなってしまいました。
最後に、教会の公式サイトに寄せられた
後藤さんのコメントを紹介して終わります。
「31歳から44歳までの12年5か月にわたり、
同じ天井と壁を見るだけの毎日でした。
最後の約10年間監禁されていたのは、
表の通りをたくさんの人が行き来する
東京・荻窪のマンションでした。
現在の日本においてこのような事件が実際に起こるとは
最初の頃は信じてもらえませんでしたが、
一審判決を経て、今回、より一層
踏み込んだ判決を得ることができました。
松永、宮村両氏から徹底的に教育され、焚きつけられた結果、
家族は長期間の監禁事件を引き起こしたと考えています。
こうした犯罪が過去50年近くにわたって行われ、
約4300人が被害を受けてきました。
中には、自殺に追い込まれた女性や、
マンション6階から逃げようとして地面に落下し
瀕死の重傷を負った男性もいます。
私の裁判を通して、そのような現実を
一人でも多くの方々に知って欲しいと思います」
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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